相談室へ入ったものの、何から聞けばよいか分からなくなる
親が入院し、医師から「今後について、ご家族でも考えておいてください」と言われた。
まだ亡くなったわけではないのに葬儀社へ連絡することへ、後ろめたさがあります。
それでも、もしものときに何も決まっていない方が困ると思い、事前相談を予約する。
相談室では、家族葬、一日葬、火葬式などのパンフレットを見せられます。しかし、聞き慣れない言葉と金額が次々に出てきて、頭へ入ってきません。
「何人くらい呼びますか」
「祭壇はどの程度にしますか」
「会員登録はされますか」
こちらは、親族へどこまで知らせるかも、寺へ連絡するのかも決めていない。
結局、「一般的な家族葬で」と答え、提示された金額が高いのか安いのかも分からないまま帰宅する。
葬儀の事前相談で必要なのは、詳しい知識を身につけてから行くことではありません。
分からないことを、そのまま質問できる形にして持っていくことです。
親の葬儀を今日決める場所ではなく、亡くなった直後に家族が何を求められ、どこで費用が変わるのかを知る場所だと考えてください。
事前相談は「契約する日」ではなく、条件を集める日です
葬儀社へ行くと、申し込むかどうかを決めなければならないように感じるかもしれません。
しかし、相談と契約は分けて考えられます。
最初に、次のように伝えて構いません。
「今日は契約を決めるのではなく、家族で検討するために、費用と流れを知りたいです。見積書を持ち帰れますか。」
電話で予約するときには、次の四つを聞いておくと安心です。
- 事前相談に料金はかかるか
- 相談しただけで会員登録や契約になることはないか
- 見積書を持ち帰れるか
- 相談時間はどのくらいか
親が療養中の場合も、病名や詳しい容体をすべて話す必要はありません。
「高齢の親が入院中で、急な連絡に備えて流れを知りたい」と伝えれば、相談の目的は分かります。
相談前に決めるのは、葬儀の形ではなく四つの仮条件です
人数も形式も決まっていない状態で「いくらですか」と尋ねると、最も安い基本プランや幅のある金額しか出せないことがあります。
正確な希望ではなくてよいので、仮の条件を四つ置きます。
| 仮に決めること | 記入例 |
|---|---|
| 亡くなった後に移す地域 | 入院先はA市、安置と葬儀は自宅近くのB市を希望 |
| 参列する人数 | 家族10人ほど。親族へ広く知らせる場合は最大25人 |
| 行いたい儀式 | 通夜は省き、告別式と火葬を一日で行う案を検討 |
| 家族が負担できる上限 | 寺への支払いを除き、できれば100万円以内 |
分からない項目は、「未定」と書いて構いません。
重要なのは、葬儀社ごとに違う条件で見積もりを取らないことです。
一社には10人の一日葬、別の一社には30人の二日葬を依頼すれば、金額だけを比べても判断できません。
最初に聞くのは、「プランはいくらですか」ではありません
パンフレットに「家族葬40万円から」と書かれていても、その金額だけで葬儀を終えられるとは限りません。
まず、次の一文を使います。
「家族10人、安置3日、御社の式場を利用し、通夜と告別式を行う場合、現時点で予想される総額を、別料金も含めて出してください。」
そして、見積書を次の四つに分けてもらいます。
| 費用の種類 | 主な内容 | 聞くこと |
|---|---|---|
| 葬儀社の基本サービス | 棺、祭壇、遺影、受付用品、スタッフなど | プラン料金に何が何個まで含まれるか |
| 外部施設へ払う費用 | 式場、火葬場、待合室など | 見積書に含まれているか、別払いか |
| 人数・日数で変わる費用 | 安置、ドライアイス、飲食、返礼品など | 何人・何日を前提に計算しているか |
| 葬儀社以外へ払う費用 | 宗教者への謝礼など | 誰へ、いつ、どのように支払うか |
「総額には入りませんが必要です」と言われた項目も、余白へ書き足します。
家族の口座から出ていく金額は、葬儀社へ払う金額だけではないからです。
見積書では「含まれるもの」より、含まれないものを聞きます
セットプランの説明では、含まれるサービスが大きく表示されます。
一方、追加料金が発生する条件は、小さく書かれていたり、当日の状況が決まってから計算されたりします。
見積もりを見ながら聞く言葉
- 「この見積書に含まれていない費用を、すべて挙げてください」
- 「必ず発生する可能性が高い追加費用はどれですか」
- 「人数が増えなくても、日程によって増える費用はありますか」
- 「この条件で最少額と多めに見た金額を出せますか」
- 「当日、家族の了承なしに追加される項目はありますか」
- 「追加する場合は、誰へ金額を説明してから進めますか」
国民生活センターが2026年6月に公表した注意喚起でも、葬儀サービスの料金に関する相談が多く、家族葬や一日葬の広告価格より実際の契約額が大きくなった事例が示されています。希望を事前に考え、明細付きの見積書を受け取り、不明点を残さないことが勧められています。
亡くなった直後の搬送について、最初に六つ聞きます
葬儀社を選ぶ時間が最もなくなるのは、病院や施設から遺体を移す場面です。
そのため、事前相談では祭壇より先に搬送について聞いておきます。
| 聞くこと | 質問例 |
|---|---|
| 連絡できる時間 | 「深夜や休日でも同じ番号へ連絡できますか」 |
| 迎えまでの目安 | 「病院から連絡した場合、通常はどの程度で迎えに来ますか」 |
| 搬送範囲 | 「A市の病院からB市の安置先まで対応できますか」 |
| 料金の条件 | 「基本距離、超過距離、深夜・休日料金を教えてください」 |
| 搬送先 | 「自宅、御社の安置施設、別の式場から選べますか」 |
| 搬送後の契約 | 「搬送だけを依頼し、その後の葬儀社を家族で検討することはできますか」 |
最後の質問は、とくに書面で確かめたいところです。
搬送を頼んだ時点で、安置や葬儀全体の契約まで進む扱いなのか。搬送だけならいくらか。別の葬儀社へ移す場合に、どのような費用がかかるのか。
亡くなった直後では聞きにくいことを、事前に聞いておきます。
安置費用は、一泊の金額だけでは判断できません
火葬場や式場の空き状況によっては、亡くなってから葬儀まで数日待つことがあります。
安置日数が延びると、施設利用料やドライアイスなどが日ごとに加算される場合があります。
安置について聞く項目
- 安置場所の名称と住所
- 一日あたり、または一泊あたりの料金
- 見積もりでは何日分を想定しているか
- 延長した場合、一日いくら増えるか
- ドライアイスは何回分含まれるか
- 家族が面会できる時間と人数
- 面会や付き添いに追加料金がかかるか
- 故人を自宅へ安置する場合の条件
- 自宅から式場へ再搬送する費用
「安置料込み」と書かれていても、何日分かを聞きます。
一日分だけ含まれ、二日目から追加される見積もりと、三日分まで含む見積もりでは、基本価格が同じでも総額が変わります。
式場と火葬場は、名称まで書いてもらいます
「当社式場」「近隣火葬場」とだけ書かれている見積書では、家族が想像している施設と違う可能性があります。
利用を想定している施設の名称、所在地、費用を記入してもらいます。
| 施設について聞くこと | 理由 |
|---|---|
| 予定している式場名 | 場所、広さ、移動距離を家族が確かめられる |
| 式場使用料 | プラン料金と別になっている場合がある |
| 火葬場名と火葬料 | 利用する施設や区分で費用が異なることがある |
| 待合室・控室の料金 | 火葬料とは別にかかる場合がある |
| 式場から火葬場までの移動 | 霊柩車、マイクロバス、タクシーなどの費用に関わる |
| 希望日に空きがない場合 | 別施設への変更や安置延長の費用が分かる |
火葬を行うには、市町村長の許可が必要です。死亡届と火葬許可の手続きを葬儀社がどこまで代行するのか、家族が用意する書類は何かも聞いておきます。
手続きについての質問
「死亡届は、誰が記入し、誰が役所へ提出しますか。」
「火葬許可証は、葬儀当日と火葬後に誰が管理しますか。」
「家族が用意する印鑑や本人確認書類はありますか。」
自治体や状況によって手続きの運用が異なる場合があるため、実際の提出先と必要なものは、依頼時にも改めて確かめてください。
「家族葬」という名前ではなく、誰へ知らせるかを話します
家族葬と伝えても、葬儀社と家族が思い浮かべる人数や内容が同じとは限りません。
家族だけの10人なのか、親族や親しい友人を含む30人なのか。通夜を行うのか。一般の弔問を受けるのか。
名称ではなく、実際の過ごし方を伝えます。
| 家族で考えること | 相談時の伝え方 |
|---|---|
| 知らせる範囲 | 「同居家族ときょうだいには知らせ、遠い親戚には葬儀後に伝える案です」 |
| 参列人数 | 「最低10人、増えた場合は25人ほどです」 |
| 通夜 | 「通夜を行う場合と省く場合、両方の見積もりがほしいです」 |
| 弔問 | 「一般の弔問を受けず、家族だけで過ごせますか」 |
| 香典 | 「受け取る場合と辞退する場合で、受付準備は変わりますか」 |
| 訃報の案内 | 「案内文の作成や連絡の支援は含まれますか」 |
本人が元気なうちに希望を聞けるなら、「どの形式がいい?」より、次の問いの方が答えやすいことがあります。
「知らせてほしい人はいる?」
「大勢が集まる方がいい? 家族だけが落ち着く?」
「してほしくないことはある?」
細かい祭壇や棺を決めなくても、連絡してほしい人と避けたいことが分かれば、家族は選びやすくなります。
食事と返礼品は、「一人いくら」と変更期限を聞きます
参列人数が確定していない事前相談では、飲食や返礼品が仮の数量で見積もられます。
人数が増えたときの単価だけでなく、減った場合に取り消せる期限も聞きます。
飲食について
- 一人あたりの金額
- 見積もりでは何人分を計上しているか
- 子ども用や不要な人を分けられるか
- 数量変更の期限
- 余った料理の扱い
- 飲み物は実数精算か定額か
- 持ち込みができるか、持ち込み料があるか
返礼品について
- 一個あたりの金額
- 未使用分を返品できるか
- 返品や追加注文の期限
- 会葬礼状の作成費
- 香典返しは葬儀当日か後日か
- 配送費や包装費が別にかかるか
見積書には、「15人分」など数量も書いてもらいます。
合計金額だけでは、人数が変わったときにどこが増減するのか分かりません。
菩提寺がある場合は、葬儀社へ依頼する前に関係を確かめます
家族が寺との付き合いを知らず、葬儀社から宗教者を紹介してもらったあとで、菩提寺があると分かることがあります。
まず本人や親族へ、次のことを聞きます。
- 付き合いのある寺や宗教者がいるか
- 先祖の墓が寺院墓地にあるか
- 過去の葬儀をどこへ依頼したか
- 宗派や儀式について本人の希望があるか
菩提寺がない場合に葬儀社から宗教者を紹介してもらうなら、紹介条件を聞きます。
| 宗教者について聞くこと | 質問例 |
|---|---|
| 見積もりへの含有 | 「宗教者への支払いは、葬儀費用に含まれますか」 |
| 儀式の範囲 | 「通夜、告別式、火葬場での読経のどこまでですか」 |
| 追加の支払い | 「戒名・法名、交通費、食事などは別ですか」 |
| 今後の関係 | 「葬儀後の法要や納骨も同じ方へ依頼する必要がありますか」 |
| 支払方法 | 「誰へ、いつ、どのような形で支払いますか」 |
宗派や寺院によって考え方や費用の扱いが異なるため、葬儀社の説明だけでなく、関係する寺院へ直接確かめる方がよい場合もあります。
見積書には、「一番増えそうな場合」も書いてもらいます
事前相談時点では、亡くなる日も葬儀の日程も分かりません。
そのため、見積もりどおりにならない可能性があります。
大事なのは、一円も変わらない見積もりを求めることではなく、何が変わると、いくら増えるのかを知ることです。
| 変動する条件 | 聞くこと |
|---|---|
| 安置が3日から5日になる | 安置料とドライアイスが合計いくら増えるか |
| 参列者が10人から25人になる | 料理、返礼品、椅子、スタッフがいくら増えるか |
| 希望する火葬場が取れない | 別の施設や日程へ変えた場合の差額 |
| 自宅から式場へ変更する | 搬送費、式場費、設営費の差額 |
| 一日葬から二日葬へ変える | 式場、スタッフ、宗教者、飲食の差額 |
| 深夜に搬送する | 時間外料金がいくらか |
次のように頼むと、家族で予算を考えやすくなります。
「通常の見積もりと、安置日数や人数が増えた場合の多めの見積もりを、二通出してもらえますか。」
二社を比べるときは、同じ順番で金額を並べます
葬儀社によって、見積書の項目名やプランへ含める範囲が異なります。
一方は式場料込み、もう一方は別料金ということもあるため、合計額の横に内訳を並べます。
| 比較項目 | A社 | B社 |
|---|---|---|
| 想定人数・日数 | ||
| 搬送費 | ||
| 安置・ドライアイス | ||
| 棺・祭壇・遺影など | ||
| 式場使用料 | ||
| 火葬場・待合室 | ||
| 車両・移動 | ||
| 料理・返礼品 | ||
| スタッフ・手続き | ||
| 宗教者への支払い | ||
| 追加される条件 | ||
| 多めに見た総額 |
安い方を選ぶことだけが比較の目的ではありません。
質問へ具体的に答えるか、見積書を持ち帰らせてくれるか、追加条件を先に説明するか、担当者が変わっても内容を引き継げるかも見ます。
国民生活センターも、葬儀社との打ち合わせを親族や第三者など複数人で行い、見積書の明細を確かめるよう勧めています。
その場で決めずに帰りたいときの言葉を用意しておきます
相談後に「今入会すれば割引になります」「この式場は人気なので予約しておきましょう」と言われることがあります。
必要な契約だと納得できれば申し込む選択もありますが、迷ったまま署名する必要はありません。
次のように伝えます。
「家族全員で見積書を確認してから決めます。今日は契約しません。」
「割引が今日までであっても、一度持ち帰ります。」
「仮予約をすると費用やキャンセル料が発生しますか。発生するなら、今日は予約しません。」
契約前に聞くこと
- 申込金、入会金、年会費はあるか
- 支払ったお金は何に充当されるか
- 本人や家族が別の葬儀社を選んだ場合、返金されるか
- 解約料や事務手数料はいくらか
- 契約者が転居した場合も利用できるか
- 紹介された別事業者が実際に葬儀を行う場合があるか
- 契約内容や料金が将来変更される可能性があるか
口頭で「いつでも解約できます」と言われた場合も、返金額や手続き方法を書面で確かめます。
説明を聞いた後に引っかかる点があれば、急いで契約しません
次のような場合は、分からないまま話を進めず、一度持ち帰ります。
- 明細付きの見積書を渡してもらえない
- 式場や火葬場の名称を教えてもらえない
- プラン外の費用を聞いても「当日にならないと分からない」だけで終わる
- 搬送を頼んだら葬儀全体を断れないような説明をされる
- 不要だと伝えた項目が見積書に残っている
- 家族へ相談する時間を与えず契約を急かされる
- 料金表を担当者だけが持ち、家族が見られない
- 質問するたびに合計額が変わるが、理由を説明してもらえない
- 解約や返金条件を書面にしてもらえない
価格やサービス内容の説明不足、希望していないオプション、広告と異なる請求などについては、全国の消費生活センターへ相談が寄せられています。疑問や契約トラブルがある場合は、消費者ホットライン188から地域の相談窓口へつながります。
親本人へは、葬儀の細部より「してほしくないこと」を聞きます
親が元気なうちに事前相談を進める場合、子どもだけで葬儀の形を決めてよいか迷います。
だからといって、「棺はどれがいい?」「祭壇は何色?」と細かく聞けば、親は自分の死を準備されているように感じるかもしれません。
最初は、嫌なことや大事にしたいことを一つだけ聞きます。
| 聞く内容 | 切り出し方 |
|---|---|
| 知らせてほしい人 | 「もし入院などで連絡が必要になったら、知らせてほしい人はいる?」 |
| 集まる人数 | 「大勢に来てもらうのと、家族だけで過ごすのでは、どちらが落ち着く?」 |
| 宗教や寺 | 「お墓の寺へは、何かあったら最初に連絡した方がいい?」 |
| 避けたいこと | 「家族が勝手に決めないために、してほしくないことだけ教えて」 |
| 費用への考え | 「家族へ費用をかけてほしくないなど、考えていることはある?」 |
答えたくないと言われたら、その日は終えます。
子ども側では、搬送先、連絡先、葬儀社の候補など、親の希望を決めつけずに準備できる部分だけ進めます。
家族内では、希望より先に「誰が判断するか」を決めます
葬儀の直前には、多くのことを短時間で決めます。
きょうだい全員が同時に違う希望を伝えると、見積もりの内容も変わり、話が進みにくくなります。
| 役割 | 担当すること |
|---|---|
| 葬儀社との連絡役 | 質問、変更、追加費用の承認を一本化する |
| 親族への連絡役 | 誰へ知らせたか、参列人数をまとめる |
| 費用の確認役 | 見積書、追加費用、支払い記録を保管する |
| 寺・宗教者への連絡役 | 宗派、日程、儀式、支払いを確認する |
| 本人の希望を知る人 | 家族の都合だけで決めていないかを見る |
喪主と、葬儀社との実務連絡役が同じ人である必要はありません。
精神的な負担が大きい配偶者を一人で打ち合わせへ行かせず、見積書を見る人をもう一人つける方法もあります。
健康保険の給付は、葬儀社の見積もりとは分けて考えます
亡くなった方が加入していた健康保険によっては、埋葬料や葬祭費などの給付を申請できる場合があります。
たとえば協会けんぽでは、条件を満たす場合に埋葬料・埋葬費または家族埋葬料が支給されます。申請者や支給条件は亡くなった方との関係などで異なります。
国民健康保険や後期高齢者医療制度では、自治体や保険者の案内を確認します。
これらは、一般に葬儀社の見積金額から自動的に差し引かれるものとして考えず、加入していた保険の窓口へ申請方法、期限、必要な領収書を聞きます。
事前に家族が控えておきたいこと
- 本人が加入している健康保険
- 保険者の名称と問い合わせ先
- 葬儀費用の領収書を誰の名義でもらうか
- 申請に必要な書類をどこへ保管するか
給付額を見込んで先に高額な契約をするのではなく、まず家族が無理なく支払える範囲で葬儀を考えます。
今日することは、葬儀社を決めることではなく質問を一枚にすることです
事前相談へ行く前に、次の十問だけを紙へ書いてください。
- この人数、場所、日数で予想される総額はいくらですか
- 見積書に含まれていない費用は何ですか
- 安置が一日延びると、いくら増えますか
- 深夜の搬送や距離超過で、いくら増えますか
- 搬送だけを依頼し、葬儀社は後から選べますか
- 予定している式場と火葬場はどこですか
- 参列者が増減すると、どの費用が変わりますか
- 宗教者への支払いは別にいくら必要ですか
- 契約後の変更・解約条件はどうなっていますか
- 通常より費用が増えた場合の見積もりも出せますか
すべてを一回で聞けなくても構いません。
まず一社へ電話し、次のように伝えます。
「親が入院中で、もしものときに慌てないため、葬儀の流れと費用を知りたいです。今日は契約せず、家族10人、安置3日を仮定した明細付きの見積もりをお願いできますか。」
見積書を受け取ったら、その日のうちに契約を決めず、家族へ見せます。
分からない項目に丸をつけ、次の相談で聞き直します。
葬儀の事前相談は、死を待つ準備ではありません。
家族が深い悲しみの中で、説明の分からない契約へ急いで署名しないための準備です。
今日決めるのは葬儀社ではなく、「この条件なら総額はいくらですか」と聞くための一枚。それだけでも、もしものときに家族が抱える迷いは小さくなります。
出典・確認先メモ
- 国民生活センター「依然として多い葬儀サービスの料金トラブル」:家族葬・一日葬などの広告価格と実際の費用、明細付き見積書、複数人での打ち合わせに関する確認先。
- 国民生活センター「もしもの時に慌てないように!葬儀サービスのトラブル」:事前の情報収集、広告料金、見積書、不明点の確認に関する確認先。
- 東京都消費生活総合センター「葬儀サービスの利用にあたっては料金や内容をよく確認しましょう」:搬送後の契約、説明のないオプション、追加料金などの事例。
- 厚生労働省「墓地、埋葬等に関する法律の概要」:火葬許可など、埋葬・火葬の基本的な手続きに関する確認先。
- 全国健康保険協会「埋葬料・埋葬費」:協会けんぽ加入者が亡くなった場合の給付と申請に関する確認先。
- 消費者ホットライン188:葬儀の契約、料金、解約などに疑問やトラブルがある場合の地域の消費生活相談窓口。















