好きだった煮物まで残すと、「何か悪い病気では」と心配になります
以前は食卓へ出すと喜んでいた料理を、親が箸で少し動かしただけで残す。
「今日はおなかが空いていない」
そう言って席を立つ姿を見ると、家族は落ち着きません。
翌日は食べやすそうなうどんを用意する。それも半分以上残す。果物を勧めても、「あとで食べる」と冷蔵庫へ戻します。
「このまま弱ってしまうのでは」
「もっと栄養のある物を食べさせなければ」
「病院へ連れて行くほどなのか分からない」
「何度言っても食べないので、つい強い口調になってしまう」
離れて暮らしている場合は、電話で「ちゃんと食べている」と言われても、本当の量が分からないことがあります。
冷蔵庫には食品が入っているのに、前回訪ねたときとほとんど減っていない。賞味期限の切れた総菜が残っている。以前より服がゆるく見える。
そんな変化に気づき、「自分がもっと早く見ていれば」と責任を感じる方もいるでしょう。
ただ、食欲が落ちる理由は一つではありません。
食べたくないのか、食べたいけれど噛めないのか、飲み込むのが怖いのか。買い物や調理がつらいのか、薬や体調の変化が関係しているのか。
料理を増やす前に、「食べられない場所」を探すことが必要です。
「食欲がない」と「食べにくい」は、似ていても対処が違います
| 親の様子 | 考えたいこと | 家族が見られる場面 |
|---|---|---|
| 食卓についても手を付けない | 吐き気、発熱、便秘、痛み、気分の落ち込みなど | 食事以外の体調や一日の過ごし方 |
| 硬い物だけ残す | 歯の痛み、義歯のずれ、噛む力の低下 | 肉、野菜、せんべいなど特定の物を避けていないか |
| 食事中にむせる | 飲み込みにくさ | 水分、汁物、錠剤でせき込まないか |
| 食べ始めるが途中で疲れる | 体力低下、呼吸の苦しさ、食事姿勢、飲み込み | 食事時間が以前より長くなっていないか |
| 自分で用意すると食べない | 買い物、調理、後片付けの負担 | 誰かと食べる日には量が増えるか |
| 味がしないと言う | 口の乾燥、薬、体調、味覚や嗅覚の変化 | 味付けを濃くする前に口や薬の変化を見る |
| 食べたことを忘れている | 記憶や生活リズムの変化 | 食事の痕跡、配膳、冷蔵庫の減り方 |
高齢者の食欲低下には、歯や義歯の問題、噛む・飲み込む機能の低下、薬の影響、病気、精神的なストレス、独居による欠食など、複数の要因が関係します。年齢だけを理由に片づけず、食事の前後で何が起きているかを見る必要があります。
今日と昨日の量だけでなく、「いつから減ったか」をたどります
一食を残しただけなら、前の食事が遅かった、暑さで食べにくかったなど、一時的なこともあります。
家族が知りたいのは、食欲が落ちた日が一日あったかではなく、普段と違う状態が続いているかです。
| 見る期間 | 確かめること |
|---|---|
| 今日 | 水分、発熱、吐き気、痛み、呼びかけへの反応 |
| ここ三日 | 食事量、尿、便、むせ、服薬、外出や活動量 |
| ここ一か月 | 体重、服のゆるみ、歩く速さ、疲れやすさ |
| ここ半年 | 体重減少、病気、入院、薬、生活環境の変化 |
体重を毎日量る必要はありませんが、食欲低下が続いているときは、同じ体重計で週一回程度記録すると変化を伝えやすくなります。
厚生労働省の高齢者向け低栄養予防資料では、六か月間で二〜三キログラムの体重減少がある場合を、低栄養のリスクに気づく目安の一つとして挙げています。理由の分からない減量や体調不良がある場合は、医療機関への相談が勧められています。
以前の体重が分からない場合は、ベルトの穴、服のゆるみ、頬や腕の変化も一緒に伝えられます。
食事量より先に、水分が取れているかを見ます
食欲が落ちると、食事に含まれる水分も減ります。
本人が「水は飲んでいる」と言っても、コップ一杯を一日かけて少しずつ飲んでいるだけかもしれません。
- 朝から何をどのくらい飲んだか
- 水やお茶を自分で取りに行けるか
- 口の中や舌が乾いていないか
- 尿の回数や量が普段より減っていないか
- 立ち上がったときにふらつかないか
- いつもより反応が鈍く、ぐったりしていないか
高齢者は喉の渇きを感じにくく、食事量の低下によって食事から取る水分も減るため、脱水に気づきにくいことがあります。口の乾燥、脱力、立ちくらみ、元気のなさ、反応の鈍さなどが重なる場合は注意が必要です。
「むせるから食べない」場合は、好物を増やすだけでは解決しません
親が食事を残していても、本人は「食欲がない」としか言わないことがあります。
実際には、一口飲み込むたびにせき込む、喉へ残る感じがする、食べると疲れるため、食卓を早く離れたくなっている場合があります。
- 水、お茶、汁物でむせる
- 食事中や食後にせき込む
- 飲み込んだあとに声が濁る、喉がゴロゴロする
- 口の中に食べ物が残る
- 一食に長い時間がかかる
- 錠剤を飲みにくそうにする
- 食後に疲れ切った様子になる
- 発熱や肺炎を繰り返している
これらは、噛む・飲み込む機能を確かめたい変化です。飲み込みにくさは低栄養や脱水だけでなく、窒息や誤嚥性肺炎につながる可能性もあります。
むせるからと、家族の判断だけで食べ物を極端に細かくしたり、飲み物へ市販のとろみを大量に付けたりするのは避けます。
本人に合わない硬さや粘りでは、かえって食べにくくなることがあります。
まず、何を食べたときにむせるかを記録し、かかりつけ医、歯科医、訪問看護師、言語聴覚士などへ伝えてください。
歯や入れ歯の痛みは、本人から言い出さないことがあります
歯が痛い、義歯が当たる、口内炎がしみる。
本人は「歯医者へ行くほどではない」「年だから仕方ない」と我慢し、食べやすい物だけ選ぶことがあります。
| 食べ方の変化 | 口の中で見たいこと |
|---|---|
| 肉や生野菜を残す | 噛むと痛い歯、義歯のずれ |
| 片側だけで噛む | 反対側の歯や歯ぐきの痛み |
| 熱い物や酸っぱい物を避ける | 口内炎、傷、乾燥 |
| 食べ物を口からこぼす | 唇や舌の動かしにくさ |
| 味がしないと言う | 舌の汚れ、口の乾き、義歯の手入れ |
口の機能が低下すると、肉、魚、野菜などを避け、柔らかい炭水化物へ食事が偏りやすくなります。歯科では歯や義歯だけでなく、噛む力、舌、唾液、飲み込みなどを評価できる場合があります。
「食欲がないそうです」とだけ伝えず、「硬い肉だけ残す」「入れ歯を外している時間が増えた」と具体的に話してください。
薬が増えた時期と、食べなくなった時期を並べます
高齢の親は、複数の医療機関から薬を処方されていることがあります。
新しい薬が始まったあと、吐き気、口の乾き、便秘、眠気などが出て、食事量が落ちている可能性もあります。
厚生労働省の高齢者向け医薬品適正使用の指針でも、薬の有害事象として食欲低下、便秘、抑うつ、認知機能低下などが起こることがあるとされています。
| 記録すること | 例 |
|---|---|
| 新しく始まった薬 | 血圧の薬が先週一種類増えた |
| 量が変わった薬 | 睡眠薬が半錠から一錠になった |
| 食欲低下が始まった時期 | 変更から三日後ごろ |
| 一緒に出た変化 | 眠気、便秘、吐き気、口の乾き |
| 複数の処方先 | 内科、整形外科、心療内科 |
薬が原因かもしれないと思っても、家族の判断で急に中止したり、量を減らしたりしないでください。
処方した医療機関か、普段利用する薬局へ、薬の一覧と食欲低下の時期を伝えます。
市販薬、漢方薬、健康食品も使っている場合は、一緒に伝えてください。
便秘や痛み、息苦しさが食卓から遠ざけている場合があります
食欲の話をすると、胃腸だけを考えがちです。
しかし、腰や膝が痛くて食卓へ座れない、息苦しくて食べ続けられない、便秘でおなかが張るなど、別の症状が食事量へ影響することがあります。
- 発熱、せき、息苦しさ
- 吐き気、嘔吐、腹痛
- 下痢や便秘
- 口、歯、喉の痛み
- 腰、膝、背中などの強い痛み
- むくみ
- 強いだるさ
- 排尿時の痛みや尿量の変化
親が「食べたくない」と言ったときは、「何なら食べられる?」だけでなく、「どこか痛い?」「息が苦しい?」「便は出ている?」と一つずつ聞きます。
複数の質問を一度にすると、本人が面倒になり「何もない」と答えることがあります。
配偶者との死別や一人きりの食卓で、食べる意味が薄れることもあります
体に明らかな症状がなくても、生活の変化から食欲が落ちる場合があります。
配偶者を亡くした。一緒に食べていた友人が入院した。外出が減り、曜日の感覚が薄くなった。
一人分を作る気になれず、朝は菓子パン、昼は食べず、夜はお茶漬けだけという日が続くこともあります。
| 家族が気づく変化 | 声のかけ方 |
|---|---|
| 好きだった物にも反応しない | 「何を食べたい?」ではなく「朝は何を口にした?」と聞く |
| 一日中横になっている | 眠り、だるさ、痛み、気持ちの落ち込みを分けて聞く |
| 人と会わなくなった | 大勢の場ではなく、短い食事やお茶へ誘う |
| 調理をしなくなった | 作ることを求めず、食べやすい一食を一緒に用意する |
| 死別後から食事量が落ちた | 無理に元気づけず、食事と気持ちの変化を医師へ伝える |
「寂しいから食べない」と決めつけるのも、「気の持ちよう」と励ますのも避けます。
気分の落ち込みに加えて、不眠、何も楽しめない、身の回りのことができない状態が続く場合は、身体の受診と合わせて医療機関へ伝えてください。
認知機能の変化では、「食べない」と「食べ方が分からない」が混ざります
認知症がある方や物忘れが増えた方では、食欲そのものとは別の理由で食事量が減ることがあります。
- 食事が出ていることに気づかない
- 箸やスプーンの使い方で止まる
- 皿の料理を食べ物として認識しにくい
- 食べた直後なのに、食べていないと言う
- 周囲の音や動きが気になり、食事へ集中できない
- 食事時間になる前に眠ってしまう
- 一度に多く並ぶと、どれから食べるか分からない
この場合、「食べなさい」と繰り返すより、皿を一つずつ出す、使い慣れた食器にする、静かな席へ移すなど、食卓の環境を変える方法があります。
急に食べ方が変わった、ぼんやりしている、会話がかみ合わないなど、普段と違う変化があるときは、認知症の進行と決めつけず医療機関へ伝えてください。
食べてもらおうとして、皿を山盛りにしないようにします
家族は、少しでも多く食べてほしくて、好物を何品も並べたくなります。
しかし、食欲が落ちているときに大きな皿を見ると、それだけで「食べ切れない」と感じることがあります。
| 負担になりやすい出し方 | 試しやすい出し方 |
|---|---|
| 一度に三品以上を山盛りにする | 小さな器で一品ずつ出す |
| 三食で必要量を取らせようとする | 食事と間食に分ける |
| 硬い肉や大きな野菜をそのまま出す | 噛みやすさに合わせて切り方や調理法を変える |
| 冷めた料理を置いたままにする | 香りや温度が感じられる量だけ出す |
| 本人の食べたい時間を無視する | 食欲がある時間帯に少し多めに取る |
| 「全部食べて」と見守り続ける | 一緒に食べ、残しても責めない |
食べられる量が少ない日は、卵、豆腐、魚、肉、乳製品などを、本人が食べやすい形で少量加える方法があります。
ただし、腎臓病、心臓病、糖尿病、嚥下障害、食事制限などがある方は、一般的な栄養の勧め方が合わない場合があります。栄養補助食品や飲料を継続して使う前に、かかりつけ医や管理栄養士へ相談してください。
「一口だけでも」と迫るほど、食卓がつらい場所になることがあります
親が食べない姿を見ると、家族は不安から強く勧めてしまいます。
| 避けたい言い方 | 聞きやすい言い方 |
|---|---|
| 「これくらい食べないと倒れるよ」 | 「食べると痛いところや、むせる物はある?」 |
| 「せっかく作ったのに」 | 「今日はどのくらいなら入りそう?」 |
| 「好きな物まで食べないなんておかしい」 | 「味やにおいが前と違って感じる?」 |
| 「食べたと言うけれど、本当?」 | 「今日は朝から何を口にしたか一緒に書こう」 |
| 「病院へ行かないとだめ」 | 「食べにくい理由を確かめるために、結果だけ聞きに行かない?」 |
食事のたびに説得されると、本人は食卓へ来ること自体を避ける場合があります。
完食を目標にせず、食べにくさを一つ聞き取る時間へ変えます。
三日分の記録があると、受診時の説明が具体的になります
医療機関へ行っても、「最近あまり食べません」だけでは、いつからどの程度減ったかが伝わりにくいことがあります。
| 記録する項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 食事量 | 朝はヨーグルト半分、昼はうどん三口、夜はなし |
| 水分 | 湯のみ三杯程度 |
| 体重 | 一か月前52kg、現在49.5kg |
| むせ・口の状態 | お茶で二回むせた、右の入れ歯を外している |
| 尿・便 | 尿が少ない、便は四日出ていない |
| 体調 | 微熱、だるさ、腹痛はなし |
| 薬 | 一週間前から新しい薬が一種類増えた |
| 生活の変化 | 友人の入院後から外出しなくなった |
食べた物を毎回細かく計量する必要はありません。
普段の半分、茶わん三分の一、スプーン五口など、家族が続けられる書き方で十分です。
受診先は、原因を一つに決めず選びます
| 目立つ変化 | 最初に伝えやすい場所 |
|---|---|
| 食欲低下、体重減少、だるさなど全身の変化 | かかりつけ医、内科 |
| 歯の痛み、義歯、口内炎、噛みにくさ | 歯科 |
| むせ、飲み込みにくさ、食後の声の変化 | かかりつけ医から嚥下評価に対応する医療職へつないでもらう |
| 薬が増えてから食べなくなった | 処方した医療機関、かかりつけ薬局 |
| 一人暮らしで調理や買い物ができない | 地域包括支援センター、ケアマネジャー |
| 気持ちの落ち込みや不眠も続く | かかりつけ医へ心身両方の変化を伝える |
何科へ行けばよいか迷う場合は、普段の状態を知るかかりつけ医へ、食欲、体重、口、飲み込み、薬の記録をまとめて持参します。
すでに介護サービスを利用している方は、ケアマネジャー、訪問看護師、デイサービスの職員から、食事量や体重の変化を聞けることもあります。
予約の電話では、「食欲がない」だけで終わらせません
次のように伝えると、医療機関側も状況を判断しやすくなります。
「82歳の母です。五日ほど前から食事が普段の三分の一になり、水分も湯のみ三杯程度です。一か月で体重が二キロ減り、お茶を飲むとむせることがあります。昨日から少し元気がありません。今日受診すべきか、予約できる時間を教えてください」
電話では、次の内容を手元に置きます。
- 年齢
- 食欲が落ちた時期
- 現在の食事量と水分量
- 体重の変化
- むせ、発熱、嘔吐、痛みなどの有無
- 持病と薬
- 自分で歩いて受診できるか
本人が電話を嫌がる場合も、家族から医療機関へ一般的な受診方法を尋ねることはできます。
ただし、診断や処方の変更には、本人の診察や個別の確認が必要です。
遠方の家族は、電話の「食べたよ」だけで判断しないようにします
離れて暮らす親は、子どもを心配させたくなくて、「ちゃんと食べている」と答えることがあります。
問い詰める代わりに、具体的な場面を聞きます。
- 「今日の朝は、何を食べた?」
- 「冷蔵庫にある物で、明日食べられそうなのは何?」
- 「お茶は今、手の届く所にある?」
- 「入れ歯を着けると痛くない?」
- 「最近、ズボンがゆるくなっていない?」
訪ねられる家族がいる場合は、次の場所を見ます。
- 冷蔵庫の食品が減っているか
- 同じ食品が大量に残っていないか
- ごみ箱に食事の容器があるか
- 薬が余っていないか
- 体重計を使える状態か
- 台所や食卓まで安全に移動できるか
買い物、調理、配膳が難しくなっているなら、食事内容だけの問題ではありません。
地域包括支援センターへ「食欲はあるようだが、自分で食事を用意できていない」と伝えると、配食、買い物、介護予防、介護認定など地域の状況に合う方法を検討してもらえます。
配食サービスは、食事を届ければ終わりとは限りません
一人暮らしの親へ配食を頼むことは、食事を用意する負担を減らす一つの方法です。
ただし、届いた弁当を受け取っても食べていない場合や、量・硬さが合わず残している場合があります。
| 申し込む前に見ること | 聞きたい内容 |
|---|---|
| 食事の硬さ | 本人が噛み、飲み込める形か |
| 量 | 少量対応や主食量の変更があるか |
| 受け取り | 本人が玄関まで出られるか |
| 安否への対応 | 応答がないとき、誰へ連絡するか |
| 保存と温め | 本人が表示を理解し、安全に温められるか |
| 費用 | 一食の料金、配送料、休止や解約方法 |
本人が気に入らない弁当を毎日残しているなら、契約を増やすより、食べられる理由・食べられない理由を見直します。
次の変化があるときは、様子を見る期間を長くしないでください
- 水分をほとんど取れない
- 呼びかけへの反応が鈍い、いつもと様子が違う
- 繰り返し吐く、激しい下痢がある
- 息苦しさや胸の痛みがある
- 食べ物を詰まらせた、呼吸ができない
- 高い熱や強いだるさがある
- 短期間に食事量が大きく減った
- むせ込みが増え、発熱やせきも出ている
- 急速に体重が落ちている
- 食べないだけでなく、歩けない、起き上がれない
緊急性が疑われる場合は、かかりつけ医の予約日まで待たず、医療機関や救急相談へ連絡してください。
食欲低下だけに見えても、高齢者では体調の悪化が「元気がない」「食べない」という形で現れることがあります。
今日することは、栄養のある献立を何品も作ることではありません
親が食べないと、家族は買い物へ走り、好物や栄養補助食品を並べたくなります。
けれど、原因が口の痛みやむせ、薬、便秘、感染症にあるなら、食べ物の種類を増やすだけでは進みません。
今日は、紙へ次の五つだけ書いてください。
- いつから食事量が減ったか
- 今日は何をどのくらい食べ、飲んだか
- 最近の体重
- むせ、痛み、発熱、便秘などがあるか
- 新しく始まった薬や生活の変化
そして、食卓ではこう聞きます。
「食べてほしいから聞くのではなく、食べにくい理由を知りたい。噛むと痛い、飲み込みにくい、気持ちが悪いの中で、近いものはある?」
一度で答えが出なくても構いません。
水分が取れていて、急な体調変化がないなら、少量を分けて出しながら記録します。
急な変化がある、体重が減っている、数日続いている場合は、その記録を持ってかかりつけ医へ連絡してください。
食べられない親を責めないことと、食べない状態を放置しないことは両立できます。
完食させることを今日の目標にせず、「なぜ食べにくいのかを一つ見つける」ところから始めてください。
出典・確認先メモ
- 厚生労働省「高齢者の低栄養予防」:高齢者の食欲低下、体重減少、口腔機能、薬、孤食などの要因を確認できます。
- 厚生労働省「おいしく食べて低栄養予防!」:体重減少、欠食、噛みにくさなどのチェック項目を確認できます。
- 厚生労働省「口腔機能の健康への影響」:歯、舌、唾液、噛む・飲み込む機能と栄養の関係を確認できます。
- 長寿科学振興財団「摂食・嚥下障害の評価」:食事中のむせ、飲み込みにくさ、食後の声の変化などを確認できます。
- 厚生労働省「高齢者の医薬品適正使用の指針」:高齢者に起こり得る薬の有害事象や服薬上の注意を確認できます。
- 総務省消防庁「全国版救急受診アプリ Q助」:症状に応じた緊急度や受診手段を調べる際の確認先です。
- 食欲低下の原因、必要な検査、食事形態、水分・栄養の取り方は、持病や服薬、飲み込みの状態によって異なります。急な変化や生活への影響がある場合は、医療機関へ個別にご確認ください。













