電話を切ったあと、「本当に火を消した?」ともう一度かけてしまいます
一人で暮らす母親へ、夕方になると電話をかけます。
「もうご飯は食べた?」
「ガスの火は消した?」
母親は少し不機嫌そうに、「ちゃんと消したよ」と答えます。
それでも安心できず、十分後にもう一度電話します。
先週、実家へ行ったとき、鍋の底が真っ黒になっていました。母親は「少し焦がしただけ」と笑っていましたが、コンロの近くには布巾と紙袋が置かれています。
冬になると、石油ストーブの上へ洗濯物を干すこともあります。
「また聞いたら、監視されていると思われそう」
「ガスを使わせないと言えば、怒って隠れて使うかもしれない」
「仕事中に火事が起きたら、すぐ駆け付けられない」
「本人の生活を守りたいけれど、近所へ迷惑をかけるのも怖い」
家族が心配しているのは、親の失敗を責めたいからではありません。
一度の消し忘れが、取り返せない事故にならないかが怖いのです。
ただし、「忘れないで」「必ず消して」と言い続けても、記憶の変化そのものを止めることはできません。
注意に頼る段階から、忘れても火事になりにくい環境へ変える段階に移ります。
煙・炎・ガスの臭いがあるときは、原因探しより安全を優先します
| 起きていること | 最初にすること |
|---|---|
| 室内に煙が広がっている | 本人を外へ出し、安全な場所から119番へ通報する |
| 炎が大きい、天井へ届きそう | 消そうとせず避難し、119番へ通報する |
| ガスの臭いがする | 火気を使わず、電灯や換気扇のスイッチにも触れない |
| 親へ電話しても反応が不自然 | 近くの家族や協力者へ確認を頼み、危険が疑われる場合は119番を考える |
| 警報器が鳴っている | 誤作動と決めつけず、煙・熱・臭いを安全な場所から確かめる |
ガス臭い場合は、電気のスイッチ操作が着火源になる可能性があります。可能であれば窓や戸を手で開け、ガス栓を閉めて屋外へ移動し、契約しているガス事業者へ連絡します。危険を感じる場合は、栓を閉めるために室内へ戻らないでください。
初期消火ができるのは、安全に退路を確保できる小さな火に限ります。炎が天井付近まで達した場合は消火器での対応が難しいため、すぐに逃げます。
まず「火事になりそう」の中身を六つに分けます
| 気になる場面 | 実際に起きていること | 危険が高まる変化 |
|---|---|---|
| ガスコンロ | 鍋を焦がす、火をつけたまま別室へ行く | 同じことが短期間に繰り返される |
| グリル | 魚や油かすを入れたまま忘れる | 煙が出ても気づかない |
| 石油・電気ストーブ | 衣類や新聞紙を近くへ置く | つけたまま眠る、外出する |
| たばこ | 灰皿以外へ置く、吸い殻が残る | 布団やソファで吸う、寝落ちする |
| 仏壇のろうそく・線香 | 火をつけたまま部屋を離れる | 周囲に紙、花、布が増えている |
| 電気製品 | たこ足配線、傷んだコード、コンセントのほこり | 焦げ跡、異臭、異常な熱がある |
消防庁の統計では、こんろ火災は「放置する・忘れる」ことによるものが最も多くなっています。消防庁は、こんろのそばを離れないことに加え、安全装置のある機器の使用や住宅用火災警報器の点検などを勧めています。
「少し焦げただけ」と「鍋から炎が出た」では、必要な対応が違います。
事故になったかどうかだけでなく、前回より回数や程度が増えていないかを見てください。
一週間だけ、注意した回数ではなく起きた事実を書きます
本人へ何度も質問すると、「信用されていない」と感じて、本当のことを言わなくなる場合があります。
見つけた範囲で、次のように記録します。
| 記録すること | 書き方の例 |
|---|---|
| 日時 | 火曜日の18時ごろ |
| 使用した物 | ガスコンロの右側 |
| 起きたこと | みそ汁の鍋を焦がした |
| 本人の様子 | 電話へ出ている間に忘れたと言った |
| 周囲の状態 | コンロ横に布巾と紙袋があった |
| 発見した人 | 本人が煙に気づいた |
| 前にもあったか | 一か月で三回目 |
記録は、親が料理を続けられるかを試験するためではありません。
電話中に忘れる、夕方になると増える、二つの料理を同時に作ると混乱するといった条件を見つけるために使います。
「火を使うな」ではなく、危ない工程だけを別の方法へ替えます
| これまでしていたこと | 替えられる方法 |
|---|---|
| やかんで湯を沸かす | 自動停止する電気ケトルや電気ポットを使う |
| 鍋でご飯を炊く | 炊飯器を使い、一回分ずつ冷凍する |
| 揚げ物を作る | 総菜、冷凍食品、オーブン調理へ替える |
| 鍋を長時間煮込む | 電子レンジ調理、タイマー付き調理器具を使う |
| 複数の料理を同時に作る | 一回一品にし、使う口を一つに絞る |
| 夕方に調理する | 本人が落ち着いている午前中に作る |
| 毎日すべて自炊する | 配食、家族の作り置き、通所サービスの食事を組み合わせる |
火を使う料理をすべて奪うと、本人が食事をしなくなったり、隠れて調理したりすることがあります。
まず、揚げ物、長時間の煮込み、同時調理など、事故につながりやすい工程から減らします。
コンロを替えるだけで安全になるとは考えないようにします
新しいガスコンロには、調理油の過熱を抑える装置や、炎が消えた場合にガスを止める装置などが備わっています。国内では、家庭用ガスコンロへの調理油過熱防止装置と立ち消え安全装置の搭載が義務化されています。
ただし、安全装置があっても、火をつけたまま離れてよいわけではありません。
| 見直す機能 | 家族が確かめること |
|---|---|
| 調理油過熱防止 | すべての口に付いているか |
| 消し忘れ消火 | どの操作・時間で作動するか |
| 立ち消え安全装置 | 現在の機器に搭載されているか |
| 操作ロック | 本人が解除できるか、誤操作を減らせるか |
| 音声案内 | 本人が聞き取れる音量か |
| タイマー | 毎回無理なく設定できるか |
機器の機能は製品によって違うため、説明書やメーカー、ガス事業者へ確かめます。
本人が一人で安全装置を使いこなせない場合は、家族が設定しておくか、火を使わない調理方法と組み合わせます。
IHへ替えても、火災の心配がゼロになるわけではありません
IHこんろは裸火を使いませんが、鍋や油そのものは高温になります。
指定外の鍋、少なすぎる油、誤った調理モード、加熱中の放置などによって、油が発火した事故もあります。こんろの上へ物を置いたまま誤ってスイッチを入れれば、金属部分が加熱されることもあります。
| IHへ替える前に見ること | 理由 |
|---|---|
| 本人が操作を理解できるか | 慣れないボタン操作が混乱につながる場合がある |
| 対応する鍋を区別できるか | 鍋の種類や形で安全機能が働きにくい場合がある |
| 電源を切ったことを認識できるか | 見た目だけでは熱い状態が分かりにくい |
| 工事や電気容量 | 住宅によって設置条件が異なる |
| 停電時の食事 | 別の食事手段も用意する必要がある |
「ガスかIHか」だけで決めず、本人が操作できるか、加熱中にその場を離れないか、調理そのものをどこまで簡単にできるかで選びます。
鍋を焦がすことが続く間は、一人で火を使う調理をいったん止めます
次のようなことが繰り返されている場合は、「今度から気をつける」という約束だけで元へ戻さない方が安全です。
- 一か月の間に何度も鍋を焦がしている
- 炎や煙が出たのに本人が気づかなかった
- コンロをつけたこと自体を覚えていない
- ガスの臭いに気づかない
- 火災警報器を外したり、電池を抜いたりする
- 夜中に一人で調理する
- 火を止めたと言うが、実際にはついている
これは、今後一切料理をさせないと決めることではありません。
原因と生活環境を見直し、安全な道具や支援を組むまでの一時的な変更です。
料理を取り上げたいわけではないよ。
鍋から煙が出ることが続いているから、原因を一緒に見てもらうまでは、火を使わない料理に替えたい。
温める物と作り置きは私が用意するから、盛り付けや味付けをお願いできる?
ガスを止める場合は、給湯や暖房への影響も含めて決めます
心配だからと、家族が黙って元栓を閉めたり機器を撤去したりすると、本人が混乱し、別の方法で火を使おうとする場合があります。
また、ガスはコンロだけでなく、給湯や暖房にも使われていることがあります。
| 考えられる方法 | 先に確かめること |
|---|---|
| コンロの使用を一時中止する | 食事をどの方法で用意するか |
| コンロだけ撤去・交換する | 住宅設備や契約上可能か |
| 安全機能のある機器へ替える | 本人が操作できるか |
| 元栓を家族が管理する | 給湯器などほかの機器へ影響しないか |
| 調理時間だけ家族や支援者が付き添う | 毎日継続できる体制か |
ガス設備を変更するときは、自己判断で配管や接続部分を触らず、契約しているガス事業者へ現在の使い方と希望を伝えてください。
ストーブの危険は、消し忘れだけではありません
暖房器具では、周囲に置いた物が接触したり、上に干した洗濯物が落下したりして火災になることがあります。
石油ストーブだけでなく、電気・ガスストーブでも、可燃物の接触による事故が起きます。NITEは、ストーブの上へ洗濯物を干さず、周囲へ燃えやすい物を置かないよう注意を呼びかけています。
| 危ない使い方 | 変える方法 |
|---|---|
| ストーブの上で洗濯物を乾かす | 室内物干しを離れた場所へ置く |
| 布団や座布団を近づける | 暖房器具の周囲へ物を置かない範囲を作る |
| つけたまま眠る | 就寝前に切り、寝室では別の暖房方法を検討する |
| 燃焼中に給油する | 必ず消火し、十分冷えてから行う |
| 灯油と別の燃料を同じ場所に置く | 灯油専用容器だけを分けて保管する |
| 延長コードで高出力の暖房器具を使う | 説明書に従い、壁のコンセントを使用する |
本人が安全な距離を保てない場合は、エアコンなど、衣類や寝具へ直接熱源が触れにくい暖房へ替えられないかを考えます。
仏壇やたばこも、「本人の習慣だから」と見過ごしません
| 火を使う習慣 | 負担を減らす工夫 |
|---|---|
| 仏壇のろうそく | 火を使わない灯明へ替える |
| 線香 | 家族がいる時間だけ使う、短時間で消える物を検討する |
| 喫煙 | 布団やソファでは吸わず、場所と灰皿を一か所にする |
| 吸い殻 | 完全に火が消えたことを見てから処分する |
| マッチ・ライター | 必要な場面と保管場所を家族で決める |
消防庁が示す住宅防火の習慣には、「寝たばこは絶対にしない、させない」ことも含まれています。
長年の供養や喫煙習慣を否定すると、本人は隠れて火を使うことがあります。
「やめなさい」だけで終えず、同じ目的を火を使わずに続けられる方法を一緒に選びます。
住宅用火災警報器は、付いているかではなく鳴るかを見ます
住宅用火災警報器は、基本的に寝室と、寝室がある階の階段上部への設置が必要です。地域の条例により、台所などにも設置が必要な場合があります。
- 必要な場所へ設置されているか
- 点検ボタンやひもで正常に鳴るか
- 電池切れや故障を知らせる音が出ていないか
- 設置から何年たっているか
- 本人が警報音を聞き取れるか
- 警報器の上を物で覆っていないか
消防庁は、住宅用火災警報器を定期的に作動確認し、設置から10年を目安に本体を交換するよう案内しています。
離れた部屋の警報へ気づきにくい場合には、一台が感知するとほかの部屋でも鳴る連動型があります。耳が聞こえにくい人には、光などで知らせる補助警報装置も選択肢になります。
取り付け位置や必要な警報器が分からない場合は、管轄する消防署へ尋ねてください。
消火器は「買ったから安心」ではなく、親が扱えるかを見ます
住宅用消火器には、一般家庭で使いやすい軽量な製品があります。製品ごとに対応できる火災が異なるため、容器の絵表示と使用期限を確かめます。
| 置き方・使い方 | 注意すること |
|---|---|
| 台所の出入口付近に置く | 火元の奥へ取りに行かなくて済む位置にする |
| 物の後ろへ隠さない | すぐ手に取れる状態を保つ |
| 本人と家族が持ってみる | 重さや操作が負担にならないかを見る |
| 安全栓・ホース・レバーを確かめる | 火災時に初めて説明書を読まなくて済むようにする |
| 退路を背にして使う | 危なくなったらすぐ逃げられるようにする |
認知症の程度や身体状況によっては、本人へ初期消火を求めること自体が危険です。
家族間では、「小さな火でも消そうとせず、外へ出て119番」と決める方がよい場合があります。
逃げる道へ物を置かないことも、火の元対策の一部です
火災を完全に防ぐ対策だけでなく、起きたときに逃げられる環境も作ります。
- 玄関、廊下、階段へ新聞や段ボールを置かない
- 夜間に通る道へ足元灯を付ける
- 玄関の鍵を本人が開けられる状態にする
- 寝室から外へ出る経路を家族で歩いてみる
- 携帯電話や緊急通報装置を寝室の近くへ置く
- 近所で火災時に声をかけられる人を一人決める
消防庁も、高齢者や身体が不自由な人について、避難経路と避難方法を確保し、地域ぐるみで備えることを住宅防火対策に挙げています。
火を使わせないために玄関を外から開けられなくするような対応は、火災時の避難を妨げます。
離れて暮らす家族は、電話だけで火を消したか確かめようとしません
「火を消した?」と毎日電話をしても、本人が消したつもりなら「消した」と答えます。
離れて暮らす場合は、本人の記憶以外から安全を支える仕組みを作ります。
| 家族だけでしていること | 仕組みへ替える例 |
|---|---|
| 毎晩電話で火を消したか聞く | 火を使う時間を昼間に限定し、夕食は温めるだけにする |
| 週末だけ台所を見る | 訪問介護、配食、近隣の協力など訪問する機会を増やす |
| 焦げ跡を見つけてから対策する | 火災警報器や機器を定期的に点検する日を決める |
| 子ども一人がすべて対応する | きょうだい、ケアマネジャー、地域包括支援センターと役割を分ける |
| 機器を買えば安心と考える | 食事、暖房、見守り、避難をまとめて見直す |
見守り機器やセンサーを使う場合も、通知が来たときに誰が電話し、誰が現地へ行き、必要なら誰が119番へ連絡するかまで決めます。
機器の通知だけで、本人の安全が保証されるわけではありません。
親が対策を嫌がるときは、「認知症だから」と言わず焦げ跡から話します
本人も、これまでできていたことがうまくいかない不安を感じている場合があります。認知症の本人には自覚がないと決めつけず、不安や戸惑いを抱えている可能性を踏まえて接することが示されています。
| 避けたい言い方 | 伝え直す例 |
|---|---|
| 認知症だから火を使わせられない | 鍋を焦がすことが続いているから、調理方法を一緒に変えたい |
| また忘れたでしょう | 電話中に鍋が焦げたんだね。次は途中で止まる方法を考えよう |
| 危ないから全部取り上げる | 揚げ物だけやめて、温めと盛り付けは続けない? |
| 火事になったら近所迷惑だ | お母さんがやけどをしない方法に替えたい |
できないと言いたいわけではないよ。
この一か月で鍋を三回焦がしているから、今のコンロと料理の仕方が合っているか一緒に見てほしい。
お湯は電気ケトル、夕食は温めるだけにして、好きな味付けは続けない?
一度の会話ですべて変えようとせず、最初は「揚げ物をしない」「ストーブの周りを空ける」など一つに絞ります。
地域包括支援センターには、火事になる前の段階から話せます
地域包括支援センターは、認知症の診断、介護サービス、家族の負担などを含め、高齢者の生活について相談できる市区町村の窓口です。必要に応じて、認知症疾患医療センターや認知症初期集中支援チームなどと連携します。
認知症の母が一人で暮らしています。
一か月に三回鍋を焦がし、ストーブの上へ洗濯物を干すこともあります。
料理をすべて取り上げずに安全を確保する方法と、利用できる訪問・食事支援を一緒に考えてください。
要介護認定を受けている場合は、ケアマネジャーにも出来事を伝えます。
「火の元が心配です」だけでなく、何を何回焦がしたか、本人が気づいたか、現在一人でいる時間を具体的に話してください。
危険度に応じて、家族の対応を三段階に分けます
| 現在の状態 | 当面の対応 |
|---|---|
| 一度焦がしたが、本人がすぐ気づいた | 周囲の可燃物を減らし、タイマーや安全装置を使って経過を見る |
| 消し忘れや焦げ付きが短期間に繰り返される | 一人で火を使う工程を止め、調理方法と見守りを変更する |
| 炎・大量の煙・ガス漏れが起きた、本人が気づかなかった | 安全な方法が整うまで火を使わせず、医療・介護・設備の関係者を交えて見直す |
| 夜間に火を使う、警報器を外す | 一人暮らしの体制そのものを含め、早急に支援を増やす |
| 急に混乱や消し忘れが増えた | 体調や薬の影響も含め、かかりつけ医へ変化を伝える |
「火を使えないなら施設しかない」と一足飛びに決める必要はありません。
配食、訪問介護、通所サービス、家族の作り置き、機器の変更などを組み合わせても安全を保てない場合に、住まい方を含めて次の段階を考えます。
家族の役割は、心配する人一人へ集めないようにします
| 役割 | 担当すること |
|---|---|
| 設備担当 | コンロ、暖房、火災警報器、消火器を点検する |
| 食事担当 | 配食、作り置き、買い物方法を組み立てる |
| 医療・介護担当 | かかりつけ医、地域包括支援センター、ケアマネジャーへ伝える |
| 緊急連絡担当 | 近隣の協力者やガス事業者、消防署等の連絡先をまとめる |
| 本人との会話担当 | 親が最も話を受け入れやすい家族が説明する |
同じ家族が毎日電話し、毎週訪問し、すべての手続きを担うと、心配だけでなく怒りも強くなります。
遠方のきょうだいでも、警報器の購入、配食の申込み、連絡先一覧の作成など、現地へ行かずに担える役割があります。
今日するのは、親からコンロを取り上げることではありません
今日は、次の三つを行ってください。
- コンロ、暖房器具、仏壇の周りを写真に撮り、燃えやすい物を一つ離す
- 住宅用火災警報器の点検ボタンを押し、設置年を確かめる
- 最近起きた焦げ付きや消し忘れを、日時と回数を含めて一枚の紙へ書く
短期間に繰り返している場合は、明日から一人で火を使う調理をいったん止め、食事をどう用意するかを先に整えます。
そのうえで、親の住所を担当する地域包括支援センターへ電話してください。
目的は、料理も暖房も本人から奪うことではありません。
忘れたり、途中で別のことを始めたりしても、命に関わる事故になりにくい暮らしへ変えることです。
親へ何度注意したかではなく、注意しなくても安全を保てる場所が一つ増えたかで考えてください。
まずはコンロ横にある布巾や紙袋を離し、火災警報器が鳴ることを家族で確かめるところから始めましょう。
出典・確認先メモ
- 総務省消防庁「住宅防火 いのちを守る10のポイント」「住宅用火災警報器Q&A」:こんろ、ストーブ、配線、警報器、消火器、避難経路の対策。
- 総務省消防庁「令和6年版消防白書」:こんろ火災では放置・消し忘れによるものが多いこと。
- 製品評価技術基盤機構(NITE):ガスコンロ、IHこんろ、石油ストーブ等の事故と安全な使い方。
- 日本ガス協会「ガス臭いと感じたら」:火気・電気スイッチを使用せず、換気とガス事業者への連絡を行うこと。
- 厚生労働省「認知症に関する相談について」「認知症初期集中支援チーム」:地域包括支援センター等の相談・連携体制。
- 厚生労働省「認知症の人と接するときの心がまえ」:本人の不安を踏まえ、尊厳を守って接する考え方。















