徘徊とは、認知症などで外に出て戻れなくなる状態を指すことがあります
徘徊とは、一般には歩き回ることを指しますが、介護や認知症の文脈では、本人が外に出たあと、行き先や帰り道が分からなくなり、歩き続けてしまう状態を指すことがあります。
大切なのは、本人が「困らせよう」としているわけではないことです。本人には「家に帰る」「仕事に行く」「子どもを迎えに行く」など、その人なりの理由がある場合があります。周りから見ると徘徊でも、本人の中では目的のある外出なのです。
なぜ叱るだけでは解決しにくいのか
認知症による徘徊では、記憶、見当識、判断力の低下が関係することがあります。「出てはいけない」と言っても、その約束自体を忘れてしまうことがあります。叱ると本人が不安になり、隠れて出る、怒る、家族を避けるなど別の問題につながることもあります。
| 家族が確認したいこと | 理由 |
|---|---|
| 出やすい時間帯 | 夕方、夜間、早朝など傾向を見ます |
| 行こうとする場所 | 昔の職場、実家、駅、買い物先など手がかりになります |
| 服装・持ち物 | 行方不明時に説明しやすくなります |
| 玄関・勝手口 | センサーや鍵の工夫を検討します |
| 連絡先カード | 保護されたとき家族に連絡が届きやすくなります |
| 地域の見守り | 自治体や警察、地域包括支援センターと連携します |
行方が分からないときは、早めに警察へ相談します
「もう少し探してから」と迷う家族は多いですが、高齢者が行方不明になった場合、時間がたつほど発見が難しくなることがあります。厚生労働省も、行方のわからない認知症高齢者等を探す方向けの情報を案内しています。
警察へ相談するときは、氏名、年齢、身長、服装、持病、認知症の有無、よく行く場所、最後に見た時間、写真を用意します。焦っているときほど、メモが家族の味方になります。
日頃からできる備えがあります
- 衣類や靴に名前・連絡先を入れる
- 財布やバッグに連絡先カードを入れる
- 最近の写真を家族が持っておく
- 玄関センサーや見守りカメラを検討する
- GPSや自治体の見守り事業を確認する
- 近所の方に、困ったときの連絡先を伝えておく
徘徊は、家族の見張り不足だけで起きるものではありません。責め合うより、出てしまう前提で備える方が現実的です。地域包括支援センターや警察への相談も早めに使いましょう。
関係する言葉
- 認知症
- 見守りサービス
- 見守りカメラ
- 地域包括支援センター
- 高齢者行方不明
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出典・確認先メモ
- 厚生労働省「行方のわからない認知症高齢者等をお探しの方へ」を確認。
- 自治体の認知症高齢者見守り事業、地域包括支援センター、警察相談の情報を確認してください。
- 確認日:2026-07-06。














