「困ったら言って」と言われても、お金の心配までは話せません
子どもが帰省した日の夕食後、何気なく老後の話になった。
「何かあったら遠慮せずに言ってね」
そう言ってもらえるのはありがたい。それでも、素直に「実は老後のお金が心配」とは返せないことがあります。
子どもには住宅ローンがあり、これから教育費もかかる。仕事や子育てで忙しそうにしている姿を見ると、自分たちの生活費まで負担させるわけにはいかないと思います。
帰宅した子どもを見送ったあと、通帳や年金の書類を開く。
「この貯金で何歳まで暮らせるのだろう」
「どちらかが病気になったら足りなくなるかもしれない」
「最後は子どもに家賃や施設代を出してもらうことになるのだろうか」
「援助を断り続けて、かえって急に迷惑をかけないだろうか」
子どもに頼りたくないという気持ちには、自分の生活を自分で守りたいという思いと、子どもの人生を邪魔したくないという思いが重なっています。
ただし、誰にも何も知らせず、すべてを夫婦や一人だけで抱えることが、子どもへ負担をかけない方法とは限りません。
お金を出してもらわないことと、緊急時の連絡や手続きを手伝ってもらわないことは別です。
まず、どの負担を自分で備え、どの部分は家族や公的な仕組みへつなぐのかを分けて考えます。
「子どもに頼らない」を三つに分けると、背負いすぎずに済みます
子どもに頼らない老後を目指すとき、「何があっても自分だけで何とかする」と決めてしまう方がいます。
けれども、年齢を重ねれば、体は今までどおりに動かなくなるかもしれません。スマートフォンや役所の手続きが難しくなることもあります。
頼る内容は、次の三つに分けられます。
| 頼る内容 | 自分で備えたい部分 | 家族と共有できる部分 |
|---|---|---|
| お金 | 日常生活費、住居費、医療・介護の予備費 | 援助を受ける場合の上限や期間を話し合う |
| 日常の手助け | 買い物、掃除、通院などを外部サービスで補う | 緊急時や一時的な手伝いを頼む |
| 判断・手続き | 書類、契約、連絡先、希望をまとめておく | 入院や意思表示が難しい場合の連絡先になってもらう |
毎月の生活費を子どもに出してもらわなくても、救急搬送されたときの連絡先になってもらうことはできます。
施設探しや銀行手続きをすべて任せるのではなく、希望する暮らしや財産の場所を先に伝えておけば、子どもの判断負担を減らせます。
目指したいのは、子どもとの関係を切り離した老後ではありません。
子どもが自分の生活を壊さずに、必要なときだけ関われる形です。
「老後に何千万円必要か」より、毎月いくら不足するかを出します
老後資金について調べると、大きな金額が目に入ります。
その数字を見て、「今からでは間に合わない」と感じることもあるでしょう。
しかし、必要な金額は、住まい、年金、退職時期、暮らし方によって変わります。
最初に計算するのは、世間で言われる老後資金ではなく、自分の毎月の不足額です。
毎月の生活費 − 毎月の収入見込み = 毎月の不足額
| 項目 | 例 |
|---|---|
| 毎月の生活費 | 22万円 |
| 年金などの収入見込み | 18万円 |
| 毎月の不足額 | 4万円 |
| 1年間の不足額 | 48万円 |
| 20年間の不足額 | 960万円 |
この例では、日常生活だけで20年間に960万円の不足が生じます。
ただし、ここへ住宅修繕、車の買い替え、家電、医療、介護などのまとまった支出が加わります。反対に、働いて収入を得る期間が延びたり、住宅ローンが終わったりすれば、不足額は小さくなります。
一つの大きな金額に驚くのではなく、何が不足を作っているのかを見ます。
年金は思い込みで置かず、受け取り方を変えた場合も見ておきます
「夫婦で月20万円くらいだと思う」「今の給与から考えれば、この程度はもらえるはず」といった感覚だけで老後の家計を作ると、実際との差が出ることがあります。
日本年金機構の「ねんきんネット」では、現在と同じ条件で60歳まで加入した場合の簡易試算だけでなく、今後の働き方や受給開始年齢など、条件を変えた年金見込額も試算できます。
50歳以上のねんきん定期便にも、一定の条件を満たす方には老齢年金の見込額が記載されています。ただし、共済加入期間や加給年金などの状況によって、試算結果と実際の金額が異なる場合があります。分からない点は、年金事務所で加入記録と合わせて確かめられます。
| 確かめる人 | 見る内容 |
|---|---|
| 本人 | 老齢基礎年金、老齢厚生年金、企業年金など |
| 配偶者 | 本人とは別に受け取る年金の見込み |
| どちらかが先に亡くなった場合 | 世帯収入がどこまで減る可能性があるか |
| 今後も働く場合 | 勤務期間を変えた試算 |
| 受給開始時期を変える場合 | 開始時期ごとの見込額と、その間の生活費 |
夫婦二人の年金額だけでなく、一人になったあとの生活も一度見てください。
一人暮らしになっても、住居費、光熱費、通信費がすべて半分になるわけではありません。
今月の家計ではなく、過去一年の支出から生活費を出します
老後の生活費を考えるとき、食費や光熱費など毎月の支出だけを足しがちです。
しかし、家計を揺らすのは、毎月は出ない支出です。
| 毎月出やすいお金 | 年に数回出るお金 |
|---|---|
| 食費 | 固定資産税 |
| 光熱費 | 自動車税、車検、修理 |
| 通信費 | 火災・地震・自動車保険 |
| 日用品 | 家電の買い替え |
| 医療費 | 住宅修繕 |
| 交通費 | 冠婚葬祭、帰省 |
| 保険料 | 旅行、趣味、贈り物 |
通帳、クレジットカード明細、領収書を過去一年分見て、年間支出を12で割ります。
たとえば、毎月の生活費が20万円でも、固定資産税や修繕、車検などが年間60万円あれば、実際の月平均は25万円です。
「ぜいたくをしなければ月20万円で暮らせる」という感覚と、実際に出ていくお金を分けます。
減らす順番は、食事や楽しみより固定費からです
老後資金が不足しそうだと分かると、食費を削り、外出を控え、趣味をやめようとする方がいます。
けれども、毎日の小さな楽しみだけを削る生活は続きにくく、減らせる金額にも限りがあります。
最初に見るのは、毎月または毎年、自動的に出ていくお金です。
| 見直す順番 | 具体的に見るもの |
|---|---|
| 1.借入れ | 住宅ローン、カードローン、リボ払い |
| 2.住まい | 家賃、管理費、固定資産税、修繕費 |
| 3.保険 | 死亡保障、医療保障、貯蓄型保険の重複 |
| 4.車 | 保有台数、駐車場、保険、税金、車検 |
| 5.通信・契約 | 携帯電話、インターネット、定額サービス |
| 6.子どもへの支出 | 毎月の援助、孫への贈り物、住宅や教育費の援助 |
| 7.日常の変動費 | 食費、日用品、外食、趣味 |
子どもに頼りたくないと思いながら、成人した子どもへ毎月援助を続けている家庭もあります。
援助をすべてやめる必要はありません。ただし、自分たちの老後資金を取り崩しているなら、金額と終了時期を話す必要があります。
子どもへの伝え方
「これまで毎月援助してきたけれど、私たちも老後の生活を整える時期になったので、来年4月から金額を半分にしたい」
「孫のお祝いは続けたいけれど、金額は無理のない範囲に変えさせてね」
今の援助を続けた結果、将来もっと大きな金額を子どもに頼ることになれば、双方にとって苦しくなります。
働く期間を少し延ばすと、収入以外にも時間を作れます
老後資金の不足を埋める方法は、貯金を増やすことだけではありません。
無理のない範囲で働く期間を延ばすと、収入を得られるだけでなく、預貯金を取り崩し始める時期を遅らせられます。
| 働き方 | 得られるもの | 注意したいこと |
|---|---|---|
| 現在の会社で継続雇用 | 仕事や人間関係を知っている安心感 | 賃金、仕事内容、契約更新、責任範囲 |
| 短時間パート | 体力と生活に合わせやすい | 通勤、保険加入、シフト、契約期間 |
| 経験を生かした仕事 | 学び直しの負担を抑えやすい | 以前と同じ役職・待遇を求めすぎない |
| 週2〜3日の仕事 | 通院や家族の予定と両立しやすい | 交通費を引いた後の収入を見る |
月3万円の収入でも、5年間続けば合計180万円です。
さらに、その間に預貯金から毎月3万円を取り崩さずに済めば、老後資金の減り方も変わります。
ただし、体調を崩して医療費が増えたり、家事や介護が回らなくなったりする働き方では続きません。
収入額だけでなく、帰宅後に生活を維持できるかまで見ます。
住まいは、老後の家計と子どもの負担を大きく左右します
老後の資金計画では、今の家に住み続けることを前提にしがちです。
けれども、持ち家でも住居費がゼロになるわけではありません。
| 今の住まい | 考えておきたい費用 |
|---|---|
| 戸建ての持ち家 | 固定資産税、屋根・外壁、水回り、庭、段差改修 |
| 分譲マンション | 管理費、修繕積立金、固定資産税、将来の値上げ |
| 住宅ローンが残る家 | 完済時期、退職後の返済額、修繕費との重なり |
| 賃貸住宅 | 家賃、更新、保証人、住み替え時の初期費用 |
| 郊外の家 | 車が使えなくなったあとの交通・買い物・通院 |
広い家を維持する費用や車が必要な地域での暮らしが、老後家計を圧迫することもあります。
一方で、慌てて家を売れば、住み替え費用や新しい地域での暮らしに戸惑うことがあります。
住み替えを決める前に、次の三つを比べます。
- 今の家へ住み続ける年間費用
- 今後10年ほどに必要となりそうな修繕費
- 住み替えた場合の家賃、管理費、引っ越し費用
サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー構造に加え、少なくとも安否確認と生活相談サービスを提供する登録住宅です。ただし、家賃や食費、追加サービス、介護費用は住宅ごとに異なるため、月額表示だけでなく契約全体を見る必要があります。
「子どもの家の近くへ移れば安心」と考える場合も、子どもの転勤や家族関係が変わる可能性があります。
子どもの近さだけでなく、病院、買い物、交通、地域の支援で生活できる場所かを見てください。
医療・介護費は、全額を自分だけで用意する前に公的制度を知ります
老後資金を考えるとき、病気や介護にいくらかかるか分からないことが、最も大きな不安になることがあります。
将来の病気を正確に予測することはできません。
ただし、医療費や介護費をすべて自費で支払う前提で準備する必要もありません。
医療保険には、年齢や所得に応じた自己負担上限を超えた分が支給される高額療養費制度があります。制度は2026年8月以降の見直しも予定されているため、実際に治療を受ける時点の上限を加入する医療保険で確かめてください。
介護保険にも、介護サービスの自己負担が高額になった場合の負担軽減があります。また、同じ世帯で医療と介護の負担が重なった場合、年間の自己負担額を合算して限度額を超えた部分を支給する高額介護合算療養費の仕組みがあります。対象となる費用や上限は、年齢・所得・加入制度によって異なります。
一方で、次のようなお金は、公的制度ですべて賄えるとは限りません。
- 入院中の食事や日用品
- 差額ベッド代など保険外の費用
- 介護施設の居住費や食費
- 通院や面会の交通費
- 介護用品、衣類、理美容
- 保険対象外の家事支援
「介護にはいくら必要」と一つの金額を置くより、公的制度の対象になる部分と、対象外で自分が払う部分を分けます。
元気なうちに地域の窓口を知ることも、子どもの負担を減らします
介護が必要になってから、離れて暮らす子どもが一から制度を調べるのは大変です。
住んでいる地域の地域包括支援センターは、高齢者の総合相談、権利擁護、介護予防、地域の支援体制づくりなどを担う市町村の相談拠点です。
介護認定を受けていない時期でも、最近つまずきやすい、買い物が難しくなった、一人暮らしが心配といった段階で、地域の支援や相談先を聞ける場合があります。
センターの名称、電話番号、担当地区を紙に書き、子どもにも共有しておけば、急に困ったときの入口になります。
夫婦の場合は「二人で暮らす家計」と「一人になった家計」を分けます
夫婦で老後資金を考えるとき、二人分の年金と二人分の生活費だけを比べると、一人になったあとの不足を見落とすことがあります。
| 二人で暮らしている間 | 一人になったあと |
|---|---|
| 年金や給与が二人分ある | 世帯の収入が減る可能性がある |
| 家賃や固定費を二人で負担する | 住居費や基本料金は半分にならない |
| 互いに家事や通院を助けられる | 外部サービスが必要になる場合がある |
| 金銭管理を一方へ任せられる | 残された人が契約や口座を把握していないことがある |
家計を管理している側は、相手も分かっているつもりになりがちです。
通帳、保険、年金、住宅、借入れ、毎月の支払いを、どちらか一人しか知らない状態は避けます。
配偶者へ話す例
「子どもにはできるだけお金を頼りたくないから、二人の年金と生活費を一度並べたい。どちらか一人になった場合も含めて、毎月いくら必要か一緒に見てほしい」
「節約を責めたいわけではなく、何歳まで今の家を維持できるかを知っておきたい」
老後資金を増やすために、取り返しにくいリスクを急いで取らないでください
不足額が見えると、「預金では間に合わないから投資で増やすしかない」と焦ることがあります。
けれども、老後資金の不足を短期間の投資で埋めようとすると、生活に必要なお金まで値下がりの影響を受けます。
| お金の用途 | 考え方 |
|---|---|
| 数年以内の生活費 | 必要な時期に値下がりしていると困るため、すぐ使える形を優先する |
| 住宅修繕・介護の予備費 | 時期を選べない可能性があるため、投資へ回しすぎない |
| 10年以上使わない可能性のあるお金 | 家計全体を見たうえで、値下がりを受け入れられる範囲を検討する |
投資を使うかどうかより先に、生活費の赤字、借入れ、住居費、働き方を見ます。
「必ず増える」「子どもに内緒で始めればよい」「今だけの機会」と急かされるものには、その場でお金を出さないでください。
子どもへ話すのは、援助のお願いではなく今後の方針です
老後資金の話をすると、子どもが心配して「足りなければ出すよ」と言うかもしれません。
その言葉に甘えてはいけないと話を避けると、子どもはかえって「親は何も教えてくれない」と感じることがあります。
詳しい預金額をすべて見せる必要はありません。
まず、次の四つを伝えます。
- 日常生活費は、できるだけ自分たちで賄う方針であること
- 今後、住まいや働き方を見直す可能性があること
- 緊急時には連絡や情報確認を頼みたいこと
- 金銭的に厳しくなった場合は、急に頼まず早めに話すこと
今は援助を必要としていない場合
「今すぐお金を出してほしいという話ではないよ。老後の生活費は自分たちで整えるつもりだけれど、入院したときの連絡先や書類の場所だけ共有しておきたい」
不足する可能性が出ている場合
「今の計算では、このままだと将来少し不足する可能性がある。まず仕事と住居費を見直すので、援助を前提にはしていない。ただ、急に困ってから話すのは避けたいので、今の段階で伝えておきたかった」
子どもが援助を申し出た場合
「気持ちはありがたいよ。まず公的制度や家計の見直しを使いたい。それでも必要になったら、金額と期間を決めて相談させてほしい」
援助を受けることになった場合も、「毎月いくら」「いつまで」「返すのか、贈与として受けるのか」を曖昧にしない方が、親子関係を守りやすくなります。
お金を頼らなくても、子どもが困らない情報は残しておきます
子どもへ負担をかけたくないなら、財産の額以上に、探す手間を減らします。
- 年金、健康保険、介護保険の書類
- 預貯金と証券口座がある金融機関
- 生命保険、医療保険、火災保険
- 住宅の権利書類、賃貸契約、住宅ローン
- 電気、ガス、水道、通信などの契約
- 借入れ、保証、定期的な支払い
- かかりつけ医、服薬、緊急連絡先
- 地域包括支援センターなど地域の窓口
- 葬儀、納骨、ペットについての希望
暗証番号やパスワードを誰でも見られる紙へそのまま書くのではなく、情報の保管場所や確認方法を決めます。
半年または一年に一度、古い契約や解約済みの口座を一覧から外します。
不足の大きさによって、次にすることを変えます
| 現在の見通し | 次にすること |
|---|---|
| 年金などで毎月の生活費を賄えそう | 住宅修繕、医療・介護、一人になった場合の費用を別に確保する |
| 毎月1万〜3万円ほど不足しそう | 固定費の削減と短時間就労の組み合わせを考える |
| 住居費が家計を大きく圧迫する | ローン返済、家の維持費、住み替え費用を比較する |
| 借入れが退職後も残る | 投資より先に、返済計画と生活費を見直す |
| 預貯金の取り崩しがすでに始まっている | 支出を月額で出し、早めに家計や公的支援の窓口へつなぐ |
| 家賃や生活費を払えない状態が近い | 子どもだけに頼る前に、自治体の自立相談支援機関へ状況を伝える |
生活困窮者自立支援制度では、仕事、住まい、家計などの困り事を受け、状況に応じた支援プランを一緒に作る自立相談支援事業などが行われています。家賃や生活費の支払いが難しくなってから一人で耐えず、住んでいる地域の窓口へ早めに状況を伝えられます。
老後のお金を誰かに見てもらうなら、商品購入の前に家計から話します
自分たちだけでは、年金、保険、住宅、預貯金を一つの計画にまとめられないことがあります。
その場合は、最初から金融商品を買う相談ではなく、家計管理と生活設計を整理する相談を選びます。
金融経済教育推進機構のJ-FLECでは、家計管理、生活設計、年金、保険、住宅、資産形成などについて、対面・オンラインの無料体験相談や無料電話相談を案内しています。特定の金融商品の提案・推奨を目的としない相談です。
相談するときは、立派な資料を作る必要はありません。
- 年金見込額
- 毎月と年間の生活費
- 預貯金と保険の残高
- 住宅ローンなどの借入れ
- 今後予定している大きな支出
- 子どもへ頼りたくないと思っている範囲
この六つをメモして持っていけば、何から手をつけるかを具体化しやすくなります。
今日作るのは老後資金の完成計画ではなく、三つの数字です
老後のお金を考え始めると、年金、医療、介護、住まい、相続まで全部決めなければならないように感じます。
今日中に、老後全体の答えを出す必要はありません。
まず、紙へ次の三つを書いてください。
| 今日書く数字 | 調べ方 |
|---|---|
| 毎月の生活費 | 過去一年の支出を12で割る |
| 毎月の収入見込み | 本人と配偶者の年金見込額、退職後の収入を足す |
| 毎月の不足額 | 生活費から収入見込みを引く |
不足額が出たら、次の一つだけに丸をつけます。
- 働く期間を延ばせそう
- 固定費を減らせそう
- 住まいを見直す必要がありそう
- 借入れの返済を先に考えたい
- 自分たちだけでは計算が難しい
丸をつけた一項目が、次に動く場所です。
子どもに頼らない老後を作ることは、子どもへ弱みを見せないことではありません。
毎月の生活費を自分で把握し、利用できる制度を知り、無理になりそうな時点で暮らし方を変えることです。
そして、どうしても一人ではできない部分だけを、家族や地域へ早めに渡しておくことです。
まずは通帳の残高ではなく、先月までの一年間にいくら使ったかを見てください。
そこから分かる月の不足額は、漠然とした老後不安よりも小さく、具体的に動かせる数字です。その数字が見えれば、子どもへ突然大きな負担を渡さないために、今日から何を変えるかを選べるようになります。
出典・確認先メモ
- 日本年金機構「ねんきんネットによる年金見込額試算」:働き方や受給開始時期などの条件を変え、将来の老齢年金を試算する際の確認先。
- 厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」:医療費の自己負担上限や制度改正を確かめる際の資料。
- 厚生労働省「高額医療・高額介護合算療養費制度」:医療と介護の自己負担が重なった場合の負担軽減を確かめる際の資料。
- 厚生労働省「地域包括ケアシステム」:地域包括支援センターの役割と地域の相談先を確かめる際の資料。
- 厚生労働省「生活困窮者自立支援制度」:家計、仕事、住まいなどの困り事を地域の窓口へ相談する際の確認先。
- 国土交通省・厚生労働省「サービス付き高齢者向け住宅」:登録住宅の設備、安否確認、生活相談などの基本を確かめる際の資料。
- 金融経済教育推進機構「J-FLECはじめてのマネープラン」:家計管理、生活設計、年金、住宅などの無料相談を調べる際の確認先。


















