買い物袋を持って帰るだけで、ぐったりする日があります
前は、近所のスーパーへ行くのがそこまで苦ではなかった。
ついでに季節の野菜を見たり、特売品を選んだり、店員さんと少し話したりする時間もあった。
でも最近は、家を出る前から気が重い。
坂道がつらい。バスの時間に合わせるのがしんどい。米や牛乳、洗剤を買うと帰り道で腕が痛くなる。雨の日は出かける気になれない。店内を歩くと疲れる。レジで焦る。帰ってきたら、料理をする力が残っていない。
それでも、「食べるものは買わないといけない」と思うから、無理をして行く。
この状態が続くと、買い物がただの家事ではなく、毎週の負担になります。
買い物に行くのがしんどいのは、怠けているからではありません。体力、交通手段、荷物の重さ、天候、持病、介護、仕事、育児、気力の低下が重なると、日常の買い物でも十分につらくなります。
農林水産省は、高齢化や単身世帯の増加、地元小売業の廃業、既存商店街の衰退などにより、食料品の購入や飲食に不便や苦労を感じる人が増えており、これは「食品アクセス問題」として社会的な課題になっていると説明しています。買い物のつらさは、個人の努力だけで片付ける問題ではありません。
だから、最初から「もう全部ネットスーパーにする」「家族に全部頼む」と大きく変えなくて大丈夫です。
まずは、何がしんどいのかを分けます。
歩くのがしんどいのか。重い物がしんどいのか。店内がしんどいのか。注文操作がしんどいのか。献立を考えるのがしんどいのか。お金が不安なのか。
しんどさの場所が分かると、使える方法も見えてきます。
最初に、買い物のどこで疲れているのかを分けます
買い物がしんどいと感じるとき、すべてがつらく見えることがあります。
でも、よく見ると、しんどい場所は人によって違います。
| しんどい場面 | 心の中の言葉 | 合いやすい方法 |
|---|---|---|
| 店まで行くのがつらい | 歩く距離や坂道で疲れてしまう | 宅配、ネットスーパー、移動販売、送迎つき店舗 |
| 荷物が重い | 米、牛乳、洗剤を持って帰れない | 重い物だけ宅配、家族に月1回頼む |
| 店内を歩くのがつらい | 広い店で商品を探すだけで疲れる | 小型店、注文書式の宅配、買い物代行 |
| 献立を考えるのがつらい | 何を買えばいいか分からない | ミールキット、定番リスト、週1回の固定メニュー |
| ネット注文が苦手 | スマホでの注文や決済が不安 | 電話注文、紙の注文書、家族の注文サポート |
| 費用が心配 | 配送料や手数料がもったいない | 重い物だけ利用、月2回だけ利用、地域支援を確認 |
| 一人で決めるのが不安 | 頼りすぎと思われないか気になる | 家族と役割分担、地域包括支援センターへ相談 |
たとえば、店まで行けるけれど帰りの荷物がつらいなら、全部を宅配にする必要はありません。米、飲料、洗剤、トイレットペーパーなど、重い物だけを頼めばかなり楽になります。
反対に、店内を歩くこと自体がつらいなら、買い物代行や宅配の方が合うかもしれません。
「買い物ができるか、できないか」ではなく、「どこを人やサービスに任せるか」で考えると、自分を責めずに方法を選びやすくなります。
重い物だけ頼むと、買い物の負担はかなり軽くなります
買い物を全部やめるのは不安でも、重い物だけ外に頼む方法があります。
重い物は、買う回数が少なくても体にこたえます。
米、飲料、牛乳、調味料、洗剤、トイレットペーパー、猫砂、介護用品。こうした物を持って帰るだけで、腰や膝に負担がかかります。
| 頼みやすい物 | 理由 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 米 | 重く、頻繁に買うと負担が大きい | 月1回だけ宅配にする |
| 水・お茶・牛乳 | 重いわりにすぐなくなる | ケース買いは配達にする |
| 洗剤・柔軟剤 | 食品と一緒に持つと重い | 日用品だけまとめて注文する |
| トイレットペーパー | かさばり、雨の日に持ち帰りにくい | 月1回の定期購入にする |
| 介護用品 | 量が多く、買い忘れると困る | 家族やケアマネジャーと購入方法を決める |
| 冷凍食品 | 保存がきき、買い物回数を減らせる | 体調が悪い日の予備にする |
買い物に行く楽しみを残したい人もいます。
店で野菜や魚を見て選びたい。人と少し話したい。外へ出るきっかけにしたい。そういう買い物の良さまで失う必要はありません。
重い物だけを宅配にして、軽い物や選びたい物は自分で買う。
この分け方なら、買い物の楽しみを残しながら体の負担を減らせます。
ネットスーパーや食材宅配は、便利さだけでなく注文のしやすさで選びます
ネットスーパーや食材宅配は、買い物に行くのがしんどいときの助けになります。
ただし、誰にでも同じように合うわけではありません。
スマホ操作が苦手な人にとっては、注文画面そのものが負担になります。配送料や最低注文金額が気になる人もいます。置き配が不安な人、冷蔵品の受け取り時間に縛られるのがつらい人もいます。
| 見るポイント | 確認したいこと | 合わないと起きやすいこと |
|---|---|---|
| 注文方法 | スマホ、パソコン、電話、紙の注文書 | 操作が難しくて続かない |
| 配達エリア | 自宅が対象地域か | 登録しても使えない |
| 配送料 | 毎回いくらか、無料条件があるか | 少量注文だと割高に感じる |
| 最低注文金額 | いくら以上で注文できるか | 必要以上に買ってしまう |
| 受け取り方法 | 対面、置き配、宅配ボックス | 在宅時間に縛られる |
| 支払い方法 | 現金、口座振替、カード、電子決済 | 支払い方法が合わず使いにくい |
| 解約・休止 | 定期便の止め方、休み方 | 不要な商品が届き続ける |
最初から毎週使う必要はありません。
まずは、米や日用品だけ。雨の日だけ。体調が悪い週だけ。月2回だけ。
このくらいの使い方でも十分です。
特に定期購入や定期便を使う場合は、次回配送日、休止方法、解約方法、配送料を必ず見てください。消費者庁は、高齢者の消費者トラブルとして定期購入に関する相談にも触れており、年齢や販売方法によってトラブルの形が変わることを示しています。便利なサービスほど、止め方まで見ておくと安心です。
移動販売や地域の配達は、ネットが苦手な人にも合うことがあります
買い物支援というと、ネットスーパーを思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも、ネット注文が苦手な人には、移動販売や地域の商店の配達の方が合う場合があります。
農林水産省の食品アクセス問題ポータルサイトでは、移動販売、宅配、買物バス、ミニ店舗開設など、地域に応じた買物支援の取組事例が紹介されています。食品アクセス問題は、商店街、地域交通、介護・福祉など複数の分野が関わる課題として整理されています。
| 方法 | 向いている人 | 確認すること |
|---|---|---|
| 移動販売 | 近くまで販売車が来るなら外へ出られる人 | 曜日、時間、停車場所、支払い方法 |
| 地域商店の配達 | いつもの店で買いたい人 | 配達範囲、注文方法、配達料 |
| 生協などの宅配 | 定期的に食材をそろえたい人 | 注文締切、配達曜日、休止方法 |
| 弁当・配食サービス | 調理までしんどい人 | 味、栄養、見守りの有無、キャンセル方法 |
| 買物バス・送迎 | 店舗で自分で選びたい人 | 乗り場、運行日、付き添いの有無 |
| 地域ボランティア | 少量の買い物を頼みたい人 | 対象者、費用、頼める範囲 |
自治体によっては、買い物支援の一覧や地域の配達サービスをまとめていることがあります。
検索するときは、「自治体名 買い物支援」「自治体名 移動販売」「自治体名 高齢者 配食」などで探すと見つかる場合があります。
分からなければ、地域包括支援センターや自治体の高齢者支援窓口に聞いてみてください。
買い物代行は、頼める範囲と料金を先に見ます
買い物代行は、体調が悪いときや外出が難しいときに助けになります。
ただ、頼める範囲はサービスによって違います。
食品だけなのか、日用品も頼めるのか。冷蔵品は扱えるのか。薬は買えるのか。現金を預けるのか。レシートをもらえるのか。キャンセル料はあるのか。
| 確認すること | 聞き方の例 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 頼める品物 | 「食品、日用品、薬局の商品は頼めますか」 | 希望の商品が対象外だと困るため |
| 料金 | 「代行料、交通費、買い物代は別ですか」 | 総額を知るため |
| 支払い方法 | 「現金、口座、カード、後払いのどれですか」 | お金の受け渡しトラブルを防ぐため |
| レシート | 「購入後にレシートをもらえますか」 | 何を買ったか確認するため |
| 代替品 | 「商品がなかった場合、勝手に別の商品を買いますか」 | 不要な買い物を防ぐため |
| キャンセル | 「キャンセル料はいつからかかりますか」 | 体調不良時に困らないため |
| 本人確認 | 「家族が代理で申し込めますか」 | 親の代わりに手続きする場合に必要 |
買い物代行は便利ですが、家の中に入るか、現金を預けるか、鍵を扱うかなど、生活の安全にも関わる場合があります。
最初は少額で試す、レシートを必ずもらう、代替品は電話確認してもらう、家族にも利用先を共有するなど、安心できる形にしておきましょう。
介護保険で買い物支援を考える場合は、ケアマネジャーに目的を伝えます
高齢の方で、すでに介護保険を利用している場合、訪問介護などの生活援助の中で買い物に関わる支援を相談できることがあります。
ただし、介護保険は何でも頼める便利サービスではありません。本人の心身の状態や生活状況、ケアプランに基づいて必要性が判断されます。
厚生労働省は、地域包括ケアシステムについて、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、住まい、医療、介護、予防、生活支援を一体的に提供する体制を目指すものと説明しています。買い物の困りごとも、介護や生活支援の一部として相談できる場合があります。
| 相談する相手 | 伝えること | 聞くこと |
|---|---|---|
| 地域包括支援センター | 買い物に行けず食材確保が難しい | 介護保険申請や地域支援につながるか |
| ケアマネジャー | 買い物で転倒しそう、荷物が持てない | ケアプランに買い物支援を入れられるか |
| 訪問介護事業所 | 買い物の範囲や頻度 | 頼める品物、時間、自己負担 |
| 自治体窓口 | 地域の買い物支援を知りたい | 配食、移動販売、ボランティアの有無 |
| 主治医・病院相談室 | 退院後に買い物へ行けない | 退院前に在宅支援を相談できるか |
相談するときは、「買い物を手伝ってほしい」だけでなく、なぜ必要なのかを伝えると話が進みやすいです。
たとえば、こうです。
「スーパーまで歩くと帰りに足がふらつきます。」
「重い物を持つと腰が痛くなります。」
「一人では食材をそろえられず、食事が簡単なものに偏っています。」
「家族が遠方で、毎週は頼めません。」
体の負担、食事への影響、家族の支援状況をセットで伝えると、必要な支援を考えてもらいやすくなります。
家族に頼むときは、「全部お願い」ではなく役割を小さくします
買い物がしんどくなったとき、家族に頼ることに抵抗がある人もいます。
「迷惑をかけたくない」
「毎回頼むと嫌がられそう」
「自分でできないと思われたくない」
「子どもにも仕事や家庭がある」
そう思って我慢しているうちに、食事が偏ったり、重い物を無理して運んで転びそうになったりすることがあります。
家族に頼むときは、全部をお願いするのではなく、役割を小さくすると頼みやすくなります。
| 頼み方 | 具体例 | 家族が受けやすい理由 |
|---|---|---|
| 重い物だけ頼む | 米、飲料、洗剤を月1回買ってもらう | 頻度が少なく、負担が見えやすい |
| 注文だけ頼む | ネットスーパーの入力を家族がする | 本人は受け取るだけで済む |
| 支払い確認を頼む | 定期便や配送料を一緒に見る | 契約トラブルを防ぎやすい |
| 買い物リストを共有する | 冷蔵庫を見て必要な物だけ送る | 無駄な買い物を減らせる |
| 月1回のまとめ買いに同行してもらう | 車でスーパーへ連れて行ってもらう | 本人が自分で選ぶ楽しみも残せる |
| 地域支援を調べてもらう | 移動販売や配食サービスを探してもらう | お金を出す以外の手伝いになる |
頼むときは、「買い物ができないから助けて」だけではなく、こう伝えると具体的です。
「毎週ではなくていいので、月に一度だけ米と洗剤を買うのを手伝ってほしい。」
「ネット注文の操作だけ一緒に見てほしい。」
「重い物を自分で持って帰るのが怖くなってきた。」
家族は、何をどのくらい手伝えばよいのか分かると動きやすくなります。
親の買い物を心配している家族は、いきなり取り上げない方が進みます
子ども世代が、親の買い物を心配して調べている場合もあります。
冷蔵庫に同じ物がいくつもある。重い袋を持って歩いている。転びそう。買い忘れが増えた。惣菜やパンばかりになっている。ネットスーパーをすすめても嫌がる。
心配になるのは自然です。
ただ、いきなり「もう一人で買い物に行かないで」と言うと、親は自分の生活を奪われるように感じることがあります。
| 家族の心配 | 避けたい言い方 | 伝えやすい言い方 |
|---|---|---|
| 転倒が心配 | 「危ないから行かないで」 | 「重い物だけは配達にして、軽い物は一緒に考えよう」 |
| 買い忘れが増えた | 「また忘れたの?」 | 「買う物リストを一緒に作ってみようか」 |
| 食事が偏っている | 「ちゃんと食べてないでしょ」 | 「すぐ食べられるおかずを少し用意しておこうか」 |
| ネット注文を嫌がる | 「便利なのに、なんで使わないの」 | 「注文は私がやって、受け取りだけ試してみる?」 |
| 同じ物を買っている | 「無駄遣いしている」 | 「在庫が見えるように置き場所を決めよう」 |
| 外出機会が減りそう | 「買い物は全部宅配にしよう」 | 「散歩がてら行く日は残して、重い物だけ頼もう」 |
買い物は、本人にとって外出や人との接点でもあります。
全部を代行すると、体は楽になっても、外へ出る機会や自分で選ぶ楽しみが減ることがあります。
家族が支えるなら、「奪う」のではなく「危ない部分だけ減らす」形が続きやすいです。
費用が気になるときは、配送料だけでなく体力の消耗も比べます
宅配や買い物代行を使うと、配送料や手数料がかかることがあります。
「もったいない」と感じるのは自然です。
ただ、買い物に行くためにタクシーを使う、帰ってきて寝込む、重い荷物で体を痛める、食材を買えずに食事が偏るなら、配送料だけで比べない方がよい場合があります。
| 比べる項目 | 自分で行く場合 | 宅配・代行を使う場合 |
|---|---|---|
| お金 | 交通費、ついで買い、タクシー代 | 配送料、手数料、最低注文金額 |
| 体力 | 歩く、待つ、持つ、帰ってから片付ける | 受け取りと片付けが中心 |
| 時間 | 往復、店内移動、レジ待ち | 注文時間、受け取り時間 |
| 安心感 | 自分で選べる | 重い物を運ばなくてよい |
| 食事への影響 | 疲れて調理できないことがある | 食材を計画的に確保しやすい |
| 続けやすさ | 天気や体調に左右される | 注文方法が合えば続けやすい |
配送料を払うことは、ぜいたくとは限りません。
体力を守るための費用、転倒を避けるための費用、食事を途切れさせないための費用と考えることもできます。
もちろん、毎回使うと家計に負担になる場合もあります。
その場合は、重い物だけ、月2回だけ、雨の日だけ、体調が悪い週だけと決めると使いやすくなります。
食材が届いても料理がしんどいなら、買い物だけの問題ではありません
買い物に行くのがしんどいとき、実はその後の料理もしんどいことがあります。
買ってきた野菜を洗う。切る。火を使う。鍋を洗う。献立を考える。残った食材を管理する。
買い物だけ外に頼んでも、料理で力尽きるなら、別の方法も考えてよいです。
| しんどいこと | 使える方法 | 考え方 |
|---|---|---|
| 献立を考えるのがつらい | ミールキット、定番メニュー表 | 考える負担を減らす |
| 切るのがつらい | カット野菜、冷凍野菜、下処理済み食材 | 調理の最初の負担を減らす |
| 火を使うのが不安 | 電子レンジ対応食品、配食サービス | 安全面を優先する |
| 栄養が偏る | 弁当・配食、惣菜の組み合わせ | 無理な自炊にこだわりすぎない |
| 食欲がない | 少量で食べやすい物を常備 | 買い物より体調相談が必要な場合もある |
| 片付けがつらい | ワンプレート、冷凍食品、使い切り食材 | 洗い物を減らす |
買い物だけでなく、食べるところまで考えてください。
「食材を買う力」はあっても、「調理する力」が残っていない日もあります。
そういう日が増えているなら、配食サービスや簡単に食べられる食品も選択肢に入れてよいです。
自炊を続けることだけが正解ではありません。食事が途切れない形を作ることが大切です。
ネット注文が不安なら、最初は家族と一緒に一回だけ試します
ネットスーパーや食材宅配に興味があっても、スマホ操作や決済が不安で止まる人は多いです。
会員登録、パスワード、住所入力、支払い方法、配達時間、注文確認。慣れていないと、どこかで間違えそうで怖くなります。
最初は、一人で全部やろうとしなくて大丈夫です。
| 不安な操作 | 家族や支援者に頼めること | 本人が決めること |
|---|---|---|
| 会員登録 | 入力を手伝ってもらう | 使うサービスを選ぶ |
| 商品選び | いつもの商品をお気に入り登録してもらう | 食べたい物、必要な物を伝える |
| 支払い方法 | カードや口座の扱いを一緒に確認する | 支払いに不安がない方法を選ぶ |
| 配達時間 | 受け取りやすい時間を一緒に選ぶ | 在宅できる時間を決める |
| 注文内容の確認 | 注文確定前に一緒に見る | 不要な物が入っていないか見る |
| 休止・解約 | 止め方をメモしてもらう | 続けるか、試すだけにするか決める |
一回試して合わなければ、やめてもいいです。
続けるかどうかを決める前に、「注文できるか」「受け取れるか」「商品が合うか」「費用が納得できるか」を見ます。
大事なのは、便利なサービスを無理に使いこなすことではありません。
自分の暮らしに合うかを、小さく試すことです。
買い物のしんどさが急に強くなったら、体調の変化も見逃さないでください
買い物に行くのがしんどい理由が、単なる加齢や忙しさだけではないこともあります。
息切れが増えた。足元がふらつく。急に疲れやすくなった。外に出るのが怖い。食欲が落ちている。物忘れが増えた。買い物中に迷うことがある。
こうした変化がある場合は、買い物支援だけでなく、体調や生活全体の相談も考えてください。
| 気になる変化 | 考えたい相談先 | 伝えること |
|---|---|---|
| 歩くと息切れする | かかりつけ医 | いつから、どのくらい歩くとつらいか |
| 転びそうになる | かかりつけ医、地域包括支援センター | 転倒歴、買い物で困る場面 |
| 買い忘れや重複買いが増えた | 地域包括支援センター、かかりつけ医 | いつから増えたか、生活への影響 | 食事が偏っている | 地域包括支援センター、ケアマネジャー、医療機関 | 何を食べているか、体重変化 |
| 外出が怖い | 医療機関、地域包括支援センター | 不安が出る場面、外出頻度 |
| 家族が心配している | 地域包括支援センター | 本人の様子、困っていること |
買い物の負担は、生活の変化に気づくきっかけになることがあります。
「最近、買い物がつらい」という一言から、介護保険申請、リハビリ、配食、見守り、生活支援につながる場合もあります。
我慢して続けるより、早めに話しておく方が、選べる方法が増えます。
今日できる一歩は、次の買い物リストを「自分で行く物」と「頼む物」に分けることです
買い物に行くのがしんどくなったとき、いきなり大きく生活を変えなくて大丈夫です。
今日できることは、次の買い物リストを二つに分けることです。
- 自分で見て選びたい物
- 重い物、かさばる物、誰かに頼んでもよい物
たとえば、野菜や魚は自分で選びたい。米、飲料、洗剤、トイレットペーパーは頼んでもいい。薬局の商品は家族に一緒に見てもらいたい。冷凍食品は月1回まとめて宅配にしたい。
このくらいで構いません。
買い物を全部自分で続けるか、全部人に任せるかの二択にしないでください。
行ける日もあれば、行けない日もあります。
自分で選びたい物もあれば、誰が買っても困らない物もあります。
体調、天気、荷物の重さ、家族の都合、地域の支援を見ながら、少しずつ形を変えていけばいいです。
まずは、次の買い物で重い物を一つだけ外に頼む。
それだけでも、帰り道のしんどさは変わります。
買い物は、生活を続けるための大切な作業です。
だからこそ、無理をして倒れる前に、頼れる部分を小さく作っていきましょう。
出典・確認先メモ
- 農林水産省「食品アクセス(買物困難者等)問題ポータルサイト」:高齢化や単身世帯の増加、地域小売業の衰退などによる食品アクセス問題、移動販売・宅配・買物バスなどの取組事例を確認する際の参考先です。
- 厚生労働省「地域包括ケアシステム」:高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるための住まい・医療・介護・予防・生活支援の考え方を確認する際の参考先です。
- 消費者庁「高齢者の消費者トラブル」:定期購入や通信販売など、高齢者に関わる消費者トラブルを確認する際の参考先です。
- 元記事「買い物に行くのがしんどくなったとき使える方法」:既存記事の検索意図、現在の構成、読者の悩みを確認するための参照元です。


















