買い物に行けないことは、「不便」だけで終わらないことがあります
冷蔵庫を開けても、卵と漬物くらいしかない。
トイレットペーパーは残り少ない。洗剤も切れそう。薬局で買いたいものもある。でも、スーパーまで歩くのがつらい。バス停まで行くのも遠い。タクシーを使うほどでもないと思って、結局、家にあるもので済ませてしまう。
高齢になると、買い物はただの外出ではなくなります。
店まで歩く力、商品を選ぶ力、支払う力、荷物を持って帰る力、冷蔵庫にしまう力。いくつもの動作が重なっています。
ご家族が実家へ行ったとき、冷蔵庫の中に同じ惣菜が何個もあったり、賞味期限切れの食品が増えていたり、菓子パンばかりになっていたりすると、胸がざわつきます。
「ちゃんと食べているのかな」
「買い物に行けないことを隠しているのでは」
「自分が毎週買って届けるしかないのか」
「でも、仕事もあるし、ずっと続けられるだろうか」
こういう悩みは、家族だけで抱えると長く続きません。
買い物に行けない問題は、食事、薬、衛生用品、外出機会、地域とのつながりまで関係します。だから、単に「ネットスーパーを使えばいい」「家族が買っていけばいい」と一つの方法で済ませようとすると、どこかで無理が出ます。
まずは、買い物のどこで止まっているのかを分けます。
店へ行けないのか。荷物を持てないのか。商品を選べないのか。注文方法が分からないのか。受け取りが難しいのか。食べる量が落ちているのか。
止まっている場所が分かると、使うサービスも変わります。
「買い物に行けない理由」を分けると、必要な助けが見えてきます
買い物に行けないと言っても、理由は人によって違います。
足腰の問題だけではありません。交通手段、重い荷物、認知機能、目や耳、支払い方法、注文の難しさ、孤独感まで関係します。
| 困っていること | 生活で起きやすいこと | 合いやすい支援 |
|---|---|---|
| 店まで歩けない | スーパーや薬局へ行く回数が減る | 宅配、移動販売、家族のまとめ買い、タクシー助成、地域交通 |
| 荷物を持てない | 米、水、牛乳、洗剤、紙類を買えない | 生協、ネットスーパー、店舗配達、家族の重い物担当 |
| 商品を選ぶのが疲れる | 同じ食品ばかり買う、栄養が偏る | 配食サービス、冷凍弁当、定番買い物リスト |
| 支払いが不安 | 現金を多く持ち歩く、レジで焦る | 家族同席、電子決済の整理、代引き・口座引き落としの確認 |
| 注文方法が分からない | 宅配を使いたいが申し込めない | 電話注文できる店、家族の代理注文、地域包括への相談 |
| 認知症がある・疑われる | 同じ物を何度も買う、冷蔵庫管理が難しい | 見守り付き配食、訪問介護、家族の定期確認、ケアマネ相談 |
| 食欲が落ちている | 買っても食べない、体重が減る | かかりつけ医、管理栄養士、配食、歯科相談 |
| 外出そのものが減っている | 人と会わない、体力が落ちる | 通いの場、移動販売、買い物同行、地域の見守り |
買い物に行けない高齢者の支援は、「代わりに買う」だけではありません。
本人ができることを残しながら、危ないところ、重いところ、続かないところを外から支える形が現実的です。
全部を家族が引き受ける前に、どの部分だけ助ければ暮らしが回るのかを見てください。
食料・薬・日用品は、切らすと困る順に分けておきます
買い物に行けない状態で一番避けたいのは、「気づいたら必要なものがない」ことです。
特に、食料、薬、衛生用品は、切れてから慌てると本人も家族も困ります。
まずは、毎週必ず必要なものと、月に一度でよいものを分けておくと、買い物の負担が小さくなります。
| 分類 | 例 | 切らさない工夫 |
|---|---|---|
| 毎日必要な食料 | 米、パン、卵、牛乳、豆腐、納豆、野菜、果物 | 週1回の定期補充、宅配、家族のチェックリスト |
| すぐ食べられるもの | 冷凍弁当、レトルト、缶詰、スープ、ヨーグルト | 作れない日の予備として常備する |
| 薬・医療用品 | 処方薬、湿布、目薬、血糖測定用品、お薬手帳 | 通院日と薬の残量を家族や薬局と共有する |
| 衛生用品 | トイレットペーパー、ティッシュ、洗剤、歯磨き用品 | 重い物・かさばる物は宅配や家族担当にする |
| 介護用品 | 紙パンツ、尿取りパッド、使い捨て手袋、清拭用品 | 定期配送やケアマネ相談を検討する |
| 災害時にも必要なもの | 水、非常食、乾電池、カセットボンベ、常備薬 | 普段の買い物支援と一緒に備蓄も見る |
毎回「何を買う?」と聞くと、本人も家族も疲れます。
定番リストを作っておくと、迷いが減ります。
たとえば、「卵、牛乳、豆腐、納豆、バナナ、食パン、冷凍うどん、トイレットペーパー、洗剤」だけでも、毎週の土台になります。
買い物リストは、立派な家計簿でなくて大丈夫です。
冷蔵庫に貼れる一枚で十分です。
宅配・生協・ネットスーパーは便利ですが、本人が使える形にする必要があります
買い物に行けないとき、宅配や生協、ネットスーパーは大きな助けになります。
ただし、申し込みだけしても続かないことがあります。
注文書を書くのが面倒、スマホ操作が難しい、配達時間に出られない、支払い方法が分からない、冷蔵庫に入りきらない。こうした小さなつまずきで、使わなくなることがあります。
| 確認すること | 見る理由 |
|---|---|
| 注文方法 | 電話、注文用紙、アプリ、Webのうち本人が使える方法か |
| 配達エリア | 自宅が対象地域に入っているか |
| 配達日・時間 | 本人が受け取れる時間か、不在時対応があるか |
| 最低注文金額 | 一人暮らしでは注文量が足りない場合があるため |
| 配送料・手数料 | 商品代とは別に毎回かかることがあるため |
| 支払い方法 | 現金、口座振替、カード、代引きなど本人に合うか |
| 冷蔵庫の容量 | まとめ買いしすぎると管理できないため |
| 休止・解約 | 入院、外泊、家族訪問時に止められるか |
| 個人情報・契約 | 高額な定期契約や不要な追加契約になっていないか |
高齢の方が使う場合は、最初から全部を本人に任せず、最初の数回だけ家族が横で一緒に注文すると続きやすくなります。
また、注文する品目を固定するのも手です。
「毎週、牛乳・卵・豆腐・バナナ・パン・冷凍野菜だけは頼む」
このように決めると、買い物が考えごとではなく習慣になります。
便利なサービスも、使い方が複雑すぎると負担になります。サービスの便利さより、本人が続けられる簡単さを優先してください。
移動販売や店舗配達は、地域によってはかなり現実的です
ネットスーパーが使いにくい地域や、スマホ操作が苦手な方には、移動販売や近所のお店の配達が合うことがあります。
農林水産省は、食品アクセス問題について、高齢化や単身世帯の増加、地元小売業の廃業などにより、過疎地域だけでなく都市部でも食料品の購入に不便や苦労を感じる方が増えていると説明しています。また、移動販売、宅配、買物バス、ミニ店舗など、地域での買い物支援事例も紹介しています。
| 地域の買い物支援 | 向いている人 | 確認すること |
|---|---|---|
| 移動販売 | 家の近くまで販売車が来れば買える人 | 曜日、時間、停車場所、品ぞろえ、支払い方法 |
| 店舗の配達 | 近所の店を使い続けたい人 | 配達エリア、配達料、注文方法、最低金額 |
| 買い物バス | 店までの交通手段がない人 | 乗り場、時刻、帰りの便、荷物の量 |
| 地域のミニ店舗 | 近場で少量を買いたい人 | 営業日、品ぞろえ、徒歩で行ける距離か |
| ボランティアの買い物支援 | 注文や運搬だけ手伝ってほしい人 | 対象者、費用、依頼できる範囲、金銭管理のルール |
| 社会福祉協議会の生活支援 | 地域の支援情報をまとめて知りたい人 | 生活支援サービス、ボランティア、登録方法 |
移動販売の良さは、商品を自分で見て選べることです。
これは単なる買い物ではなく、外に出るきっかけ、人と話すきっかけにもなります。
ただし、曜日や時間が限られているため、来る日をカレンダーに書いておくと忘れにくくなります。
買い物代行は助かりますが、お金の扱いを曖昧にしない方が安心です
家族、近所の人、ヘルパー、ボランティアに買い物を頼む場合、必ず出てくるのがお金の扱いです。
「ついでに買ってきて」と気軽に頼める関係でも、回数が増えると、立て替え、レシート、残金、頼んだ物との違いで小さなトラブルになることがあります。
| 決めておきたいこと | 具体例 |
|---|---|
| 買う物 | 買い物メモに商品名・数量を書く |
| 予算 | 今日は3,000円まで、米は別など上限を決める |
| 支払い方法 | 現金を預ける、立て替え、口座振替、サービス経由など |
| レシート | 必ず受け取り、本人か家族が保管する |
| 残金 | その場で確認する。封筒に入れて管理する |
| 買えなかった物 | 代用品を買ってよいか、買わずに帰るか決める |
| 頼めない物 | 酒類、たばこ、高額品、契約が必要な物などを分ける |
高齢の方の買い物支援では、善意で始めたことほど、曖昧になりがちです。
でも、お金のことは「信用しているからこそ、記録する」でよいです。
レシートを残すことは、相手を疑うためではありません。
本人も支援する人も守るためです。
訪問介護の生活援助で買い物を頼める場合があります
要介護認定を受けている方や、生活に支援が必要な方は、訪問介護の生活援助として買い物や調理などが関係する場合があります。
厚生労働省の資料では、訪問介護員等が要介護者等の居宅を訪問し、入浴・排せつ・食事等の介護や、調理・洗濯・掃除等の家事を提供するものとして訪問介護が説明されています。生活援助には、一般的な調理、配下膳、買い物、薬の受け取りなどが含まれる例も示されています。
ただし、介護保険で何でも買ってきてもらえるわけではありません。
| 相談したいこと | 見るポイント |
|---|---|
| 買い物を頼めるか | 本人の生活に必要な範囲か、ケアプランに位置づけられるか |
| 誰の買い物か | 本人以外の家族分は対象外になることがある |
| どの店へ行くか | 近隣の店か、特別に遠い店かで扱いが変わることがある |
| 支払い方法 | 現金管理、レシート、残金確認のルール |
| 薬の受け取り | 薬局との連携や本人確認が必要な場合がある |
| 調理と組み合わせるか | 買った食品を調理まで支援できるか |
| 利用回数 | 毎週使えるか、他のサービスと組み合わせるか |
すでにケアマネジャーがいる場合は、「買い物に行けなくなってきた」とそのまま伝えてください。
まだ介護認定を受けていない場合は、地域包括支援センターに相談できます。
厚生労働省は、地域包括ケアシステムについて、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるため、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する体制を目指すものとしています。買い物の困りごとも、生活支援の入口として相談できます。
冷蔵庫とゴミを見ると、買い物の困りごとが見えてきます
離れて暮らすご家族が心配している場合、本人に「買い物できてる?」と聞いても、「大丈夫」と返ってくることが多いです。
心配をかけたくない。できていないと思われたくない。本人も本当に困りごとに気づいていない。
そういうことがあります。
実家に行ったときは、責めるためではなく、暮らしの変化を見るつもりで、次の場所を見てください。
| 見る場所 | 分かること |
|---|---|
| 冷蔵庫 | 賞味期限切れ、同じ食品の重複、食べ残し、野菜の傷み |
| 冷凍庫 | 古い食品が奥に残っている、冷凍弁当が減っていない |
| 食品棚 | 菓子パン、缶詰、レトルトばかりになっている |
| ゴミ箱 | 弁当容器、惣菜パック、菓子袋、飲料の量 |
| 薬の残り | 薬局へ行けているか、薬が余っていないか |
| 日用品 | トイレットペーパー、洗剤、紙パンツなどが切れそうか |
| 本人の様子 | 痩せた、ふらつく、服がゆるい、元気がない |
見つけた瞬間に、「ちゃんと買ってないじゃない」と言うと、本人は隠すようになることがあります。
第一声は、責めるよりも提案にします。
「重い物だけ、こっちで頼もうか」
「毎週これだけ届くようにしておこうか」
「買い物の日を一緒に決めておこうか」
高齢の方にとって、買い物は自立の一部です。そこを急に奪われるように感じると、反発が出ます。
できている部分は残し、つらい部分だけ支える方が進みやすくなります。
「買い物を減らす」と「外出を減らす」は別に考えます
買い物がつらいなら、宅配や家族のまとめ買いで解決すればよい。
これは半分正解です。
ただ、買い物が外出や会話の機会になっていた方もいます。
スーパーで店員さんと話す。近所の人に会う。商品を見て季節を感じる。歩くことで体を動かす。
買い物を全部宅配にすると、食料は届いても、外に出る理由が減ることがあります。
| 目的 | 減らしてよいこと | 残したいこと |
|---|---|---|
| 重い物を買う | 米、水、洗剤、紙類を自分で運ぶこと | 本人が選びたい食品を少し買うこと |
| 食料を切らさない | 毎回献立を考えて買うこと | 好きな果物やおやつを選ぶ楽しみ |
| 転倒を防ぐ | 雨の日や夕方の無理な外出 | 晴れた日の短い外出 |
| 家族負担を減らす | 毎回家族が全部買うこと | 月1回の一緒の買い物や外食 |
| 孤立を防ぐ | 危険な遠出 | 移動販売、通いの場、近所の店での会話 |
買い物支援は、「本人を家に閉じ込めるための仕組み」ではありません。
必要な物を届けながら、外に出る機会も少し残す。
この両方を考えると、生活のしぼみ方を防ぎやすくなります。
宅配や訪問サービスは、契約と支払いも見ておきます
買い物に困っている高齢者には、宅配、定期便、健康食品、配食、便利サービスなどの勧誘が届くことがあります。
役に立つサービスもありますが、契約内容が分かりにくいものや、不要な定期購入につながるものには注意が必要です。
国民生活センターは、高齢者の消費者被害について、相談が全国の消費生活センター等に多く寄せられているとし、高齢者は「お金」「健康」「孤独」の不安を持つとされ、悪質業者がそれらの不安をあおって親切にして信用させる手口があると注意を呼びかけています。
| 契約前に見ること | 理由 |
|---|---|
| 定期購入か単発購入か | 一度だけのつもりが毎月届くことを防ぐため |
| 最低利用期間 | すぐやめられない契約を避けるため |
| 解約・休止方法 | 入院や外泊時に止められるかを見るため |
| 支払い方法 | 口座振替、カード、代引き、現金の管理を把握するため |
| 追加料金 | 送料、手数料、配達料、容器回収料などを含めて見るため |
| 個人情報の扱い | 電話勧誘や別サービス案内につながらないかを見るため |
| 家族への共有 | 本人だけで契約を抱え込まないようにするため |
便利そうなサービスほど、「今すぐ申し込み」ではなく、料金表と解約方法を先に見てください。
高齢の親御さんが契約する場合は、本人の自尊心を傷つけない形で、家族も一緒に確認する方が安心です。
「だまされるからダメ」ではなく、「続けるものだから、料金と止め方だけ一緒に見よう」と伝えると話しやすくなります。
家族が買い物を支えるなら、「毎回なんとなく」をやめます
ご家族が買い物を届ける場合、最初は善意で始まります。
仕事帰りにスーパーへ寄る。週末に実家へ届ける。重い物だけ買っていく。親御さんも助かります。
ただ、毎回その場で頼まれた物を買う形だと、家族側の負担が膨らみます。
| 決めておくこと | 例 |
|---|---|
| 担当する物 | 家族は米・水・洗剤・紙類だけ担当する |
| 頻度 | 毎週土曜、月2回、通院日と同じ日など |
| 本人が買う物 | パン、果物、おやつなど選ぶ楽しみを残す |
| 費用 | 本人が払う、家族が立て替える、月末にまとめる |
| メモの方法 | 冷蔵庫の紙、家族LINE、電話で前日確認 |
| 限界の合図 | 週2回以上になったら宅配やサービスを入れる |
家族が支えることは悪いことではありません。
でも、家族だけで支え続ける形にすると、誰か一人に負担が寄ります。
買い物は毎週のことです。気合いで続けると、じわじわ疲れます。
家族の支援は、宅配、移動販売、訪問介護、地域の生活支援と組み合わせた方が長続きします。
地域包括支援センターには、買い物のことだけでも相談できます
「買い物に行けないだけで、地域包括支援センターに相談していいのか」と迷う方がいます。
相談して構いません。
買い物は、食事、健康、薬、介護、転倒、認知症、孤立、金銭管理に関わる生活の土台です。
地域包括支援センターや自治体へ相談するときは、困りごとを具体的に伝えると話が進みやすくなります。
| 相談時に伝えること | 言い方の例 |
|---|---|
| 本人の状況 | 80代で一人暮らしです。足腰が弱り、スーパーへ行く回数が減っています |
| 買い物で困っていること | 重い物が買えず、冷蔵庫の中身が少なくなっています |
| 食事の様子 | 菓子パンや惣菜が多く、体重も少し減った気がします |
| 家族の支援状況 | 家族は月2回行けますが、毎週は難しいです |
| 使いたい支援 | 配食、移動販売、買い物代行、訪問介護、自治体サービスを知りたいです |
| 介護認定の有無 | まだ認定はありません/要支援です/要介護認定を受けています |
| 緊急性 | 食料や薬が切れそうです/今すぐではないが今後が心配です |
制度名を知らなくても大丈夫です。
「買い物に行けなくて困っている」と言えば、そこから聞いてもらえます。
本人が相談を嫌がる場合でも、ご家族だけでまず相談できることがあります。
「どう本人に切り出せばよいか」も相談内容の一つです。
今日やることは、いきなり全部を宅配に変えることではありません
買い物に行けない状態を見ると、家族は焦ります。
冷蔵庫が空に近い。日用品が切れそう。親御さんは「大丈夫」と言う。でも、何が大丈夫なのか分からない。
そんなときほど、いきなり全部を変えようとしない方がよいです。
今日できる一歩は、次のうち一つで十分です。
- 冷蔵庫と日用品を見て、切れそうな物を5つだけ書く
- 米・水・洗剤・紙類など、重い物だけ宅配にする
- 毎週買う定番リストを一枚作る
- 近くに移動販売や店舗配達があるか調べる
- 生協・ネットスーパー・配食サービスを1回だけ試す
- 地域包括支援センターへ「買い物に困っている」と電話する
- 介護認定がある場合は、ケアマネジャーに買い物支援を相談する
- 家族が担当する物と、サービスに任せる物を分ける
買い物に行けないことは、本人の努力不足ではありません。
地域の店が遠い。交通手段が少ない。荷物が重い。体力が落ちた。注文方法が難しい。家族が忙しい。いくつもの事情が重なって起きます。
だから、解決も一つではありません。
宅配で重い物を届ける。移動販売で選ぶ楽しみを残す。配食で食事を切らさない。家族は月に数回だけ支える。必要なら訪問介護や地域の生活支援につなぐ。
そうやって、買い物を一つの大きな負担から、いくつかの小さな仕組みに分けていきます。
まずは今日、冷蔵庫を見て「必ず切らしたくない物」を5つだけ書いてください。
その5つが見えれば、次に頼むサービスや家族の動き方が決めやすくなります。
出典・確認先メモ
- 農林水産省「食品アクセス(買物困難者等)問題ポータルサイト」:買物困難者・食品アクセス問題、移動販売、宅配、買物バス、ミニ店舗などの地域支援事例の確認に使用。
- 厚生労働省「地域包括ケアシステム」:高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるための生活支援・介護・予防等の包括的支援体制の確認に使用。
- 厚生労働省「訪問介護の基準・報酬について」:訪問介護、生活援助、調理、買い物等の扱いを考える際の確認に使用。
- 国民生活センター「高齢者の消費者被害」:高齢者が健康・孤独・お金の不安につけこまれやすいこと、契約トラブルへの注意喚起の確認に使用。
- 宅配、配食、移動販売、買い物代行、訪問介護、自治体の買い物支援、社会福祉協議会の生活支援、交通支援などの利用条件・料金・対象者・支払い方法は地域や事業者によって異なります。実際に利用する際は、市区町村、地域包括支援センター、ケアマネジャー、社会福祉協議会、各サービス提供元へ最新情報をご確認ください。


















