日本語が不安なまま困りごとを抱えると、相談先そのものが見えなくなります
職場でひどい扱いを受けた。大家さんや近所とのトラブルがある。学校で子どもがつらそう。日本語で説明する自信がなくて、役所にも電話できない。
外国人の方の悩みは、「生活の問題」と「言葉の問題」が重なります。日本語が十分でないだけで、相談の入口にたどり着けないことがあります。
法務省は、日本語を自由に話すことができない方からの人権相談に応じるため、外国人のための人権相談窓口を案内しています。
困りごと別に、相談先を分けます
| 困っていること | 入口になりやすい窓口 | 伝えること |
|---|---|---|
| 差別・いじめ・ハラスメント | 外国語人権相談ダイヤル、法務局 | 誰から、いつ、どんな扱いを受けたか |
| 在留・生活全般 | FRESC、自治体の国際交流・多文化共生窓口 | 在留資格、家族、仕事、住まい |
| 賃金未払い・解雇 | 労働局、外国人労働相談、法テラス | 会社名、契約、給与明細、勤務記録 |
| DV・家庭内暴力 | DV相談+、#8008、自治体女性相談 | 安全、子ども、相手に知られる危険 |
| 急病・事故 | 119番、医療機関、自治体医療情報 | 場所、症状、言語、保険証の有無 |
電話や相談で使える短い日本語
完璧な日本語でなくてもかまいません。最初にこのように伝えられれば、話が始めやすくなります。
| 伝えたいこと | 短い言い方 |
|---|---|
| 日本語が不安 | 「日本語が少しだけです。ゆっくり話してください。」 |
| 通訳が必要 | 「○○語で相談したいです。」 |
| 職場で困っている | 「会社で困っています。給料、解雇、ハラスメントです。」 |
| 家で危険 | 「家で暴力があります。今、安全ではありません。」 |
| 急ぎ | 「今日中に相談したいです。期限があります。」 |
支援者や家族が手伝うときは、本人の言葉を残します
日本語ができる家族や支援者が間に入る場合、よかれと思って話をまとめすぎることがあります。でも、本人が何を望んでいるかが消えてしまうと、相談がずれることがあります。
- 本人が希望する言語を確認する
- 本人が相談してよいと言っているか確認する
- 在留、仕事、住まい、暴力、人権のどれが中心か分ける
- 急ぎの期限があるか確認する
- 本人に危険がある場合は110番・119番を優先する
出典・確認先メモ
- 法務省「外国人のための人権相談」:https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken21.html
- 出入国在留管理庁「FRESC」:https://www.moj.go.jp/isa/support/fresc/fresc01.html
- 公式確認日:2026-07-04
- 対応言語・受付時間は変更される場合があります。最新情報は公式ページでご確認ください。
相談できること
日本語が不安な外国人の方が、差別、いじめ、ハラスメント、職場・学校・地域での人権問題について外国語で相談できる窓口です。生活全般や在留相談はFRESCや自治体国際窓口も検討します。
相談できない・不向きなこと
在留資格の個別手続き代行、労働紛争の代理交渉、緊急出動を行う窓口ではありません。内容によりFRESC、労働局、法テラス、警察、自治体へ分けて相談します。
電話する前に手元に置きたいもの
相談したい内容、在留カードや身分証、職場・学校・住まいの情報、相手の名前や会社名、契約書、給料明細、メッセージ、希望する言語を分かる範囲で用意します。
本人ではなく家族が相談するときの注意点
日本人の配偶者、ご家族、支援者が代理で調べる場合は、本人が希望する言語、本人の安全、在留・仕事・住まい・差別のどれが困りごとなのかを分けて伝えます。
近い悩みで使う別の相談先
出典・確認先メモ
- 運営元区分:国
- 公式確認日:2026-07-04
- 最終確認日:2026-07-04
- 電話番号・受付時間・対応内容は変更される場合があります。利用前に各公式窓口の最新情報をご確認ください。













