元本割れとは、投資したお金より価値が下がることです
元本割れとは、投資した金額より、現在の評価額や売却したときの金額が下回ることです。100万円投資して、評価額が90万円になれば元本割れです。
預貯金と違い、株式や投資信託などは価格が変動します。増える可能性がある一方で、減る可能性もあります。
元本割れは、投資の世界で急に出てくる落とし穴ではありません。最初から道に書かれている注意看板です。ただ、看板が小さく見えがちなのです。
なぜ投資ではお金が減ることがあるのか
投資商品の価格は、景気、金利、為替、企業業績、世界情勢、投資家心理などで動きます。買ったときより価格が下がれば、評価額も下がります。
長期的に値上がりを期待していても、途中では大きく下がることがあります。必要なタイミングで売らざるを得ないと、損失が確定する場合があります。
NISAやiDeCoでも元本割れはあります
NISAやiDeCoは税制優遇の制度であり、元本を保証する制度ではありません。
| 制度 | 元本割れとの関係 |
|---|---|
| NISA | 利益が非課税になるが、投資商品の値下がりはあり得る |
| iDeCo | 老後用に積み立てるが、選ぶ商品により評価額が下がることがある |
| 投資信託 | 複数資産に投資しても価格変動はある |
| 株式 | 企業業績や市場環境で大きく上下する |
| 保険商品 | 元本保証に見えても途中解約で元本割れする商品がある |
元本割れして困るお金は投資に回さない
来月の生活費、税金、医療費、車検代、家賃、介護費、子どもの学費など、近い将来使う予定のお金は投資に向きません。
投資で値下がりしても待てるお金と、すぐ必要なお金を分けます。冷蔵庫のおかずまで畑に植えてしまうと、今日の夕飯がなくなります。投資も同じです。
元本割れをゼロにするより、耐えられる範囲にする
投資で元本割れの可能性を完全になくすことは難しいです。大切なのは、下がっても生活が壊れない金額にすることです。
分散投資、積立投資、長期投資、生活防衛資金の確保などで、リスクと付き合いやすくします。恐怖を消すというより、恐怖にハンドルを付けるイメージです。
元本割れは、言葉だけで判断すると誤解しやすい用語です。金額、税金、制度、リスク、家計への影響は人によって変わります。迷った場合は、公式情報を確認し、必要に応じて年金事務所、税務署、金融機関、FPなどへ相談してください。
関係する言葉
- NISA
- iDeCo
- 分散投資
- 投資信託
- 生活防衛資金
- 老後資金
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出典・確認先メモ
- 金融庁「資産形成の基本」を確認。
- 株式や投資信託などの運用商品は預貯金より高いリターンを期待できる一方、元本割れのおそれがある点を反映。
- 確認日:2026-07-04。
制度、税制、金融商品、相談先、手数料、対象条件は、時期や個別状況によって変わる場合があります。実際に利用・契約・投資判断をする際は、公式情報や専門窓口で最新情報を確認してください。













