朝になると「今日は行かない」と言われ、家族の予定まで止まってしまう
デイサービスの日の朝。
送迎の時間が近づいているのに、親が布団から出てこない。服を着替えない。玄関まで来たのに「今日は休む」と言う。理由を聞いても、「なんとなく嫌」「疲れた」「行ってもつまらない」としか言わない。
家族は焦ります。
この時間に送り出せないと、自分の仕事に間に合わない。病院の付き添いや買い物の予定もずれる。デイサービスの日だけは、少し休めると思っていたのに、その時間がなくなる。
でも、親に強く言うと傷つけそうです。
「せっかく手配したのに」
「家にいたら体力が落ちるのに」
「私だって休みたいのに」
「毎回これでは、もう続かない」
そんな言葉が喉まで出て、飲み込む日もあるかもしれません。
親がデイサービスを休みたがるとき、家族が苦しいのは「行かせるか、休ませるか」だけではありません。
本人の気持ちを尊重したい。でも、家族の生活も限界に近い。本人が家に閉じこもれば、体力や認知機能が落ちるのではと心配になる。休み癖がつくのも怖い。けれど、無理に行かせて嫌な思いをさせたくもない。
まず、休みたがる理由を一つに決めつけないでください。
本当に体調が悪い日もあります。デイサービスの雰囲気が合っていないこともあります。入浴、レクリエーション、食事、送迎、席の位置、職員との相性、ほかの利用者との関係が負担になっていることもあります。認知症がある場合は、予定そのものが分からず「知らない場所へ連れて行かれる」と感じていることもあります。
通所介護は、利用者ができるだけ自宅で自立した日常生活を営めるよう、生活機能の維持・向上を目指し、日常生活上の世話や機能訓練を行うサービスです。社会的孤立感の解消や心身機能の維持、家族の身体的・精神的負担の軽減も目的に含まれます。
だからこそ、デイサービスは「親を預ける場所」だけではなく、本人の暮らしと家族の介護を続けるための支えです。
休みたがるから全部やめる。嫌がっても毎回押し出す。
その二択ではなく、何が嫌なのか、どこを変えれば続けやすいのかを、本人・家族・ケアマネジャー・事業所で分けて見ていきます。
休みたい理由は、「わがまま」ではなく場面ごとに分けて見ます
親が「行きたくない」と言うと、家族はつい理由を一つに決めたくなります。
でも、本人の中でも理由がうまく言葉になっていないことがあります。
「なんとなく嫌」の中に、体の痛み、人間関係、恥ずかしさ、疲れ、認知症による混乱が隠れていることがあります。
| 休みたがる理由 | 本人の言葉 | 家族が見ること |
|---|---|---|
| 体調が悪い | 「だるい」「眠い」「今日は無理」 | 発熱、血圧、痛み、食欲、便秘、睡眠不足 |
| 疲れている | 「行くと疲れる」「長い」 | 利用時間、送迎時間、帰宅後の様子 |
| 人間関係が合わない | 「あの人が苦手」「落ち着かない」 | 席、同じテーブルの人、職員との相性 |
| 入浴が嫌 | 「お風呂は入りたくない」 | 裸を見られる恥ずかしさ、寒さ、手順、同性介助の希望 |
| 活動が合わない | 「子ども扱いされる」「つまらない」 | レクリエーション内容、本人の趣味や性格との違い |
| 認知症で予定が分からない | 「聞いていない」「どこへ行くの」 | 予定の伝え方、朝の混乱、不安の強さ |
| 家族と離れたくない | 「家にいる」「一人にしないで」 | 不安、寂しさ、見捨てられる感じがないか |
| 送迎が苦手 | 「車に乗りたくない」 | 乗車時間、車酔い、他利用者との同乗、乗降の不安 |
本人が「嫌」としか言わないときは、質問を小さくします。
「全部が嫌?」ではなく、「行く前が嫌?着いてからが嫌?お風呂が嫌?帰ってから疲れる?」と分けて聞きます。
答えが出なくても、家族が観察できることがあります。
デイサービスの前夜に眠れているか。朝だけ嫌がるのか、前日から嫌がるのか。帰宅後は機嫌がいいのか、ぐったりしているのか。特定の曜日だけ嫌がるのか。
休む理由が見えてくると、対応は「行く・休む」だけではなくなります。
朝の説得は、長くなるほどこじれやすいです
送迎の時間が迫っている朝は、家族も余裕がありません。
その時間に説得を始めると、本人も家族も感情的になりやすくなります。
「行きなさい」
「今日は行かない」
「約束したでしょ」
「そんな約束していない」
このやり取りが続くと、デイサービスそのものが嫌な記憶と結びついてしまうことがあります。
| 朝の場面 | こじれやすい言い方 | 短く試したい言い方 |
|---|---|---|
| 起きない | 「早く起きて。送迎が来るよ」 | 「今日はお昼ごはんまで行って、帰ったら休もう」 |
| 行かないと言う | 「毎回休んだら困る」 | 「行く前だけ嫌なのか、着いてからも嫌なのか後で一緒に考えよう」 |
| 予定を忘れている | 「昨日も言ったでしょ」 | 「今日は○曜日。お迎えの日だよ。カレンダーにも書いてあるね」 |
| 服を着替えない | 「その格好じゃ行けないよ」 | 「この上着なら楽かな。これで行こうか」 |
| 玄関で止まる | 「ここまで来たのに何で」 | 「車まで一緒に行こう。無理そうなら職員さんに話そう」 |
| 怒り出す | 「怒らないで」 | 「嫌なんだね。少し座ってから決めよう」 |
朝の声かけで大事なのは、正論で勝とうとしないことです。
「行った方がいい理由」を長く説明するより、今日の見通しを短く伝えます。
「お昼まで」
「お風呂は今日は相談する」
「帰ったら好きなお茶にしよう」
「行ってからしんどければ職員さんに言おう」
このくらい短い言葉の方が、本人に入りやすいことがあります。
本当に休ませた方がいい日は、家族の都合より体調を優先します
デイサービスを休みたがる理由が体調不良の場合は、無理に行かせない方がよい日もあります。
家族の予定がある日ほど迷いますが、発熱や強い痛み、転倒後、息切れ、食欲不振、いつもと違う混乱がある場合は、事業所や医療機関に相談してください。
| 様子 | 家族が見ること | 考えたい対応 |
|---|---|---|
| 発熱がある | 体温、咳、のど、食欲 | 事業所に連絡し、必要なら医療機関へ |
| 強い痛みがある | 腰、膝、腹痛、頭痛、動きにくさ | 無理な外出を避け、受診を検討 |
| 前日に転んだ | 打った場所、歩き方、痛み、出血 | 送迎前に事業所や医療機関へ相談 |
| いつもより混乱が強い | 会話、場所の理解、急な怒り、眠気 | 体調変化や薬の影響も含めて相談 |
| 食べられていない | 水分、食事量、脱水の様子 | 休ませるか、事業所に状況共有 |
| 感染症が疑われる | 発熱、嘔吐、下痢、咳 | 事業所のルールを確認し、無理に利用しない |
ただし、「毎回なんとなくだるいと言う」場合は、体調不良だけでなく、不安や相性の問題が隠れているかもしれません。
その場合は、休ませるかどうかを毎朝家族だけで判断するのではなく、事業所やケアマネジャーに「どの状態なら利用できるか」「短時間利用にできるか」「入浴を外せるか」を相談します。
帰宅後の様子を見ると、嫌がる理由が見えることがあります
本人が朝は嫌がっていても、帰宅後は機嫌がよいことがあります。
反対に、行っている間は問題なく見えても、帰ってからぐったりしたり、怒りっぽくなったりすることもあります。
家族が知りたいのは、「行けたかどうか」だけではありません。
行った後、本人にどんな負担が残っているかです。
| 帰宅後の様子 | 考えられること | 事業所に聞くこと |
|---|---|---|
| 機嫌がよい | 朝の不安が強いだけかもしれない | 到着後はどのくらいで落ち着くか |
| ぐったりしている | 利用時間や活動量が多い可能性 | 休憩時間、活動内容、短時間利用の可否 |
| 怒りっぽい | 疲労、我慢、嫌な場面があった可能性 | 入浴、食事、席、他利用者との関係 |
| よく眠る | よい疲れの場合と負担が大きい場合がある | 日中の活動量、昼寝の有無 |
| 「もう行かない」と言う | 特定の出来事があった可能性 | 本人が嫌がった場面はなかったか |
| 話が弾む | 楽しい場面もある | 本人が好きな活動や相性のよい職員 |
「行ったら楽しそうだから問題ない」と決めつける必要も、「帰って疲れているから合っていない」とすぐ判断する必要もありません。
デイサービスでの様子と、帰宅後の様子を合わせて見ます。
事業所に聞くときは、こう伝えると具体的です。
「朝はかなり嫌がりますが、到着後はどう過ごしていますか」
「帰宅後にぐったりするので、活動量や休憩時間を見直せますか」
「入浴の日だけ嫌がるように見えます。本人の様子はどうですか」
入浴・食事・レクリエーションのどれが負担かを分けます
デイサービスを嫌がる理由が、「施設全体が嫌」ではないこともあります。
特定のプログラムだけが苦手な場合、その部分を調整すれば続けやすくなることがあります。
| 苦手になりやすい場面 | 本人が感じているかもしれないこと | 相談できる見直し |
|---|---|---|
| 入浴 | 裸を見られるのが恥ずかしい、寒い、急がされる感じがする | 同性介助、順番、入浴なしの日、声かけの工夫 |
| 食事 | 味が合わない、量が多い、食べるのが遅くて焦る | 食事形態、量、席、見守り方 |
| レクリエーション | 子ども扱いに感じる、騒がしい、苦手な活動がある | 参加しない時間、別の活動、静かな場所 |
| 機能訓練 | 痛い、疲れる、できない姿を見られたくない | 強度、回数、休憩、本人の目標 |
| 送迎 | 車酔い、同乗者が苦手、時間が長い | 送迎順、座席、乗車時間の相談 |
| 席や人間関係 | 隣の人が苦手、話しかけられすぎる、静かにしたい | 席替え、活動グループ、職員の見守り |
デイサービスには、生活相談員、看護職員、介護職員、機能訓練指導員などが関わります。通所介護の基本方針には、日常生活上の世話や機能訓練を通じた生活機能の維持・向上、社会的孤立感の解消、家族の負担軽減が含まれています。
つまり、本人が嫌がっている場面を事業所へ伝えることは、わがままではありません。
「本人に合わせて続ける方法を探すための相談」です。
認知症がある場合は、「予定を説明したのに忘れる」を前提にします
認知症がある親の場合、前日に説明しても、当日の朝には覚えていないことがあります。
家族が「昨日言ったでしょ」と言っても、本人にとっては初めて聞く話のように感じているかもしれません。
知らない場所に連れて行かれるように感じれば、不安になって当然です。
| 起きやすいこと | 本人の感じ方 | 家族の工夫 |
|---|---|---|
| 予定を忘れる | 急に行けと言われたように感じる | 大きなカレンダー、写真つき予定表、同じ言葉で説明 |
| 場所が分からない | 知らないところへ連れて行かれる不安 | 施設名より「お昼を食べる場所」「お風呂の日」など生活の言葉にする |
| 目的が分からない | なぜ行くのか納得できない | 「体を動かす日」「お昼を食べて帰る日」と短く伝える |
| 家族と離れたくない | 置いていかれるように感じる | 「夕方には帰る」「迎えの時間」を見える形にする |
| 行った記憶がない | 初めての場所のように感じる | 職員や場所の写真、連絡帳の活用 |
| 朝だけ混乱が強い | 支度が負担になる | 前日に服を準備し、朝の選択肢を減らす |
認知症について気になる症状があるときや介護で悩むときは、地域包括支援センター、認知症疾患医療センター、かかりつけ医、もの忘れ外来などが相談先として案内されています。地域包括支援センターは全ての市町村に設置され、相談内容に応じて関係機関と連携し、保健福祉サービスや制度利用につなぐ支援を行います。
「説明したのに分かってくれない」と考えると、家族が消耗します。
「毎回初めて聞くように感じているかもしれない」と考えると、声かけを短く、見える形に変えやすくなります。
ケアマネジャーには、「休みます」だけでなく休み方のパターンを伝えます
親がデイサービスを休みたがるとき、家族だけで抱える必要はありません。
ケアマネジャーには、休んだ日だけでなく、休みたがる前後の様子を伝えると相談しやすくなります。
| 伝えること | メモの例 | 見直しにつながること |
|---|---|---|
| 休みたがる曜日 | 月曜だけ強く嫌がる | 曜日変更、担当職員、活動内容の確認 |
| 嫌がる時間帯 | 朝の支度中、送迎直前だけ | 声かけ、送迎時間、前日準備の工夫 |
| 嫌がる内容 | 入浴の日だけ拒否が強い | 入浴の有無、順番、介助方法の見直し |
| 帰宅後の様子 | 帰ると機嫌がよい、またはぐったりする | 活動量、利用時間、休憩の調整 |
| 家族の負担 | 休むと家族が仕事を休む必要がある | 利用回数、別サービス、家族支援の検討 |
| 本人の希望 | 静かな場所がよい、知っている人がいれば行ける | 事業所変更、席、活動、少人数型の検討 |
介護保険サービスを利用するときは、介護や支援の必要性に応じてサービスを組み合わせたケアプランを作成し、それに基づいてサービスを利用します。要介護1以上で在宅サービスを利用する場合は、居宅介護支援事業者の介護支援専門員、つまりケアマネジャーにケアプランを作成してもらいます。
デイサービスを休みがちなことは、単なる当日の欠席ではなく、ケアプランの見直し材料です。
「本人が嫌がるので困っています」だけでなく、「どの日に、どの場面で、どのくらい家族が困っているか」を伝えてください。
休む・行くの二択ではなく、利用の形を小さく変えられることがあります
デイサービスが合わないからすぐやめる、嫌がっても今のまま続ける。
この二択に見えると、家族も本人も追い詰められます。
実際には、利用の形を調整できる場合があります。
| 見直しの方向 | 具体例 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 時間を短くする | 半日利用、昼食まで、入浴だけなど | 長時間で疲れている場合 |
| 曜日を変える | 苦手な活動がある曜日を避ける | 特定の曜日だけ嫌がる場合 |
| 回数を減らす・増やす | 週1回から慣らす、家族負担が強い日は増やす | 慣れや家族の限界に合わせたい場合 |
| 内容を調整する | 入浴なし、静かな活動、機能訓練中心 | 特定のプログラムが苦手な場合 |
| 席や過ごし方を変える | 静かな席、職員の近く、無理な参加を避ける | 人間関係や刺激が負担な場合 |
| 事業所を変える | 少人数型、認知症対応型、リハビリ型など | 雰囲気や目的が合っていない場合 |
| 別サービスを組み合わせる | 訪問介護、ショートステイ、配食、見守り | デイだけでは家族負担が残る場合 |
介護サービス情報公表システムでは、介護サービスを利用するとき、本人や家族の希望、心身の状態を考慮してケアプランを作成し、サービス利用につなげる流れが説明されています。介護サービスは一つだけで固定するものではなく、状態や暮らしに合わせて組み合わせていくものです。
親が休みたがることは、「もう使えない」という合図ではなく、「今の使い方を見直す合図」かもしれません。
家族の休息も、デイサービスを使う理由に入れていいです
親が嫌がると、家族は罪悪感を持ちやすくなります。
「本人が行きたくないなら、家で見た方がいいのかな」
「自分が楽をしたいだけなのでは」
「無理に行かせるのはかわいそう」
そう感じて、休ませるたびに家族の負担が増えていくことがあります。
でも、デイサービスには家族の負担を軽くする役割もあります。通所介護の基本方針にも、利用者の社会的孤立感の解消や心身機能の維持とともに、利用者の家族の身体的・精神的負担の軽減が含まれています。
| 家族の状態 | 起きやすいこと | 相談したいこと |
|---|---|---|
| 仕事を休むことが増える | 収入や職場への影響が出る | 利用日、送迎、代替サービス |
| 介護者が休めない | 睡眠不足、イライラ、体調不良 | ショートステイ、訪問介護、家族支援 |
| 毎朝の説得で疲れる | 親子関係が悪くなる | 送迎時の職員の声かけ、前日連絡 |
| 兄弟姉妹に理解されない | 一人だけ負担を抱える | 休んだ回数と影響を記録して共有 |
| 休ませる罪悪感が強い | 家族が自分を責める | 本人の希望と家族の限界をケアマネに伝える |
| 在宅介護が限界に近い | 怒鳴る、泣く、逃げたい気持ちが出る | 地域包括支援センター、ケアマネ、医療機関へ相談 |
家族が休むことは、わがままではありません。
介護を続けるための条件です。
本人の「行きたくない」と、家族の「これ以上は続かない」は、どちらも現実です。
片方だけを正しいことにせず、ケアマネジャーへ両方伝えてください。
事業所に言いにくい不満ほど、具体的に伝えると調整しやすくなります
デイサービスに対する不満は、家族から事業所へ言いにくいものです。
「嫌な家族だと思われないか」
「親の扱いが悪くなったらどうしよう」
「小さなことを言いすぎかな」
そう考えて、言わずに抱えてしまうことがあります。
でも、本人が休みたがる原因が事業所側で調整できることなら、伝えないと変わりません。
| 伝えたいこと | 言い方の例 | 目的 |
|---|---|---|
| 朝に嫌がる | 「朝は強く拒否しますが、到着後の様子を教えてください」 | 本人の実際の様子を知る |
| 入浴を嫌がる | 「入浴の日だけ行きたがりません。恥ずかしさや寒さがあるかもしれません」 | 入浴方法を見直す |
| 疲れすぎる | 「帰宅後に寝込む日があります。活動量を調整できますか」 | 休憩や短時間利用を検討する |
| 人間関係が不安 | 「特定の利用者さんの話をして嫌がります。席や活動を変えられますか」 | 環境調整を相談する |
| 本人が子ども扱いと感じる | 「本人はプライドが高く、子ども扱いに敏感です」 | 声かけや活動内容を合わせる |
| 休みが増えている | 「今月は○回休みました。続ける方法を一緒に考えたいです」 | 継続のための見直しをする |
不満をぶつけるのではなく、「続けたいから調整したい」という形で伝えると、事業所側も受け止めやすくなります。
ケアマネジャーを通して伝える方法もあります。
どうしても合わないときは、変えることも選択肢です
いろいろ調整しても、どうしても親が行きたがらないことがあります。
その場合、「本人が頑固だから」と決めつけず、デイサービス自体の相性を見直します。
同じデイサービスでも、雰囲気や目的は事業所によって違います。
| 事業所のタイプ | 合いやすい人 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| にぎやかな交流型 | 人と話すのが好きな人 | 人数、席、レクリエーション内容 |
| 少人数型 | 大人数が苦手な人 | 一日の流れ、職員との距離感 |
| リハビリ・機能訓練型 | 体を動かす目的がある人 | 運動量、個別訓練、疲労への配慮 |
| 認知症対応型 | 認知症による混乱や不安が強い人 | 対応経験、環境、職員の声かけ |
| 入浴中心に使える事業所 | 家での入浴が難しい人 | 入浴方法、同性介助、所要時間 |
| 短時間型 | 長時間滞在が負担な人 | 送迎、食事、入浴の有無 |
介護サービス情報公表システムでは、全国の介護サービス事業所の情報を検索できます。事業所を変えるかどうかは、ケアマネジャーと相談しながら、本人の状態や家族の負担、利用目的に合わせて考えます。
見学や体験ができる場合は、本人の反応を見てください。
「今のところに行かないなら終わり」ではなく、「別の形なら行けるかもしれない」と考える余地を残します。
家族が限界に近いときは、デイサービス以外も組み合わせます
デイサービスは大切な支えですが、すべての困りごとを一つで解決できるわけではありません。
朝の拒否が強い、夜間の見守りが必要、家族が仕事で対応できない、入浴だけが課題、認知症の症状が進んでいる。こうした場合は、ほかのサービスや支援も組み合わせます。
| 困りごと | 考えられる支援 | 相談先 |
|---|---|---|
| 家にいる日の見守りが不安 | 訪問介護、見守り、配食、安否確認 | ケアマネジャー、地域包括支援センター |
| 家族が休めない | ショートステイ、レスパイト、家族支援 | ケアマネジャー |
| 入浴だけが難しい | 訪問入浴、入浴介助のあるデイ | ケアマネジャー |
| 認知症の不安が強い | 認知症対応型サービス、医療相談 | 地域包括支援センター、かかりつけ医 |
| 送迎が負担 | 送迎条件の見直し、別事業所、通院・外出支援 | ケアマネジャー、事業所 |
| 家族だけでは話がまとまらない | サービス担当者会議、ケアプラン見直し | ケアマネジャー |
要介護認定の後は、本人や家族の希望、心身の状態を十分考慮してケアプランが作成されます。身体の状態に変化が生じたときは、有効期間の途中でも要介護認定の変更申請ができることも案内されています。
「デイサービスを休むから家族が全部見る」にならないようにしてください。
休みが増えたことは、支援を減らす理由ではなく、支援の形を見直す理由になります。
今日できる一歩は、「休みたい理由メモ」を3回分だけつけることです
親がデイサービスを休みたがるとき、毎回その場で説得し続けると、家族も本人も疲れます。
まず、次の3回分だけメモをつけてください。
- 何曜日に休みたがったか
- 何時ごろから嫌がったか
- 本人が何と言ったか
- 体調の変化があったか
- 帰宅後または休んだ後の様子
- 入浴・送迎・食事・人間関係など心当たりはあるか
- その日、家族にどんな影響が出たか
たとえば、こうです。
「火曜。送迎30分前から『今日は行かない』。体温は平熱。前回の帰宅後はぐったり。入浴の日だけ嫌がるかもしれない。家族は仕事を1時間遅らせた。」
このメモを持って、ケアマネジャーや事業所に相談します。
「本人が嫌がるので困っています」だけではなく、「いつ、何を、どのくらい嫌がり、家族にどんな影響が出ているか」が分かると、見直しの話がしやすくなります。
親を無理に変えようとしなくて大丈夫です。
家族だけで朝の説得を背負わなくても大丈夫です。
休みたがる理由を分け、事業所とケアマネジャーに伝え、続けやすい形へ少しずつ調整していきましょう。
デイサービスは、親を困らせるための場所ではなく、親の暮らしと家族の介護を続けるための支えです。
まずは今日、次に休みたがったときの言葉を一つだけメモしてください。
出典・確認先メモ
- 元記事「親がデイサービスを休みたがるとき家族ができること」:既存記事の検索意図、現在の構成、読者の悩みを確認するための参照元です。
- 厚生労働省「通所介護・療養通所介護 参考資料」:通所介護の基本方針、利用者の生活機能維持、社会的孤立感の解消、家族負担の軽減などを確認する際の参考先です。
- 厚生労働省「認知症に関する相談について」:地域包括支援センター、認知症疾患医療センター、かかりつけ医、もの忘れ外来などの相談先を確認する際の参考先です。
- 介護サービス情報公表システム「サービス利用までの流れ」:要介護認定、ケアプラン、ケアマネジャー、サービス利用の流れを確認する際の参考先です。
- 介護サービス情報公表システム:介護サービス事業所の情報を探す際の公的な検索先です。















