親から電話が来るたび、まず交通費を計算してしまう
金曜の夕方、離れて暮らす親から電話がかかってきます。
「病院から説明があるみたい」
「役所から書類が届いたけれど、よく分からない」
「冷蔵庫が壊れたかもしれない」
心配だから行きたい。けれど、今から新幹線を取れば往復で数万円。飛行機なら空港までの移動費もかかります。
日帰りできなければ宿泊費が加わり、駅から実家までのタクシー代、滞在中の食費も必要です。月曜日に休めなければ、日曜の夜に慌ただしく戻らなければなりません。
親のことを考えているはずなのに、頭の中では、
「今月はもう二回帰っている」
「子どもの学費もあるのに、いつまで払えるだろう」
「近くに住む兄は、なぜ私ばかり呼ぶのだろう」
「お金を理由に行かないと言ったら、薄情だと思われないか」
という計算が止まらなくなります。
遠距離介護の交通費は、一回ごとの出費だけを見ると、「親のためだから仕方がない」で済ませやすいものです。
しかし、半年、一年と続けば、自分の家計だけでなく、仕事、睡眠、夫婦関係にも影響します。
まず必要なのは、安い切符を探し続けることではありません。何のために、どのくらいの頻度で移動しているかを分けることです。
切符代だけでなく、一回の帰省で失っているものを全部出します
交通費の負担を家族へ話すとき、「新幹線代が高い」だけでは、実際の重さが伝わらないことがあります。
直近三回の帰省について、次の項目を書き出してください。
| 費用・負担 | 具体的に含めるもの |
|---|---|
| 長距離の移動費 | 新幹線、特急、飛行機、高速バス、高速道路料金 |
| 自宅から駅・空港まで | 電車、バス、タクシー、駐車場 |
| 現地での移動費 | 実家、病院、施設、役所を回る交通費 |
| 宿泊費 | ホテル、親族宅へ泊まるための手土産や寝具 |
| 滞在中の費用 | 食事、日用品、親のために立て替えた買い物 |
| 仕事への影響 | 欠勤、無給の休み、残業できなかった時間 |
| 家庭への影響 | 留守中の家事、子どもの預け先、家族の予定変更 |
| 体への負担 | 移動時間、睡眠不足、帰宅後に休む時間 |
たとえば、往復の切符が3万円でも、現地交通費、宿泊、食事を合わせると、一回で5万円近くなることがあります。
さらに、有給休暇がなくなったり、配偶者へ家事や子育てが集中したりすれば、負担は金額だけでは表せません。
家族へ話すためにも、自分自身が限界へ気づくためにも、「一回いくら」と「一回何時間」の両方を出します。
帰省の目的を四つに分けると、毎回行かなくてよい用事が見えてきます
親から頼まれるたびに帰っていると、すべてが緊急の用事に見えてきます。
直近の帰省で行ったことを、次の四つに分けてください。
| 帰省の種類 | 具体例 | 次回の考え方 |
|---|---|---|
| 本人の安全に関わる緊急対応 | 転倒、急な入院、行方不明、退院直後の生活準備 | 家族の移動が必要か、現地の支援者と同時に動く |
| 本人と家族の判断が必要な用事 | 治療方針、施設契約、住まいの変更、重要な金銭手続き | 対面が必要か、オンライン参加が可能かを事前に聞く |
| 現地の支援へ任せられる用事 | 薬の受け取り、買い物、掃除、定期的な安否確認 | 介護・生活支援サービスへ置き換えられないか検討する |
| 親と過ごすための訪問 | 顔を見る、食事をする、季節の片づけをする | 介護の緊急対応と分け、無理のない頻度を決める |
顔を見に行くことは、決して不要ではありません。
ただ、「親に会う訪問」と「その日にしなければ危険な対応」を分けないと、毎回、最も高い交通費を払って急いで移動することになります。
親との時間を残すためにも、日常的な用事はできるだけ現地の仕組みへ渡します。
帰省しなければできないことを、一日へまとめます
病院の説明を聞くために一度、役所の手続きで一度、家の片づけで一度と、用事ごとに帰省すると交通費が増えます。
現地へ行く日が決まったら、その前に関係者へ連絡し、用事を一日にまとめられないか調整します。
- 病院の診察や説明日を確認する
- ケアマネジャーとの面談を同じ日に依頼する
- 役所や金融機関で必要な書類を先に聞く
- 薬局へ残薬や服薬状況を伝える
- 兄弟が現地へ行ける時間を合わせる
- 家の修理や家電の搬入を同日に依頼する
- 次回まで現地で確認してもらう事項を決める
訪問先が複数ある場合は、移動時間を含めて順番を組みます。
一日に予定を詰め込みすぎて、親と話す時間がなくなるのも避けたいところです。手続きの日と、親と過ごす日を完全に分ける方法もあります。
病院の説明は、家族が毎回現地へ行く必要があるか尋ねます
親から「先生の話がある」と言われると、すぐ予定を空けなければと思うでしょう。
しかし、診察内容によっては、本人の同意を得たうえで、家族が電話やオンラインで説明へ参加できる医療機関もあります。
予約前に、次のように聞いてください。
「私は遠方に住んでいます。家族の同席が必要な説明でしょうか。本人が同意した場合、電話やオンラインで参加できますか」
医療機関の設備や説明内容によって、対応できない場合もあります。
それでも、家族が必ず来院すべき日なのか、書面や後日の電話で足りるのかを先に聞けば、不要な移動を減らせます。
家族の参加が必要な日には、質問を事前にまとめ、同じ説明を聞く兄弟も可能な範囲で同時に参加します。
現地の「代わりに動ける人」を一人ずつ増やします
遠距離介護がつらくなるのは、距離そのものより、「自分が行かなければ誰も動かない」という状態が続くためです。
| 困っていること | つながりたい相手 |
|---|---|
| 介護全体をどう組み立てるか分からない | 地域包括支援センター、担当ケアマネジャー |
| 食事や買い物ができない | 訪問介護、配食、地域の生活支援 |
| 薬の管理が難しい | かかりつけ医、薬剤師、訪問看護 |
| 急な体調変化が心配 | かかりつけ医、訪問看護、緊急通報サービス |
| 家の中で転びそう | ケアマネジャー、福祉用具・住宅改修の担当者 |
| お金や書類の管理が難しい | 地域包括支援センター、社会福祉協議会、法律の相談先 |
| 家族が不在の日の安否が心配 | 通所サービス、見守りサービス、近隣の協力者 |
地域包括支援センターは、親が暮らす地域の高齢者に関する総合的な相談窓口です。
要介護認定を受けていない段階でも、家族から現在の困りごとを伝えられます。
電話では、
「私は県外に住んでおり、月に二回帰省しています。薬の確認と買い物のための移動が多く、交通費と仕事への影響が限界に近づいています。現地で代わりに支援できる方法を相談したいです」
と、距離だけでなく、今行っている作業を具体的に伝えてください。
ケアマネジャーには、親の状態だけでなく家族の移動負担も話します
介護サービスの話になると、親ができないことだけを伝えがちです。
けれど、家族が遠方から何度も帰省して支えている状態も、今後のケアを考えるうえで必要な情報です。
- 片道にかかる時間
- 一回の帰省費用
- 月に何回帰っているか
- 帰省して行っている作業
- 家族が仕事を休んだ回数
- 今後続けられる訪問頻度
- 夜間や緊急時に駆けつけられないこと
を伝えます。
「必要ならいつでも帰ります」と言い続けると、現地の支援体制が家族の移動を前提に組まれてしまうことがあります。
できないことを隠さず、
「通常は月一回までです。緊急時も到着まで四時間かかります」
と伝えた方が、現実に合う支援を考えやすくなります。
交通費を誰が払うかに、すべての家庭へ共通する答えはありません
遠距離介護の交通費を、子どもが自分で払う家庭もあれば、親のお金から出す家庭、兄弟で分担する家庭もあります。
「親に会いに行くのだから子どもの負担」
「親の介護に必要な移動だから親の負担」
のどちらかに、当然に決まるものではありません。
まず、移動の目的を分けます。
| 移動の目的 | 費用負担を話し合うときの考え方 |
|---|---|
| 親と会うことが主な目的 | 家族個人の帰省費用として考える余地がある |
| 親の入退院や契約手続きへの対応 | 介護に必要な費用として家族で分担を検討する |
| 親に頼まれた買い物・修理・手続き | 移動費と立替金を分けて記録する |
| 家族の都合で頻度を増やした訪問 | 親や兄弟の合意がない部分を当然に請求しない |
| 兄弟の担当を代わって行った訪問 | 代わった経緯と費用を兄弟間で共有する |
費用負担を決めるときは、「親のために行った」という気持ちだけでなく、用事、日付、金額を示します。
親のお金から出すなら、本人の生活を先に守ります
介護に必要な移動だから、親の預金から交通費を出したいと考えることもあるでしょう。
本人が内容を理解し、同意できる状態なら、家族で費用の扱いを話し合う方法があります。
ただし、親の預金は、今後の生活費、医療費、介護費、住まいの費用にも必要です。
次の内容を見ずに、交通費を引き出し続けないでください。
- 親の毎月の収入
- 生活費と住居費
- 医療・介護サービスの自己負担
- 施設入居や住宅修理に備えるお金
- 何年程度、今の生活を続ける見込みか
- 交通費へ使える月額の上限
親のお金から精算する場合は、日付、目的、交通手段、金額、受け取った人を記録し、領収書や利用明細を残します。
親が内容を理解しにくい、兄弟間で意見が分かれている、家族の一人だけが通帳を管理している場合は、独断で精算せず、地域包括支援センターや法律・福祉の相談先へ管理方法を尋ねてください。
兄弟とは、交通費だけでなく時間と実務も同じ表へ出します
遠方から通う人と、親の近くに住む人では、負担の形が違います。
遠方の家族は交通費を払い、近くの家族は急な呼び出し、通院、買い物を担っているかもしれません。
お互いに自分の負担だけを見せ合うと、
「こちらは毎回5万円かかっている」
「こちらは毎週呼び出されている」
という争いになります。
| 家族 | お金の負担 | 時間・実務の負担 |
|---|---|---|
| 遠方の長女 | 月1回の交通・宿泊費 | 病院の説明、書類管理、ケアマネジャーとの連絡 |
| 近居の長男 | 日用品の立替え、車の燃料代 | 週1回の買い物、急な受診への付き添い |
| 遠方の次男 | 直接の支出は少ない | 保険や施設の調査、家族間の連絡 |
金額を完全に同じにするのではなく、家族全体の負担が一人へ集中していないかを見ます。
遠距離の家族が交通費を負担し、近くの家族が日常対応を担う方法もあれば、日常対応が多い人へほかの兄弟が金銭を出す方法もあります。
決めた内容は、家族のメッセージや共有表へ残してください。
兄弟へは、過去の請求より今後三か月の提案を出します
これまで一人で交通費を払ってきた場合、急に半年分の精算を求めると話がこじれることがあります。
まず、直近三回の明細と、今後の案を示します。
「この三か月で実家へ4回行い、交通費と宿泊費は合計16万円でした。今の頻度を続けるのは難しいので、今後は通常の帰省を月1回にしたいです。緊急時の費用は三人で分けるか、親のお金から出せるかを話したいです」
分担案は、一つだけでなく複数出します。
- 交通費の残額を兄弟で均等に分ける
- 兄弟が毎月一定額を介護用口座へ入れる
- 遠方の人は移動、近くの人は実務を担当する
- 親が負担できる範囲を先に決め、残りを兄弟で分ける
- 帰省一回分の費用を使い、現地サービスを増やす
過去の不満をすべて解決してから始めようとせず、次の三か月をどうするか決めるところから始めます。
一人っ子でも、交通費を一人で抱えるしかないわけではありません
兄弟がいなければ、費用を分担する相手はいません。
だからといって、親に必要なことをすべて自分の移動で補う必要はありません。
一人っ子の場合は、特に次の順番で考えます。
- 帰省して行っている作業を全部書く
- 現地のサービスへ置き換えられる作業を選ぶ
- 親の収入や預金から支援費を出せるかを見る
- 通常の帰省回数と緊急時の基準を決める
- 勤務先の介護制度を調べる
毎月4万円かけて買い物と掃除のために帰っているなら、その一部を現地の訪問支援や配食へ置き換えた方が、親も家族も安定する場合があります。
サービス費だけを見ると高く感じても、交通費、移動時間、欠勤を合わせて比べると、負担が下がることがあります。
割引運賃は、登録条件と変更のしやすさまで比べます
航空会社によっては、離れて暮らす家族を介護する人向けの登録制運賃を設けている場合があります。
ただし、対象となる親族、利用区間、必要書類、登録方法などの条件があり、早期購入の一般運賃やセールの方が安いこともあります。
| 比較する項目 | 見る理由 |
|---|---|
| 対象者と登録条件 | 親族関係や居住地の証明が必要な場合がある |
| 対象区間 | 介護する人と親の最寄り空港間などに限られる場合がある |
| 予約期限 | 急な移動でも利用できるかを見る |
| 変更・取消条件 | 親の体調で予定が変わる可能性がある |
| 一般運賃との価格差 | 名称だけで安いと決めず、同じ便で比較する |
| 登録の有効期間 | 更新時期や再提出書類を見落とさない |
新幹線や高速バスも、予約時期、往復商品、会員向け商品などで価格が変わります。
割引や条件は改定されるため、利用時点の公式案内で確認してください。
急な帰省が多い家庭では、最安値だけでなく、変更できるか、払戻ししやすいかも重要です。
勤務先には「介護で休みたい」だけでなく、必要な働き方を伝えます
遠距離介護では、介護そのものより移動時間が仕事へ影響します。
育児・介護休業法には、介護休業、介護休暇、短時間勤務等の措置、残業や深夜業に関する制度があります。
介護休暇は、対象家族が一人の場合は年5日、二人以上の場合は年10日まで、日または時間単位で取得できる制度です。休暇中を有給とするか無給とするかは、勤務先の規定によります。
勤務先独自の制度として、次のような仕組みが用意されている場合もあります。
- 介護目的の特別休暇
- 在宅勤務
- フレックスタイムや時差出勤
- 介護サービス費の補助
- 帰省交通費への補助
- 積立休暇の利用
人事や上司へは、
「親が遠方に住んでおり、月に一度、平日の通院や手続きが必要です。介護休暇、在宅勤務、時差出勤のうち利用できる制度を知りたいです」
と、必要な頻度と用事を具体的に伝えます。
介護休業は、自分が長期間すべての介護を担うためだけでなく、今後仕事と介護を両立できる体制を整える期間として使う考え方も示されています。
家族が親の世話へ通う交通費は、通常そのまま医療費控除にはなりません
遠距離介護の交通費が高額になると、確定申告で医療費控除を受けられないか気になるでしょう。
家族が入院中の親を見舞ったり、身の回りの世話をしたりするために移動した交通費は、一般に、親本人が診療を受けるための通院費とは異なります。
一方、親の年齢や病状から一人で通院するのが危険で、家族が付き添って同じ交通手段で通院した場合などは、通常必要な付添人の交通費が対象となることがあります。
| 移動の例 | 考え方 |
|---|---|
| 親の見舞いや世話のため、家族だけが病院へ行く | 通常は親本人の通院費とは扱われない |
| 一人で通院できない親へ家族が付き添う | 通常必要な付添交通費として対象になり得る |
| 実家の掃除や買い物のため帰省する | 医療を受けるために直接必要な交通費とは分けて考える |
| 介護サービスを受けるため親本人が移動する | サービスの種類や条件によって扱いが異なる |
個別の状況や使った交通手段によって判断が異なる可能性があります。
申告を考える場合は、移動日、目的、同行した人、交通手段、金額を記録し、税務署や税理士へ確認してください。
親がサービスを嫌がるなら、家族の帰省を減らす話から始めない
親へ、
「交通費がかかるからヘルパーを頼んで」
と言うと、自分が負担になっていると感じ、支援を拒むことがあります。
本人が困っている場面から話してください。
| 本人の困りごと | 切り出し方の例 |
|---|---|
| 重い物を運べない | 「お米や水だけ届けてもらえる方法を試さない?」 |
| 薬が余る | 「薬剤師さんに、分かりやすい包み方を聞いてみよう」 |
| 入浴が不安 | 「転ばない入り方を一緒に考えてもらおう」 |
| 一人の食事が増えた | 「週に二回だけ、お弁当を届けてもらうのはどう?」 |
| 役所の書類が難しい | 「次から近くの人にも聞けるようにしておこう」 |
最初から家事や生活全体を任せず、一つの作業だけ試す方法もあります。
親が支援を受け入れれば、家族の帰省を減らすだけでなく、本人が困ったときに現地で頼れる人ができます。
緊急時の帰省に備え、通常月とは別の予算を作ります
月一回の帰省費用は出せても、入院や退院が重なる月には、短期間で何度も移動することがあります。
通常の交通費と緊急時の費用を分けてください。
| 予算 | 含める内容 |
|---|---|
| 通常帰省費 | 定期訪問、予定された通院、家族面談 |
| 緊急移動費 | 急な入院、転倒、退院直後の対応 |
| 現地支援費 | 介護保険外サービス、配食、見守り、家事支援 |
| 立替費 | 親の日用品、修理、医療や介護の自己負担 |
緊急移動費は、毎月少額ずつ積み立てる、兄弟で共通の費用として準備するなど、家庭に合う方法を決めます。
「何か起きたらそのとき考える」状態を減らすと、急な連絡が来たときに、交通費への焦りだけで判断せずに済みます。
帰省回数を減らす目安は、親の安全と家族の継続性で決めます
親が寂しがるから、毎週帰らなければと思うこともあるでしょう。
けれど、家族が借金をする、仕事を失う、体調を崩すまで続ける方法は長持ちしません。
次の状態があれば、帰省の仕方を見直す時期です。
- 交通費をカードの分割払いや借入れで賄っている
- 自分の生活費や子どもの費用を削っている
- 有給休暇を使い切り、欠勤が増えている
- 帰省のたびに配偶者や家族と口論になる
- 移動疲れで仕事や運転へ支障が出ている
- 近くの家族との役割分担が決まっていない
- 同じ用事のために何度も移動している
- 親の状態が変わり、月数回の訪問では安全を守れない
回数を減らせる状態なら現地支援へ置き換え、反対に、親が一人で暮らすこと自体が難しくなっているなら、訪問頻度を増やすだけで乗り切ろうとしないことも必要です。
介護サービス、住まい、家族の役割を含めて、支え方全体を見直します。
今日することは、次の切符を予約することではありません
まず、直近三回の帰省を紙へ書いてください。
- 行った日
- 交通費と宿泊費
- 移動に使った時間
- 現地で行ったこと
- 自分でなければできなかったこと
- 次回は現地の人へ頼めそうなこと
たとえば、
- 病院の説明:次回は電話参加できるか病院へ聞く
- 薬の受け取り:薬局の訪問対応を尋ねる
- 食品の買い物:配食や買い物支援を調べる
- 書類の確認:ケアマネジャーとの面談日にまとめる
という形です。
書けたら、親が住む地域のケアマネジャーか地域包括支援センターへ一本電話します。
「交通費を減らしたい」という話だけではなく、
「現在、月二回帰省して買い物、服薬確認、役所の書類を行っています。この中で現地の支援へ移せることを一緒に考えてほしいです」
と伝えてください。
親のために移動することと、毎回自分が動かなければならないことは同じではありません。
交通費を記録する。帰省の目的を分ける。親や兄弟と上限を決める。現地へ任せられることを一つ増やす。
帰る回数を無理なく保てる形へ変えることは、介護から離れることではなく、離れていても支え続けられる土台を作ることです。
出典・確認先メモ
- 厚生労働省「地域包括支援センターについて」
- 厚生労働省「介護休業制度特設サイト」
- 厚生労働省「介護休暇」
- 国税庁「患者の世話のための家族の交通費」
- 国税庁「医療費控除の対象となる介護保険制度下での居宅サービス等の対価」
- 日本航空「介護帰省割引のお客さま情報登録のご案内」















