認知症とは、生活に支障が出る脳の病気や状態の総称です
認知症とは、記憶、判断力、理解力、段取りを組む力などが低下し、日常生活に支障が出てくる状態です。病名というより、さまざまな原因によって起きる状態の総称として使われます。
「もの忘れ=認知症」と思われがちですが、認知症は忘れることだけではありません。料理の手順が分からなくなる、支払いができなくなる、同じ買い物を繰り返す、怒りっぽくなる、道に迷うなど、暮らしの中に変化が出ます。
なぜもの忘れだけでは判断できないのか
年齢とともに、人の名前がすぐ出てこない、置き場所を忘れることはあります。一方で認知症では、体験そのものを忘れる、判断が難しくなる、生活に支障が出る、周囲が困る場面が増えることがあります。
| 変化 | 家族が見るポイント |
|---|---|
| 同じ質問を何度もする | 質問したこと自体を忘れている可能性があります |
| 料理や支払いが難しい | 段取りや判断の力に変化があるかもしれません |
| 道に迷う | 慣れた場所でも迷う場合は注意します |
| 怒りっぽい・疑い深い | 本人の不安や混乱が表に出ている場合があります |
| 服薬や通院を忘れる | 健康管理に支障が出始めている可能性があります |
家族が最初にすることは、問い詰めることではありません
認知症かもしれないと思うと、家族は焦ります。「なんで忘れるの」「さっき言ったでしょ」と言いたくなる日もあります。けれど、本人も不安や混乱を抱えていることが多く、責められると受診拒否や家族関係の悪化につながります。
まずは変化をメモします。いつ、どこで、何が起きたか。お金、火の元、服薬、運転、外出、食事、衛生など、生活上のリスクを分けます。頭の中だけで管理しようとすると、家族の脳内ホワイトボードがすぐ満員になります。
生活への支障が出ている、金銭管理や火の元が心配、受診を嫌がる、家族が疲れている場合は、地域包括支援センターやかかりつけ医に早めに相談しましょう。
認知症でも、すぐにすべてができなくなるわけではありません
認知症と聞くと、家族は一気に将来を悲観しがちです。しかし、早めに相談することで、本人ができることを残しながら生活環境を整えたり、介護保険サービスを利用したり、家族の負担を分けたりできます。
関係する言葉
- MCI
- 物盗られ妄想
- 徘徊
- 受診拒否
- グループホーム
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出典・確認先メモ
- 厚生労働省「認知症施策」「認知症の人と家族を支える手引き」を確認。
- 認知症の診断は医師が行います。気になる症状がある場合は医療機関や地域包括支援センターに相談してください。
- 確認日:2026-07-06。













