「まだ介護ではないかも」と迷う段階こそ、地域包括支援センターの出番です
親御さんの物忘れが増えた。冷蔵庫に同じ食品がいくつもある。火を消し忘れたと聞いた。一人暮らしの家に行くと、郵便物がたまっている。けれど本人は「大丈夫」と言う。
この段階で家族だけで抱えると、悩みが一気に大きくなります。地域包括支援センターは、介護が始まってからだけでなく、「そろそろ心配」という段階でも相談できる高齢者の総合相談窓口です。
地域包括支援センターに相談しやすいこと
| 悩み | よくある状況 | 相談で整理できること |
|---|---|---|
| 介護の始め方 | 何から手続きすればよいか分からない | 要介護認定、介護保険窓口、ケアマネジャーへの流れ |
| 認知症の不安 | 物忘れ、金銭管理、火の元、徘徊が心配 | 受診、見守り、家族の関わり方 |
| 一人暮らしの見守り | 電話に出ない、生活が乱れている | 地域サービス、見守り、訪問相談 |
| 介護する家族の疲れ | 怒ってしまう、眠れない、限界が近い | 介護サービス、ショートステイ、相談先の整理 |
電話では「親の住所」を先に伝えると探しやすくなります
地域包括支援センターは、住んでいる地域ごとに担当が分かれます。家族の住所ではなく、親御さん本人の住所が基準になります。
| 伝えること | 例 |
|---|---|
| 本人の住所 | 「母は○○市○○町に一人で住んでいます」 |
| 困っていること | 「火の消し忘れがあり、認知症かもしれません」 |
| 介護認定 | 「まだ申請していません」「要支援1です」 |
| 家族の状況 | 「私は県外に住んでいて、月1回しか行けません」 |
本人が相談を嫌がっても、家族だけで相談してかまいません
親御さんが「介護なんていらない」「他人を家に入れたくない」と言うことはよくあります。そこで家族が説得だけを続けると、親子関係がすり減ってしまいます。
本人を無理に連れて行けなくても、家族だけで相談できます。状況を伝え、どの順番で関わればよいか、本人にどう話すかを一緒に考えるだけでも、次の一歩が見えてきます。
相談前のメモは、完璧でなくて大丈夫です
- 困っていることを3つ書く
- 最近変わったことを時系列で書く
- 通院先や薬が分かればメモする
- 家族がどこまで手伝えるか考える
- 緊急性があるかどうかを分ける
地域包括支援センターは、家族の試験官ではありません。うまく説明できない状態も含めて相談してよい場所です。
出典・確認先メモ
- 厚生労働省「地域包括ケアシステム」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/
- 公式確認日:2026-07-04
- 担当地域・電話番号・受付時間は市区町村により異なります。最新情報は自治体公式サイトでご確認ください。
相談できること
介護の始め方、認知症の不安、見守り、一人暮らし高齢者、介護保険、虐待の疑い、成年後見、地域サービスなど、高齢者の生活全般を相談できます。
相談できない・不向きなこと
救急搬送や警察対応を直接行う窓口ではありません。介護サービス利用には要介護認定やケアプラン等が必要になることがあります。
電話する前に手元に置きたいもの
親御さんの住所、年齢、同居・別居、困っていること、介護認定の有無、かかりつけ医、服薬、家族構成、最近の変化、緊急性を分かる範囲で用意します。
本人ではなく家族が相談するときの注意点
離れて暮らすご家族でも相談できます。本人が相談を嫌がっている場合も、家族だけで状況を伝え、関わり方や見守り方法を相談する入口になります。
近い悩みで使う別の相談先
出典・確認先メモ
- 運営元区分:国
- 公式確認日:2026-07-04
- 最終確認日:2026-07-04
- 電話番号・受付時間・対応内容は変更される場合があります。利用前に各公式窓口の最新情報をご確認ください。













