お悩み相談ナビ by なやみ晴れ 🔍 相談先
公的支援・相談窓口

DVかもしれないときはどこに相談?危険度別の連絡先と安全確保の手順

2026.07.17 更新 なやみ晴れ編集部
#DV#お金・生活費#公的支援
この記事の結論

DVかどうかを確定してから相談する必要はありません。今すぐ危険なら110番、けがや急病は119番です。差し迫っていなくても、相手に知られない安全な端末からDV相談+や#8008へ連絡し、別れるかどうかより先に、今夜の安全と連絡方法を決めてください。

「殴られてはいない」と考えても、玄関の音に体が固まる

相手が帰宅する時間が近づくと、テレビを消し、料理の置き方や部屋の温度まで確かめる。

機嫌を損ねれば、大声で責められる。スマートフォンを見せるよう求められ、外出先や使ったお金を細かく説明しなければならない。それでも翌朝には、相手から「昨日はお前が怒らせた」と言われます。

けがをしていなければDVとは呼べないのか。長年一緒に暮らしてきたのだから、これくらい我慢するべきなのか。自分にも悪いところがあるのではないか。

その判断を、今夜一人で出す必要はありません。

DVの相談窓口では、「これは法律上DVに当たりますか」と結論を持っていなくても、起きていることをそのまま話せます。

今夜の状態を、三つの段階に分けます

最初に決めるのは、離婚するかどうかではありません。今、どの程度の危険があるかです。

現在の状態 優先する行動
今すぐの暴力はないが、怒鳴り声、監視、金銭の制限などが続いている 相手に知られにくい方法で専門窓口へ連絡し、安全な相談方法を決める
別れ話をすると暴れそう、物を壊す、出口をふさぐ、凶器を見せるなどがある 二人きりで話し合わず、避難先や移動方法を先に支援者と考える
殴られている、首を絞められた、殺すと脅されている、外へ出られない 持ち物や証拠より身体を優先し、可能なら安全な場所へ移動して110番。けがや意識・呼吸の異常は119番

首を絞められた、刃物を示された、殺す・家族を傷つけると脅された、暴力が急に激しくなったといった場合は、目立つけががなくても軽く考えないでください。

相手が近くにいるなら、この記事を最後まで読むことより、店、交番、病院、近隣の家など、人のいる場所へ移れるかを優先します。

ポイント

「本当にDVか」より先に、「今夜、相手と同じ場所にいて安全か」「相談したことを知られても危険が増えないか」を見ます。

殴る・蹴る以外にも、相談してよい行為があります

DVには、身体への暴力だけでなく、精神的、性的、経済的な暴力や行動の支配が含まれます。

一つの出来事だけで判断できない場合もあります。普段は優しい、謝った後に贈り物をする、生活を支えてくれているという面があっても、恐怖によって行動を変えざるを得ない状態は、そのまま話して構いません。

相手が怒る理由があったとしても、暴力や脅しを受ける責任までこちらへ移るわけではありません。

男性、女性、同性のパートナー、婚姻届を出していない関係、別れた相手についても相談できます。法律上利用できる制度の範囲は関係性や同居状況によって異なりますが、窓口へ連絡する段階で自分から対象外と決める必要はありません。

電話や検索を見られている可能性があるときは、連絡方法から相談します

相手がスマートフォンの履歴、位置情報、電話料金の明細、メールを見ている場合、窓口を調べたこと自体が知られることがあります。

可能であれば、相手が触れない端末、信頼できる人の電話、外出先の電話などを使います。

ただし、履歴を急に消すことで相手が疑う可能性もあります。「履歴を消せば安全」とは限りません。

最初の連絡では、次のように伝えてください。

「スマートフォンを相手に見られる可能性があります。安全に連絡できる時間と方法から相談したいです」

折り返し電話を受けられない場合は、そのことも最初に伝えます。

「この番号へ折り返されると危険です。私から連絡するときだけ話したいです」

チャットやメールを利用する場合も、共有端末、自動ログイン、画面に表示される通知に注意が必要です。安全な連絡方法が分からないときは、無理に長文を送らず、「端末を見られる可能性がある」と短く伝えるところから始めます。

危険度と話したい内容で連絡先を選びます

状況 連絡先 利用するときの目安
今、暴力や脅迫があり警察官に来てほしい 110番 現在地、相手の様子、けが、凶器、子どもの有無を伝える
緊急ではないが、警察へDVやつきまといを相談したい 警察相談専用電話 #9110 警告や安全対策、被害届などについて警察へ聞きたい場合
深夜を含め、DVかどうか分からない段階から話したい DV相談+ 0120-279-889 電話は24時間。チャットは12時から22時、プラス相談箱は24時間受付
地域の支援窓口、一時保護、生活再建について聞きたい DV相談ナビ #8008 最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながる。受付時間は地域により異なる
子どもが暴力を見ている、子どもにも危害がある 児童相談所虐待対応ダイヤル 189 匿名でも相談でき、通話料は無料。差し迫った危険は110番・119番

配偶者暴力相談支援センターでは、話を聞くだけでなく、安全確保、一時保護、住まいや生活再建、保護命令制度などに関する情報提供を行っています。

相談したからといって、離婚、避難、警察への届出をその場で決めなければならないわけではありません。

「まだ別れるかは決めていません。今の状態でしてよいことと、危険を増やす行動を教えてください」

この伝え方で構いません。

最初の電話では、経緯より安全に関する五点を先に伝えます

長い結婚生活や交際の経緯を、最初から順に説明しなくても大丈夫です。

窓口では、次の五点を先に伝えると状況が伝わります。

たとえば、次のように話せます。

「夫と同居中です。昨日、壁を殴り、私のスマートフォンを取り上げました。今は外出していますが、夜には戻ります。子どもが一人います。自宅への電話や郵便は困ります」

説明の途中で言葉が止まったら、「怖くて順番に話せません」と伝えて構いません。相談員が必要な点を一つずつ尋ねます。

証拠は、逃げる時間や身体の安全と引き換えに集めません

暴力を受けた記録は、警察、離婚手続き、保護命令などで役立つ場合があります。

ただし、証拠がなくても相談できます。

録音するために相手を問い詰める、写真を撮るために危険な場所へ戻る、共有端末へ記録を保存するといった行動は避けてください。

何を残し、どこへ保管するかは、安全な端末から支援者へ聞いてから決められます。

けがをした場合は、必要な治療を受け、可能であれば医療機関へ誰から何をされたかを伝えます。激しい頭痛、呼吸の異常、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、記録より受診を優先してください。

家を出るときは、相手へ予告する前に移動方法を決めます

「もう出て行く」と伝えたことをきっかけに、暴力が強まる場合があります。

相手を説得してから避難しようとせず、配偶者暴力相談支援センターや警察へ、どの時間に、どこへ、どう移動するかを先に話してください。

安全に準備できる場合は、次のものを持ち出せると、その後の手続きが進みやすくなります。

ただし、荷物を集めていることを知られる危険があるなら、持ち物をそろえるために避難を遅らせません。

一時的な安全な居場所や、その後の住居、生活費については、配偶者暴力相談支援センター、女性相談支援センター、福祉事務所などと考えられます。

子どもの前で起きる暴力は、子ども自身への影響もあります

子どもが直接殴られていなくても、目の前で家族への暴力を見ることは、心理的虐待に当たります。

子どもが泣いて止めに入る、相手の機嫌を取る、下のきょうだいを別室へ連れて行くようになっているなら、すでに子どもが家庭の安全を背負っています。

子どもへ仲裁役をさせたり、「家のことは誰にも言わないで」と秘密を背負わせたりしないでください。

窓口には、本人への暴力と子どもの状態を分けずに伝えます。

「子どもは直接殴られていませんが、怒鳴り声と物を壊す場面を何度も見ています。最近、学校へ行きたがりません」

子どもにも危害が及ぶおそれがある場合は189へ相談できます。現在暴力が起きている、子どもを連れ去ろうとしている、子どもがけがをしている場合は110番・119番を優先します。

何十年一緒に暮らしていても、これからの安全を考えられます

50代、60代、70代になってから、「今さら家を出られない」と感じる方もいます。

年金の振込口座を相手が管理している。自分名義の預金がない。相手の介護を担っている。成人した子どもに心配をかけたくない。住み慣れた地域を離れられない。

こうした事情があると、単に「逃げればよい」とは言えません。

相談時には、暴力だけでなく、生活を動かせない理由まで伝えてください。

「夫から暴言と金銭の制限を受けています。私は年金だけで、夫の介護もしているため、すぐ別居できるか分かりません」

相手の認知症、精神疾患、飲酒などが暴力に関係していることもあります。その場合は、医療、介護、依存症支援が必要になる可能性があります。

しかし、病気や飲酒が背景にあっても、家族が危険な暴力を受け続けてよい理由にはなりません。本人の治療と、家族の安全を分けて扱います。

避難後の接近や連絡が怖い場合は、法律上の手段も確認します

配偶者や生活の本拠を共にする交際相手などから身体への暴力や一定の脅迫を受け、今後も重大な危害を受けるおそれがある場合には、裁判所の保護命令を申し立てられる可能性があります。

保護命令には、本人への接近禁止、一定の電話・メール・SNS等の禁止、子どもや親族等への接近禁止、住居からの退去等を命じるものがあります。

対象になる関係性や被害、必要な資料は個別に異なります。

配偶者暴力相談支援センターや警察へ、暴力を受けた状況と今後の危険を話し、法テラスなどで法律相談を受ける方法があります。

「避難した後も連続して連絡があり、勤務先へ来ると脅されています。保護命令の対象になるか、先に残す記録を教えてください」

法律相談を受けたからといって、直ちに裁判を始めなければならないわけではありません。まず対象となる可能性、必要な証拠、費用、安全上の注意を聞けます。

家族や友人が気づいたときは、相手を説得しに行きません

相談を受けた家族は、「すぐ別れなさい」「私が相手へ話す」と動きたくなるかもしれません。

しかし、本人の準備がないまま相手へ連絡すると、監視や暴力が強まり、家族との連絡を絶たれることがあります。

まず次の三つを聞いてください。

「今話していて安全?」

「こちらから連絡してよい時間と方法はある?」

「今夜危険になったら、どこへ行けそう?」

本人の許可なく居場所を相手へ伝えたり、家族のグループ連絡へ事情を書いたりしないでください。

差し迫った危険があり、本人のいる場所が分かる場合は、家族から110番へ連絡できます。緊急ではない場合は、本人と一緒にDV相談+や#8008へ電話する方法があります。

相手と二人きりで対決する、家族が相手の自宅へ乗り込む、被害を受けている本人を責めて決断を迫る行動は、危険や孤立を強める場合があります。

今夜は、相手に知られず使える連絡方法を一つ決めます

今夜、離婚、避難、警察への届出をすべて決める必要はありません。

最初に、現在使っているスマートフォンから連絡して安全かを考えてください。

安全に使えるなら、DV相談+の電話番号0120-279-889を控えます。電話が難しければ、公式サイトのチャットやプラス相談箱を、相手が見ない端末から利用できるかを考えます。

連絡時の一文は、次の形で十分です。

「DVかどうか分かりません。怒鳴り声、スマートフォンの監視、生活費の制限があります。相手に知られず、今夜の安全を考えたいです」

危険が迫っている場合は、この準備を飛ばして110番です。

今日は相手との関係に名前を付ける日ではありません。安全に話せる相手とつながり、今夜をどう過ごすかを一人で決めなくてよい状態へ移るところまでです。

出典・確認先メモ

よくある質問

Q. 殴られていなくてもDV相談を利用できますか?

怒鳴る、脅す、生活費を渡さない、仕事や交友関係を制限する、スマートフォンを監視する、性的行為を強要するなども相談できます。自分でDVと確定せず、実際に起きている行為と、それによって変えざるを得ない生活を伝えてください。

Q. DV相談をしたら、すぐ警察へ通報されたり離婚させられたりしますか?

窓口では、まず現在の危険、本人の希望、利用できる支援を聞きます。相談しただけで離婚や保護命令の申立てを決める必要はありませんが、命や子どもの安全に差し迫った危険があれば、警察や児童相談所への連絡を含む緊急対応が案内されます。

Q. DVの証拠がなくても相談できますか?

証拠がなくても相談できます。いつ、どのようなことが起きたかを話し、安全を損なわずに残せる記録があるかを窓口へ聞いてください。録音や写真のために相手を刺激したり、危険な家へ戻ったりしてはいけません。

Q. 夫や妻が認知症で暴力を振るう場合もDV相談でよいですか?

原因に病気が関係していても、暴力を受ける家族の安全確保は必要です。配偶者暴力相談支援センターへ現在の危険を伝え、地域包括支援センターや医療機関にも、治療・介護と家族の安全を分けて相談してください。

Q. DVを受けている家族が逃げることを拒んでいる場合、何ができますか?

本人を責めたり、相手へ直接連絡したりせず、安全に話せる時間と連絡方法を聞いてください。家族だけでも一般的な対応をDV相談窓口や警察へ聞けます。現在暴力が起きているなど差し迫った危険がある場合は、家族から110番へ連絡できます。

こんな相談窓口もあります

専門家や専門サービスに相談してみませんか?

記事を読んでも悩みが解決しないときは、専門家や専門サービスに相談するのも一つの方法です。

※ 本セクションには広告・PRを含みます。掲載は比較基準に沿って整理しています。料金・条件は公式サイトでご確認ください。

※ お悩み相談ナビが、お悩みを解決できるように厳選したサービスや専門家をリストアップしました。

プロパンガス料金見直し/LPガス会社比較/固定費削減相談

ガス屋の窓口|プロパンガス・LPガス料金を無料で見直し相談できるサービス

プロパンガス・LPガス料金が高いと感じる方が、現在の料金やガス会社変更の選択肢を無料で相談できるサービス。

向いている人
戸建て・持ち家でプロパンガスを使っている方/毎月のガス代が高いと感じる方/冬場のガス料金が負担になっている方/親御さんの家のガス代を見直したいご家族/店舗・業務用でLPガスを使っている方/ガス会社変更が不安な方
確認できること
現在のガス料金、地域相場、ガス会社変更の可否、料金シミュレーション、見積もり、乗り換えの流れ、料金保証、対応エリア、集合住宅での可否
料金目安
相談・見積もりは無料で案内されています。実際のガス料金は地域・使用量・契約条件・ガス会社により変わるため、検針票をもとに要確認。
注意点
都市ガス・オール電化の方には基本的に合いません。賃貸集合住宅では入居者だけでガス会社を変更できない場合があります。検針票情報、契約条件、解約金、切り替え後の料金保証、将来の値上げ条件を確認しましょう。

公式情報の最終確認日:2026-07

プロパンガス料金の無料見直しを確認する ›

次にできること

同じ悩みの方によく読まれています

少し疲れてしまった方へ

悩み続けると、考える力も少しずつ削られてしまいます。今すぐ答えを出せないときは、近場で少し休む選択肢もあります。

毎月のプレゼント抽選に応募できます。会員登録は無料です。 会員登録・ログイン