「葬儀はいらない」と言われると、子どもは少し固まってしまいます
親から急に「自分の葬儀はいらないから」と言われると、どう返せばいいのか分からなくなることがあります。
「そんなこと言わないで」と返したくなる。
「本気で言っているのかな」と戸惑う。
「親族に何と言えばいいのだろう」と心配になる。
「費用を気にしているだけなら、こちらで出せばいいのか」と考える。
「でも、親の希望を無視するのも違う」と迷う。
親の言葉を尊重したい気持ちと、家族として送りたい気持ちがぶつかります。
ここで大事なのは、「葬儀はいらない」という言葉を、すぐに「何もしない」という意味にしないことです。
親が言っているのは、盛大な葬儀はいらないという意味かもしれません。お金をかけたくないという意味かもしれません。親族を呼んで大げさにされたくないのかもしれません。自分のことで子どもに迷惑をかけたくないだけかもしれません。
また、葬儀を簡素にするとしても、亡くなった後には死亡診断書または死体検案書、死亡届、火葬許可、火葬、遺骨の行き先、親族への連絡など、避けられない手続きがあります。法務省は、死亡届について、死亡の事実を知った日から7日以内に、死亡者の死亡地・本籍地または届出人の所在地の市区町村役場へ届け出ると案内しています。
だから、親の希望を聞くときは、「葬儀をする・しない」の二択にしない方が話しやすくなります。
どこまで不要なのか。最低限してほしいことはあるのか。誰に知らせるのか。お寺やお墓はどうするのか。費用はいくらまでなら納得できるのか。
一つずつ分けて聞いていきましょう。
最初に聞きたいのは、「葬儀はいらない」の中身です
親が「葬儀はいらない」と言ったとき、家族がそのまま受け取ると、あとで認識のずれが起きることがあります。
親は「派手な式はいらない」と言っただけなのに、子どもは「誰にも知らせず火葬だけ」と理解してしまう。反対に、親は本当に直葬を希望していたのに、子どもが親族向けの式を進めてしまう。
まず、言葉の意味を分けて聞きます。
| 親の言葉 | 考えられる本音 | 聞き返す言葉 |
|---|---|---|
| 葬儀はいらない | 大げさにされたくない | 「人をたくさん呼ぶ式はいらない、という意味?」 |
| お金をかけないで | 子どもに負担をかけたくない | 「費用の上限を決めておきたい?」 |
| 誰にも知らせなくていい | 親族付き合いが負担 | 「亡くなった後に知らせる人も最小限でいい?」 |
| 火葬だけでいい | 通夜や告別式は不要 | 「お別れの時間や読経もなくていい?」 |
| 家族に任せる | 自分では決めきれない | 「これだけは避けたい、ということはある?」 |
| お寺は呼ばなくていい | 宗教儀礼を省きたい | 「菩提寺やお墓との関係も確認していい?」 |
聞くときは、詰問のようにしなくて大丈夫です。
「あとで兄弟で迷わないように、少しだけ聞いておきたい」
「お母さんの希望を変えたいわけではなくて、意味を間違えたくない」
このように前置きすると、親も話しやすくなります。
直葬・火葬式・家族葬は、名前だけで決めない方が安心です
「葬儀はいらない」と聞くと、直葬や火葬式を思い浮かべる人が多いかもしれません。
ただ、言葉の使い方は葬儀社によって違うことがあります。家族葬も「安い葬儀」という意味ではなく、参列者を家族や近しい人に絞る形式として使われることが多く、内容によって費用は変わります。
| 形式 | 一般的なイメージ | 家族が確認したいこと |
|---|---|---|
| 直葬・火葬式 | 通夜や告別式を行わず、火葬を中心に送る | お別れの時間、読経、安置場所、火葬場への同行者 |
| 一日葬 | 通夜を省き、告別式と火葬を一日で行う | 宗教者を呼ぶか、親族にどう伝えるか |
| 家族葬 | 参列者を家族や近親者に絞る | 誰まで呼ぶか、費用がどこまで含まれるか |
| 一般葬 | 親族、友人、仕事関係など広く知らせる | 親の希望と合うか、家族の負担が大きくないか |
| お別れ会・後日会 | 火葬後に別日で集まる | 親族や友人に区切りの場を作るか |
| 式をしない | 火葬と必要手続きのみ行う | 親族連絡、遺骨、納骨、供養の形 |
国民生活センターは、葬儀サービスに関する相談が増加傾向で、2025年度も900件を超え、「高価格・料金」に関する相談割合も高い状態が続いていると公表しています。家族葬、一日葬、直葬などのニーズが高まる一方で、サービス内容や費用項目が複雑になり、料金や内容をめぐるトラブルが起きることがあるとされています。
親の希望が「簡素にしてほしい」なら、形式名だけでなく、何を含めるかを見てください。
安置、搬送、棺、火葬場、骨壺、ドライアイス、式場、祭壇、遺影、返礼品、読経、料理、会葬礼状。どこまで入っているかで、総額は変わります。
親族に知らせるかどうかは、親の希望と家族の負担を分けて考えます
親が「誰にも知らせなくていい」と言った場合、家族は特に悩みます。
本当に知らせなくていいのか。あとで親族から「なぜ教えてくれなかった」と言われないか。疎遠な親族にも伝えるべきか。兄弟で考えが違ったらどうするか。
この問題は、親の希望だけでなく、残された家族の人間関係にも関わります。
| 連絡する相手 | 確認したいこと | 決め方の例 |
|---|---|---|
| 配偶者 | 本人の希望を共有しているか | 最優先で話し合う |
| 子ども・兄弟姉妹 | 葬儀形式への意見が割れないか | 親の言葉を同じメモで共有する |
| 親の兄弟姉妹 | 生前の関係、知らせない場合の影響 | 火葬前か火葬後かを決める |
| 親しい友人 | 親が会いたがっていた人か | 後日連絡やお別れの場を検討する |
| 近所・仕事関係 | 知らせる必要がある相手か | 最小限の通知にする |
| 疎遠な親族 | トラブルになりそうか | 火葬後に事後報告する選択も考える |
親が「誰にも言わなくていい」と言っていても、家族が完全に誰にも知らせないことで、あとから強い不満が出ることもあります。
一方で、親が本当に望んでいない相手を広く呼ぶと、親の意思から離れてしまいます。
そのため、「火葬前に知らせる人」「火葬後に知らせる人」「知らせない人」を分けて考えると、話し合いやすくなります。
菩提寺やお墓がある場合は、「式はいらない」とは別に確認します
親が葬儀はいらないと言っていても、菩提寺や先祖代々のお墓がある場合は、別に考えることがあります。
お寺との関係、納骨先、戒名、読経、法要、墓じまいの予定などです。
親は「葬儀はいらない」と言っているけれど、納骨は今のお墓にしたいのかもしれません。反対に、お墓も含めて子どもに負担をかけたくないと思っているのかもしれません。
| 確認すること | 親に聞く言葉 | 家族が動く前に見ること |
|---|---|---|
| 菩提寺の有無 | 「お付き合いのあるお寺はある?」 | 寺名、連絡先、檀家かどうか |
| 読経や戒名 | 「お経や戒名はどう考えている?」 | 本人の希望、寺の考え、費用 |
| 納骨先 | 「遺骨はどこに納めたい?」 | 墓地、納骨堂、樹木葬、手元供養など |
| 先祖の墓 | 「今のお墓に入りたい?」 | 墓地使用者、管理費、親族の意見 |
| 法要 | 「四十九日や一周忌はどうしたい?」 | しない、家族だけ、寺に相談など |
| 宗教儀礼を避けたい理由 | 「費用が理由?それとも気持ちの問題?」 | 家族が代替案を考える材料になる |
お寺やお墓のことは、地域や宗派、家ごとの関係で変わります。
親が元気なうちに、「葬儀はいらない」と「遺骨をどうするか」を分けて聞いておくと、あとで家族が迷いにくくなります。
費用の不安が理由なら、総額と上限を先に決めます
親が「葬儀はいらない」と言う理由が、費用への遠慮であることもあります。
「子どもにお金を使わせたくない」
「年金暮らしで残せるお金が少ない」
「葬儀に何百万円も使うくらいなら、生活や孫に使ってほしい」
そう考えている場合、家族が「お金は気にしなくていい」と言っても、親はかえって気を遣うことがあります。
| 費用で決めること | 聞き方の例 | 残しておくとよい内容 |
|---|---|---|
| 費用の上限 | 「だいたい何万円以内なら納得できる?」 | 総額の目安 |
| 誰が払うか | 「本人の預金から出す想定?子どもで負担する?」 | 支払い方法、口座、家族の分担 |
| 省きたいもの | 「祭壇、料理、返礼品、読経の中で不要なものは?」 | 不要な項目 | 残したいもの | 「これだけはしてほしいことはある?」 | 写真、花、音楽、読経、お別れ時間など |
| 見積もりの見方 | 「追加費用が出る項目を家族で見よう」 | 基本料金と別料金 |
| トラブル時 | 「納得できない請求があれば188に相談しよう」 | 相談先、見積書、契約書 |
国民生活センターは、葬儀社との打ち合わせは親族や第三者など複数で行うこと、見積書を必ず受け取り、内容や明細をよく確認すること、不安やトラブルがあれば消費生活センター等へ相談することを助言しています。
「葬儀はいらない」と言う親に対して、家族が勝手に高額なプランを選ぶと、親の希望から離れてしまいます。
反対に、費用だけを見て簡素にしすぎると、残された家族が後悔することもあります。
だから、金額だけでなく、「残したいもの」と「省きたいもの」を一緒に決めておくと安心です。
葬儀社に相談する前に、家族で決めることを少なくしておきます
親が亡くなった直後は、気持ちが追いつかない中で短時間に多くのことを決めることになります。
搬送、安置、葬儀社、火葬場、日程、親族連絡、宗教者、費用、遺影、供花、料理、返礼品。普段なら迷わない人でも、悲しみや疲れの中では判断しにくくなります。
事前にすべて決めなくても、最低限の方向性だけ決めておくと、当日の負担が減ります。
| 事前に決めたいこと | 選択肢の例 | 決めすぎなくてよいこと |
|---|---|---|
| 葬儀の大きさ | 直葬、家族だけ、一日葬など | 祭壇の細かい種類 |
| 呼ぶ人 | 子ども、兄弟姉妹、親しい親族まで | 全員の連絡順 |
| 宗教儀礼 | 読経あり、なし、菩提寺に相談 | 細かな式次第 |
| 費用の上限 | 総額の目安 | 細かな品物の選定 |
| 安置場所 | 自宅、葬儀社、安置施設 | 部屋の細かな飾り |
| 連絡役 | 長男、長女、配偶者など | すべて一人で背負うこと |
国民生活センターは、葬儀は高額になり得る一方で検討や準備の時間が少ないため、事前相談などを利用し、おおまかな希望内容を決め、依頼する葬儀社を見つけておくと落ち着いて準備できるとしています。広告表示の料金でサービスを受けられるとは限らないため、見積書の確認も重要です。
事前相談をする場合も、その場で契約を急がなくて大丈夫です。
見積書を持ち帰り、家族で見比べてから決める余地を残してください。
親の希望は、完璧な遺言でなくてもメモに残すと家族が助かります
葬儀の希望は、口頭だけだと後で家族の記憶がずれることがあります。
「母は火葬だけでいいと言っていた」
「いや、親族には知らせてほしいと言っていた」
「お寺は呼ばなくていいと言ったはず」
「でもお墓には入りたいと言っていた」
こうした食い違いを減らすために、親の希望は簡単なメモにしておくと助かります。
| 残しておきたい項目 | 書き方の例 | 家族が助かる理由 |
|---|---|---|
| 葬儀形式 | 「通夜・告別式は不要。火葬中心でよい」 | 式の規模を決めやすい |
| 知らせる人 | 「兄弟姉妹と親しい友人Aさんには知らせてほしい」 | 連絡範囲で揉めにくい |
| 宗教者 | 「菩提寺には一度確認してほしい」 | お寺との行き違いを減らせる |
| 費用 | 「総額はできるだけ抑え、家族に負担をかけないでほしい」 | 見積もり判断の軸になる |
| 遺骨 | 「先祖の墓に納骨したい」「散骨は希望しない」など | 火葬後の迷いを減らせる |
| 家族への言葉 | 「無理に立派な式にしなくていい」 | 残された家族の罪悪感を軽くできる |
ただし、葬儀の希望メモと、財産の分け方などを定める遺言書は別に考えた方が安全です。法務省は、自筆証書遺言の方式について、民法に基づく要件があることを案内しています。財産や相続に関わる内容を法的に残したい場合は、遺言書の方式や専門家への確認が必要です。
葬儀の希望メモは、家族が迷わないための道しるべです。
法的な効力まで期待するなら、遺言や公正証書など別の形を検討してください。
兄弟で意見が割れそうなら、親の言葉を「共通メモ」にします
親の葬儀で揉めやすいのは、親本人が亡くなった後に、子どもたちの記憶や考えが食い違うときです。
近くで介護していた子どもと、遠方に住んでいる子どもでは、親の言葉の受け止め方が違うことがあります。
「親は葬儀はいらないと言っていた」
「でも、親族に顔向けできない」
「費用は誰が出すのか」
「菩提寺に失礼ではないか」
そうならないために、親が元気なうちに、兄弟で見られるメモを作っておくと話し合いがしやすくなります。
| 揉めやすい点 | 事前に共有したいこと | 話し合いの言い方 |
|---|---|---|
| 葬儀の規模 | 親が望む形式と避けたい形式 | 「親の希望を基準に、家族の負担も見よう」 |
| 親族連絡 | 知らせる人、知らせない人、事後報告の範囲 | 「あとで揉めない連絡範囲を決めよう」 |
| 費用負担 | 本人の預金、子どもの分担、上限 | 「まず総額の上限を決めよう」 |
| お寺・お墓 | 菩提寺、墓地、納骨先の希望 | 「式とは別にお墓のことを確認しよう」 |
| 誰が手配するか | 葬儀社連絡、親族連絡、書類、会計 | 「一人に集中しないよう役割を分けよう」 |
| 家族の感情 | 送る側としてしたいこと | 「親の希望と、私たちが後悔しない形を両方見よう」 |
兄弟で意見が違うこと自体は、悪いことではありません。
それぞれ親への思いがあります。
ただ、亡くなった直後に初めて話すと、感情が強く出やすくなります。
元気なうちに、「親はこう言っていた」という共通の土台を作っておくだけでも、判断の負担は減ります。
亡くなった直後に必要なことは、葬儀の形より先に書類と火葬です
親の希望を聞くとき、つい「葬儀をするかどうか」に意識が向きます。
でも、実際に亡くなった直後は、葬儀の形を決める前に、死亡診断書または死体検案書、死亡届、火葬許可、搬送、安置などの段取りが必要になります。
| 必要になること | 確認先 | 家族が事前に知っておくとよいこと |
|---|---|---|
| 死亡診断書・死体検案書 | 医師、医療機関、警察が関わる場合もある | 死亡を医学的・法律的に証明する文書である |
| 死亡届 | 市区町村役場 | 死亡の事実を知った日から7日以内に届け出る |
| 火葬許可 | 市区町村役場 | 自治体ごとの手続きや受付時間を確認する |
| 搬送 | 葬儀社、病院、施設 | どこに安置するかを決める必要がある |
| 安置 | 自宅、葬儀社、安置施設 | 自宅に戻すかどうかを家族で考える |
| 火葬日程 | 葬儀社、火葬場 | 地域や時期により予約状況が変わる |
厚生労働省は、死亡診断書と死体検案書について、人の死亡を医学的・法律的に証明する文書であり、どちらも効力に違いはないと説明しています。死亡診断書は医師が生前に診療していた傷病に関連して死亡したと認める場合、死体検案書はそれ以外の場合などに交付されます。
親が「葬儀はいらない」と言っていても、火葬までの手続きは必要です。
そのため、「式をしない」と「手続きをしない」は別物として考えてください。
葬儀社との打ち合わせでは、悲しみの中で即決しすぎないようにします
亡くなった直後は、家族は冷静ではありません。
悲しみ、疲れ、親族連絡、病院や施設からの移動、時間の制約。そんな中で、葬儀社との打ち合わせが進みます。
親が「葬儀はいらない」と言っていた場合でも、打ち合わせの流れで予定より大きなプランになることがあります。
| 打ち合わせで見ること | 聞き方の例 | 理由 |
|---|---|---|
| 基本料金に含まれるもの | 「この金額に何が含まれていますか」 | あとから追加費用が出やすいため |
| 別料金の項目 | 「追加になりやすい費用を全部教えてください」 | 総額を見やすくするため |
| 不要なものを外せるか | 「親の希望で簡素にしたいので、省ける項目はありますか」 | 希望に合う形にするため |
| 見積書の明細 | 「明細つきの見積書をください」 | 家族で確認するため |
| 支払い時期 | 「いつまでに、どの方法で支払いますか」 | 相続や家族負担にも関わるため |
| キャンセルや変更 | 「変更やキャンセルの条件を教えてください」 | 急な変更に備えるため |
国民生活センターは、広告で手ごろな価格だと思って葬儀社に依頼したところ、オプションが追加され高額になった相談事例を紹介し、広告表示の料金でサービスを受けられるとは限らないと注意を促しています。葬儀社との打ち合わせは複数人で受け、見積書をよく見て、不明点を確認することが助言されています。
「親が葬儀はいらないと言っていたので、最小限で考えています」
この一言を最初に伝えて構いません。
そのうえで、必要なものと省けるものを分けて見積もってもらいましょう。
親の希望を尊重しても、残された家族の気持ちを消さなくていいです
親が「葬儀はいらない」と言っていたとしても、子どもや配偶者には送る気持ちがあります。
最後に顔を見たい。花を手向けたい。お経をあげてもらいたい。親しい人に知らせたい。写真を飾りたい。手紙を入れたい。少しだけでもお別れの時間がほしい。
親の希望を尊重することと、家族の気持ちを全部我慢することは同じではありません。
| 親の希望 | 家族の気持ち | 折り合いの例 |
|---|---|---|
| 大げさな葬儀はいらない | 家族だけで送る時間はほしい | 通夜・告別式はせず、火葬前に短いお別れをする |
| お金をかけたくない | 花や写真だけは用意したい | 祭壇を簡素にし、花や写真に絞る |
| 親族を呼びたくない | 一部の人には知らせたい | 火葬後に事後報告する |
| 宗教儀礼はいらない | 手を合わせる時間はほしい | 読経なしで家族だけの時間を作る |
| 全部任せる | 何を基準に決めればいいか分からない | 親の避けたいことを基準にする |
親の希望を守るために、家族がずっと後悔を抱える必要はありません。
反対に、家族の気持ちだけで親の希望を大きく変えてしまうと、それも後悔につながります。
「親が嫌がっていたことはしない」
「家族が後悔しない最低限のお別れは作る」
この二つを並べて考えると、極端な選択になりにくくなります。
今日できる一歩は、親に一つだけ聞くことです
親が「葬儀はいらない」と言ったとき、全部を一度に決めようとしなくて大丈夫です。
むしろ、いきなり葬儀社、費用、親族、お寺、お墓まで話すと、親も家族も疲れてしまいます。
今日できることは、一つだけ聞くことです。
- 「葬儀はいらないって、通夜や告別式はいらないという意味?」
- 「火葬だけでいいと思っている?」
- 「知らせてほしい人はいる?」
- 「お寺やお墓のことはどう考えている?」
- 「費用をかけたくないのが一番の理由?」
- 「これだけはしてほしい、ということはある?」
一度に答えが出なくても構いません。
親が「また今度」と言ったら、その日はそこで終わりにしていいです。
大切なのは、親の言葉を否定せず、家族が勝手に解釈しすぎないことです。
「葬儀はいらない」という一言の奥には、親なりの遠慮、覚悟、価値観、家族への思いやりがあるかもしれません。
その本音を少しずつ聞き、家族が迷わない形に残していきましょう。
葬儀の準備は、死を急ぐ話ではありません。
親の希望を大事にしながら、残される家族が慌てず送るための話し合いです。
出典・確認先メモ
- 法務省「死亡届」:死亡届の届出人、提出時期、提出先、死亡診断書または死体検案書の添付などを確認する際の参考先です。
- 厚生労働省「死亡診断書(死体検案書)について」:死亡診断書と死体検案書の役割、違い、交付される場面を確認する際の参考先です。
- 国民生活センター「依然として多い葬儀サービスの料金トラブル」:葬儀サービスの相談件数、料金トラブル、見積書確認、複数人での打ち合わせ、消費生活センターへの相談を確認する際の参考先です。
- 国民生活センター「もしもの時に慌てないように! 葬儀サービスのトラブル」:広告表示と実際の料金の違い、事前相談、見積書確認に関する注意点を確認する際の参考先です。
- 法務省「遺言書の様式等についての注意事項」:自筆証書遺言の方式や要件を確認する際の参考先です。
- 元記事「親が葬儀はいらないと言うとき家族が確認すること」:既存記事の検索意図、現在の構成、読者の悩みを確認するための参照元です。















