MCIとは、認知症の一歩手前と説明されることがある状態です
MCIとは、Mild Cognitive Impairmentの略で、日本語では軽度認知障害と呼ばれます。厚生労働省は、MCIについて「認知症そのものではありません。しかし健常な状態でもありません」と説明しています。
つまり、MCIは「もう認知症です」と決めつける言葉ではありません。同時に、「年のせいだから放っておいてよい」と片づける言葉でもありません。黄色信号のようなものです。赤ではない。でも、青だと思ってアクセル全開にする場面でもありません。
なぜ早めに確認することが大切なのか
MCIの段階では、日常生活はおおむね自立していることが多い一方で、記憶、注意、判断、言葉の出にくさなどに変化が出ることがあります。早めに気づくことで、生活習慣の見直し、持病や薬の確認、運動や交流、家族の備えにつなげやすくなります。
| 気になる変化 | 確認したいこと |
|---|---|
| 同じ話や質問が増えた | 頻度、場面、本人の自覚をメモします |
| 約束を忘れる | カレンダーやメモで補えるか確認します |
| 探し物が増えた | 置き場所の工夫で改善するか見ます |
| 料理や支払いが面倒になった | 生活機能への影響を確認します |
| 外出や交流が減った | 気分の落ち込みや体力低下も考えます |
MCIと認知症は、生活への影響で見方が変わります
MCIでは、認知機能に低下があっても、日常生活への大きな支障はまだ少ないとされます。一方、認知症では、生活や社会活動に支障が出てきます。ただし、家族だけで判断するのは難しいため、気になる変化が続く場合は医療機関や相談窓口につなげることが大切です。
また、もの忘れの背景には、睡眠不足、うつ状態、薬の影響、脱水、甲状腺など別の病気が関係する場合もあります。だからこそ、自己判断で「年のせい」と閉じない方が安全です。
MCIかどうかを家族だけで決める必要はありません。変化をメモし、本人を責めず、「体調確認」としてかかりつけ医やもの忘れ外来に相談する準備をしましょう。
関係する言葉
- 軽度認知障害
- 認知症
- もの忘れ外来
- 受診拒否
- 地域包括支援センター
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出典・確認先メモ
- 厚生労働省「軽度認知障害」を確認。
- 厚生労働省「あたまとからだを元気にする MCIハンドブック」を確認。
- 診断や治療判断は医師に相談してください。確認日:2026-07-06。













