相手から返信がない数時間を埋めるため、また鑑定を開いてしまう
「妻とはもう終わっている」「子どものことが落ち着いたら離婚する」と言われている。
会っているときは信じられるのに、帰宅した後は連絡が来ない。週末や連休になると返信が減り、自分だけが待たされているように感じる。
そこで占いを開き、「相手は今も私を愛していますか」「離婚する時期はいつですか」と尋ねます。
良い結果を聞いた直後は落ち着くでしょう。しかし、相手の行動が変わらなければ、数日後にはまた同じことが気になります。
悪い結果が出れば、今度は別の占い師へ聞きたくなる。良い結果が出ても、「本当にそうなのか」を確かめたくなる。
こうして一回数千円の支払いが積み重なります。
誰にも話しにくい関係では、占い師だけが事情を知る相手になりやすいものです。否定せず話を聞いてもらえることに救われる一方、その安心を得るたびに料金が必要になると、苦しさと支払いが結びついてしまいます。
占いを利用したことを責める必要はありません。ただ、次の鑑定で相手の行動が変わるわけではないなら、いったんお金の流れを止める必要があります。
高額かどうかは、他人の金額ではなく生活への影響で決めます
月に一万円なら問題なく、三万円なら高額という一律の線はありません。
収入や家族構成、ほかの支払いによって負担は異なるためです。
見るべきなのは、占い代のために何を後回しにしているかです。
| 現在の状態 | 考え方 | 先に取る行動 |
|---|---|---|
| 決めた予算内で利用し、生活費への影響がない | 利用後に現実の行動を自分で選べるなら、趣味や相談費の範囲として管理する | 一回の上限時間と月額だけ決める |
| 予定より回数が増え、明細を見るのを避けている | 金額を把握できなくなり始めている | 新しい予約を止め、30日分の総額を出す |
| 生活費、貯金、家族のお金を使っている | すでに生活へ影響が出ている | 課金を止め、保存済みの支払い方法を外す |
| カードローン、後払い、借入れで鑑定している | 占い代に加えて利息や返済義務が残る | 借入れと鑑定を止め、借入残高と返済日を確かめる |
| やめると不幸になる、関係が終わると脅されている | 恐怖によって支払いを続けさせられている可能性がある | やり取りを保存し、新しい送金をしない |
家賃、食費、医療費、税金、子どもや親御さんに必要なお金を削っているなら、金額の大小にかかわらず止まる段階です。
高額利用の境目は、「いくら払ったか」だけではなく、「払うために何を犠牲にしたか」です。
まず48時間、答えではなく支払いを止めます
不倫の悩みが強いときに、「もう二度と占いをしない」と決めるのは難しいかもしれません。
そのため、最初は永久にやめるのではなく、48時間だけ新しい支払いを止めます。
- 新しい鑑定を予約しない
- ポイントやコインを購入しない
- 無料鑑定から届く追加メッセージへ返信しない
- 別の占い師へ同じ質問をしない
- 占いサイトやアプリの通知を一時的に切る
すでに請求や契約のトラブルがある場合は、退会や履歴削除を急がないでください。メッセージや料金表示が見られなくなることがあるため、先に記録を残します。
特に問題がなく、単に利用を止めたい場合は、保存されたクレジットカードや自動チャージの設定も見直します。
48時間で恋愛の結論を出す必要はありません。
この時間は、相手と別れるか続けるかを決めるためではなく、占いの言葉がなくても一日を過ごせるかを見るための停止期間です。
直近30日間の占い代は、サイトごとではなく全部を合計します
電話占い、チャット占い、メール鑑定を別々に使っていると、一つひとつの金額は小さく見えます。
クレジットカード、携帯電話料金、電子マネー、銀行振込、後払いの明細を開き、直近30日間を合計してください。
集計するのは、鑑定料だけではありません。
- 一分単位の電話鑑定料
- チャットやメールの送信ポイント
- 通話料、指名料、予約料
- 追加鑑定や特別鑑定
- 祈祷、開運商品、アクセサリーなど
- 占い代を支払うために借りたお金の利息
たとえば、一回三千円の鑑定を月に八回受ければ二万四千円です。別のサイトで一万円、チャットのポイントに八千円使っていれば、月の合計は四万二千円になります。
「一回は高くない」という見方ではなく、一か月にいくら出ていったかを見ます。
明細を開くのが怖い場合も、最初から理由を振り返らなくて構いません。日付と金額だけを拾ってください。
何度聞いても確定しない質問ほど、課金が続きやすくなります
不倫の占いで繰り返されやすいのは、本人へ確かめにくい質問です。
- 相手は本当に自分を愛しているか
- 配偶者とはどのような関係か
- いつ離婚するか
- 自分と結婚する未来があるか
- 今連絡しても嫌われないか
これらは、鑑定結果を聞いても、相手の実際の行動がなければ確かめられません。
「三か月後に動きがある」と言われれば三か月待つ。その時期に何も起きなければ、「運気がずれた理由」を聞くために、もう一度鑑定を受ける。
質問の構造そのものが、次の支払いを生みやすいのです。
占いを使うなら、答えを相手の未来から自分の判断へ戻します。
「相手はいつ離婚しますか」
ではなく、次のように聞き換えます。
「私は、期限のない約束をいつまで待てるのでしょうか」
「相手を信じたい気持ちと、現状に納得できない気持ちのどちらを抑えているのでしょうか」
「この関係を続けるなら、自分が受け入れられない条件は何でしょうか」
この質問なら、相手の気持ちが読めなくても、自分で考えを進められます。
相手の言葉・実際の行動・自分の期待を分けます
占いを受ける前に、三つの事実を分けてください。
相手が実際に言ったこと:「子どもが成人したら離婚を考える」
相手が実際にしたこと:離婚の話を配偶者へしたとは確認できない。休日は家族と過ごしている
自分が期待していること:来年には離婚し、自分と暮らし始める
期待することが悪いわけではありません。
ただし、相手の言葉と自分の期待を同じものとして扱うと、状況が動いていないことに気づきにくくなります。
占いで「本心ではあなたを選んでいる」と言われても、現実の約束や行動が増えたわけではありません。
次に見るのは、鑑定結果ではなく、相手が何を約束し、その後何をしたかです。
鑑定後すぐに相手を問い詰めたり、関係を暴露したりしません
占いで「相手は嘘をついている」「配偶者とはすでに冷え切っている」と言われると、答え合わせをしたくなることがあります。
相手へ長いメッセージを送り、離婚する気があるのか迫る。配偶者や職場へ連絡しようとする。自宅を見に行く。
鑑定直後は、聞いた内容に合う証拠を探しやすい状態です。
その日は、次の行動を保留にしてください。
- 相手へ連続してメッセージを送る
- 配偶者、子ども、勤務先へ連絡する
- 相手のスマートフォンやアカウントへ無断で入る
- 自宅や勤務先で待つ
- 別れ、結婚、金銭援助をその場で迫る
翌日も話す必要があると感じたら、占いの内容ではなく、現実の約束から伝えます。
「占いで嘘だと言われた」
ではなく、次のように聞きます。
「昨年、春までに今後を決めると言っていたけれど、現在どう考えているか聞きたい。決められない場合も、そのことを正直に教えてほしい」
離婚や慰謝料は、占いの結果では決まりません
不倫関係では、相手や自分に配偶者がいること、肉体関係の有無、婚姻関係の状態などによって、法的な問題が生じる可能性があります。
慰謝料を請求されるか、いくらになるか、離婚した場合に何が起きるかは、個別の事情によって異なります。
占い師から、「相手の夫婦関係はすでに終わっているから問題ない」「慰謝料は発生しない」と言われても、法的な判断にはなりません。
反対に、「必ず多額の慰謝料を取られる」と言われても、鑑定だけで金額が決まるわけではありません。
現実の選択肢を知りたい場合は、法律相談などで、次の事実を伝えます。
- 自分と相手の婚姻状況
- 関係が始まった時期
- 相手から婚姻関係について何と説明されていたか
- 相手の配偶者から連絡や請求が来ているか
- 書面、メール、内容証明などを受け取ったか
最初の一言は、次の程度で構いません。
「不倫関係について、相手の配偶者から請求を受ける可能性と、今してはいけないことを知りたいです。まだ訴訟や契約を依頼すると決めたわけではありません」
相談したからといって、直ちに裁判や相手への連絡が始まるわけではありません。まず自分の状況で何を確かめるべきかを知るために利用できます。
「あと一回で未来が動く」と言われたら、鑑定を終えます
高額利用につながりやすいのは、答えを少しずつ先送りされる場合です。
- あと一回鑑定すれば相手の本心が見える
- 重要な時期なので毎日波動を確認する必要がある
- 今やめると二人の縁が切れる
- ほかの人へ相談すると運気が乱れる
- 特別祈祷を受ければ離婚が早まる
- 高額な開運商品が二人の縁を守る
これらの言葉で支払いを続ける必要はありません。
「追加の鑑定と購入はしません。今後の案内も停止してください」
理由を説明し続けなくても、この一文で終えられます。
国民生活センターは、占い師や鑑定士を名乗る相手からやり取りを引き延ばされ、「最後まで受けないと不幸になる」などと引き止められ、高額な費用になるトラブルを注意喚起しています。
すでに生活費や借入れを使っているなら、恋愛より返済を先に扱います
占い代のためにカードローンを使った。リボ払いの残高が増えた。家族に隠している支払いがある。
この状態では、次の鑑定で関係の答えを得るより、支払いの増加を止めることが先です。
次の数字を一か所に集めてください。
- 占いへ支払った総額
- 現在のカード残高と借入残高
- 毎月の返済額
- 次の返済日
- 生活費として残っている金額
今月の返済を別の借入れで払おうとしている場合は、新しい借入先を探さず、現在の借入先や多重債務の相談窓口へ連絡します。
「占いの支払いが重なり、今月の返済を別の借入れで払おうとしています。新しく借りる前に取れる方法を知りたいです」
金融庁は、全国の財務局などにある多重債務相談窓口や、法テラス、弁護士会などの相談先を案内しています。連絡した時点で、直ちに債務整理の手続きが始まるわけではありません。
家族に明細を見られたときは、恋愛の説明より支出を止めます
配偶者やご家族に、占いサイトのカード明細を見られることがあります。
不倫の内容まで知られるのではないかと焦り、明細を削除したり、別のカードで支払いを続けたりしたくなるかもしれません。
その場で関係のすべてを説明する準備がなくても、支出については話せます。
「すぐに全部を話す準備はできていない。ただ、占いへの支払いが増えていることは事実なので、今日は新しい課金を止め、金額を一緒に見たい」
家族も、驚きや怒りから強い言葉になることがあります。
話が恋愛の責任追及へ広がったら、その日の議題を支払いに戻します。
「関係のことは別に話す必要がある。今日はカード残高と来月の支払いだけ確認したい」
暴力や強い威圧が予想される場合は、二人きりで明細を見せたり、関係を打ち明けたりしないでください。安全な場所や第三者を先に確保します。
眠れないほど相手の連絡を待っているなら、占い以外の支えも使います
通知が鳴るたびに相手かと思う。夜中まで既読を見続ける。仕事中も占いの結果を検索してしまう。
数日たっても眠れない、食べられない、仕事や家事を続けられない状態なら、占いを減らすだけでは苦しさが残ることがあります。
医療機関や心の相談窓口には、不倫の詳細を最初からすべて話さなくても構いません。
「人間関係の悩みで、二週間ほど眠れず、何度も有料相談を利用しています。生活を戻す方法を考えたいです」
このように、睡眠、食事、支出、日常生活への影響から伝えられます。
自分を傷つけそう、相手や家族へ危害を加えそう、暴力を受けているなど、今すぐ安全に関わる状態では、占いの予約や返事を待たず110番・119番などを優先してください。
今夜は鑑定を開かず、30日分の合計額だけ出します
まず、占いアプリやサイトからの通知を明日の朝まで止めてください。
次に、カード明細、携帯電話料金、電子マネーの履歴を開き、直近30日間の占い関連の支払いへ印を付けます。
今日は、その合計額を出すところまでで構いません。
相手との未来を決める必要も、家族へすべて話す必要もありません。
合計額を見た後、次の一文をメモしてください。
「この金額をもう一か月払っても、生活費と返済に影響しないか」
答えが「分からない」または「影響する」なら、新しい鑑定は予約しません。
相手の気持ちを知りたい思いが消えなくても、支払いを一晩止めることはできます。今夜は恋愛の結論ではなく、自分の生活からこれ以上お金が出ていかない状態を作るところまで進めば十分です。
















