性暴力の相談は、「どう説明するか」より「安全につながること」が先です
何が起きたのか、言葉にできない。自分が悪かったのではないかと思ってしまう。警察に行くべきか、病院に行くべきか、誰にも知られたくない。頭の中でたくさんの声が重なって、身動きが取れなくなることがあります。
#8891は、性犯罪・性暴力被害について、最寄りのワンストップ支援センターにつながる全国共通番号です。内閣府は、ワンストップ支援センターについて、産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関とも連携している相談窓口と案内しています。
#8891で相談できること
| 相談したいこと | 内容 | 無理にしなくてよいこと |
|---|---|---|
| 医療につながりたい | けが、妊娠や性感染症の不安、受診先の相談 | 一人で病院を探し回ること |
| 気持ちが混乱している | 心理的な支援、話を聞いてもらうこと | 被害の詳細を最初から全部話すこと |
| 警察に相談するか迷う | 警察相談の前に気持ちや流れを整理する | その場で必ず被害届を決めること |
| 家族が心配している | 本人への接し方、付き添い、相談先の確認 | 本人を問い詰めること |
| 時間が経っている | 過去の被害、思い出してつらい気持ち | 「今さら」と一人で抱えること |
#8103と#8891の違い
#8103は、警察の性犯罪被害相談電話につながる番号です。警察に性被害を相談したい、事件として扱ってほしい、警察の対応を確認したいときに使いやすい窓口です。
#8891は、医療、心理、法律相談などを含めて、性犯罪・性暴力被害者の支援につながる窓口です。どちらか一つしか使えないわけではありません。今の希望に近い方からで大丈夫です。
被害直後に、できれば知っておきたいこと
被害直後は、体を洗いたい、服を捨てたい、何もなかったことにしたいと思うかもしれません。その気持ちは自然です。
一方で、医療や警察相談を考えている場合、衣服や体に残ったものが証拠になることがあります。とはいえ、証拠のために自分を責めたり、苦しい状態を我慢し続ける必要はありません。まず#8891や医療機関に相談し、今できることを確認してください。
家族や友人は、聞き出すより「選べる状態」を守ります
| 避けたい対応 | 代わりにできること |
|---|---|
| 「何されたの?」と詳しく聞く | 「話せる範囲でいいよ。今、安全な場所にいる?」と聞く |
| 「警察に行こう」と急かす | 「#8891や#8103で流れを聞いてから決めてもいい」と伝える |
| 「なぜそこへ行ったの」と責める | 「あなたが悪いわけではない」と伝える |
| 勝手に周囲へ話す | 本人の同意を大切にする。ただし命の危険がある場合は助けを呼ぶ |
支える側も動揺します。でも、ここで探偵にならなくて大丈夫です。必要なのは、本人が安全につながれるように横にいることです。
出典・確認先メモ
- 内閣府男女共同参画局「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」:https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/consult.html
- 警察庁「性犯罪被害相談電話」:https://www.npa.go.jp/higaisya/seihanzai/seihanzai.html
- 公式確認日:2026-07-04
- 受付時間や支援内容は地域のセンターにより異なります。最新情報は公式ページでご確認ください。
相談できること
性犯罪・性暴力被害について、医療機関、カウンセリング、法律相談、警察相談へのつなぎ、付き添い支援などを地域の状況に応じて相談できます。
相談できない・不向きなこと
緊急出動や医療処置そのものを電話だけで行う窓口ではありません。被害直後で命や体の危険がある場合は、110番・119番や医療機関を優先してください。
電話する前に手元に置きたいもの
安全な場所、被害の時期、けがや体調、警察に相談したいか、病院に行きたいか、着替えや入浴の状況、付き添える人の有無を、話せる範囲で整理します。無理に全部説明する必要はありません。
本人ではなく家族が相談するときの注意点
ご家族や友人が相談する場合は、本人の安全、本人が望んでいること、医療や警察相談の必要性、加害者が近くにいるかを分けて伝えます。本人を責めたり、無理に被害内容を聞き出したりしないことが大切です。
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出典・確認先メモ
- 運営元区分:国
- 公式確認日:2026-07-04
- 最終確認日:2026-07-04
- 電話番号・受付時間・対応内容は変更される場合があります。利用前に各公式窓口の最新情報をご確認ください。













