「虐待」と言い切れなくても、異変を相談してかまいません
高齢者虐待は、殴る蹴るだけではありません。怒鳴る、無視する、食事や水分を十分に与えない、必要な介護をしない、年金や通帳を勝手に使う。こうした行為も安全と尊厳に関わる問題です。
家族の介護疲れが背景にあることもあります。だからといって放置してよいわけではありません。相談は、高齢者本人だけでなく、限界に近い介護者を守る入口にもなります。
相談すべき異変の例
| 種類 | 気づきやすいサイン | 相談時に伝えること |
|---|---|---|
| 身体的虐待 | あざ、けが、不自然な骨折、外出を止められる | いつ、どこに、どんなけががあるか |
| 心理的虐待 | 怒鳴り声、脅し、無視、極端におびえる | 聞こえた言葉、本人の様子 |
| 介護放棄 | 汚れ、脱水、食事不足、薬の放置 | 生活環境や健康状態 |
| 経済的虐待 | 年金を使われる、通帳を取り上げられる | お金の管理者、本人の困りごと |
近所の方・親族が相談するとき
「家庭のことに口を出してよいのか」と迷うかもしれません。ですが、本人が声を上げられないこともあります。見たこと、聞いたこと、頻度、本人の様子をそのまま伝えてください。推理より事実です。
介護者自身が限界のときも相談できます
怒鳴ってしまう、手を上げそうになる、眠れない、逃げたい。そう感じた時点で、すでに助けが必要です。地域包括支援センターやケアマネジャーに、介護サービスの追加、ショートステイ、家族支援を相談してください。
出典・確認先メモ
- 厚生労働省「高齢者虐待防止」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/boushi/index.html
- 公式確認日:2026-07-04
- 相談先や対応は自治体により異なります。最新情報は市区町村公式サイトでご確認ください。
相談できること
家族・施設・近所での暴力、暴言、放置、介護放棄、経済的虐待、介護者の限界、高齢者本人の安全確保を相談できます。
相談できない・不向きなこと
相談窓口がその場で緊急出動するとは限りません。緊急性が高い場合は110番・119番を使います。
電話する前に手元に置きたいもの
誰が誰に何をしているか、いつからか、けがや痩せ、汚れ、怒鳴り声、金銭管理の異変、施設名や住所、本人の安全を分かる範囲で整理します。
本人ではなく家族が相談するときの注意点
介護している家族自身が限界に近い場合も相談できます。虐待を責めるためだけでなく、高齢者本人と介護者の両方を守る入口になります。
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出典・確認先メモ
- 運営元区分:国
- 公式確認日:2026-07-04
- 最終確認日:2026-07-04
- 電話番号・受付時間・対応内容は変更される場合があります。利用前に各公式窓口の最新情報をご確認ください。













