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認知症の親にお金を盗ったと疑われたら|家族が傷つきすぎない返し方と相談先

2026.07.27 更新 なやみ晴れ編集部
#公的支援#相談先#認知症#認知症相談
この記事の結論

親が「お金を盗られた」と言い出したときは、まず強く否定せず「なくなって不安なんだね」と受け止め、財布・通帳・支払い履歴を一緒に確認しましょう。本当に被害がある場合も、認知症による思い込みの場合もあります。疑われた家族だけで抱えず、記録を残して地域包括支援センターや医療機関へ相談してください。

「盗ったでしょ」と言われた家族の傷つきも、軽く見なくて大丈夫です

親から突然、「財布のお金がない」「通帳を触ったでしょ」「あなたが持っていったんじゃないの」と言われる。

何もしていないのに疑われる。

一生懸命世話をしているのに、泥棒のように言われる。

その瞬間、怒り、悲しさ、悔しさ、情けなさが一気に出てくることがあります。

「そんなことするわけないでしょ」

「どうして私を疑うの」

「こっちは仕事も家事もある中で見ているのに」

「もう関わりたくない」

そう思ってしまっても、不自然ではありません。

親が「お金を盗られた」と言い出す背景には、本当にお金が減っている場合、しまった場所を忘れている場合、支払いを忘れている場合、詐欺や消費者被害がある場合、認知症による思い込みや不安が関係している場合があります。

厚生労働省は、家族や周囲の人について「もしかして認知症では」と思う症状に気づいたときや介護で悩んだとき、一人で悩まず相談するよう案内しています。地域包括支援センターでは、保健医療・介護に関する相談を行い、必要に応じて認知症疾患医療センターや認知症初期集中支援チームなど関係機関と連携するとされています。

この記事は、親が「お金を盗られた」と言い出したときに、家族が感情と事実を分けて対応するための一般的な内容です。認知症の診断、財産管理、通帳・カードの管理、成年後見制度、詐欺や消費者被害、家族間トラブル、虐待や権利擁護に関わる判断は、本人の状態や家庭状況によって変わります。必要に応じて、地域包括支援センター、かかりつけ医、認知症疾患医療センター、消費生活センター、警察、法テラス、家庭裁判所などに確認してください。

まず「本当に減ったお金」と「本人の不安」を分けます

親が「お金を盗られた」と言ったとき、最初にしたくなるのは反論です。

でも、そこで強く否定すると、親の中では「やっぱり隠している」と感じられ、言い争いが長くなることがあります。

まずは、事実確認と気持ちの受け止めを分けてください。

見ること 確認する内容 声かけの例
本人の訴え 何が、いつ、どこからなくなったと思っているか 「何がなくなったと思ったのか、一緒に見よう」
現金 財布、引き出し、封筒、バッグ、服のポケット 「いつも入れる場所を順番に見てみよう」
通帳 記帳内容、引き出し日、ATM利用、年金入金 「通帳を見ながら、何日に動いたか見てみよう」
カード キャッシュカード、クレジットカード、暗証番号管理 「カードが手元にあるかだけ確認しよう」
支払い 公共料金、介護費、医療費、通販、保険料 「支払いで減った可能性もあるから、明細を見よう」
本人の不安 お金が足りなくなる怖さ、管理できない怖さ 「なくなったと思って不安になったんだね」

ここで大切なのは、「盗られていない」と証明することだけを目的にしないことです。

本人にとっては、お金がないと感じた時点で不安は本物です。

事実は確認する。でも、不安になった気持ちは否定しない。

この順番が、言い争いを少し減らします。

言い返したくなったら、まず短い返事にします

疑われた家族は、どうしても言い返したくなります。

「盗ってない」

「何度言えば分かるの」

「またその話?」

「自分でしまったんでしょ」

その言葉を言いたくなるほど、家族も傷ついています。

ただ、親が強い不安の中にいるときは、正論で説得しようとしても届きにくいことがあります。

言いたくなる言葉 代わりに使う言葉 目的
「盗ってないってば」 「盗られたと思って不安なんだね」 まず感情を受け止める
「自分でなくしたんでしょ」 「一緒に置き場所を見てみよう」 責めずに探す流れにする
「また始まった」 「前にも似たことがあったね。今日も記録しておくね」 繰り返しを記録につなげる
「私を疑うなんてひどい」 「疑われると私もつらいけど、まず確認しよう」 家族の気持ちも消さない
「病気だから仕方ない」 「最近こういうことが増えているから、相談先にも聞いてみよう」 本人を決めつけない

受け止めることは、疑いを認めることではありません。

「盗った」と言われた内容には同意しないまま、「なくなったと思って不安なんだね」と返すことはできます。

家族が毎回完璧に対応する必要はありません。

言い返しそうな日は、その場を少し離れることも自分を守る対応です。

財布や通帳は、一緒に探す場所を決めておきます

お金を盗られたという訴えが繰り返されると、家族は毎回あちこち探すことになります。

財布、通帳、封筒、引き出し、冷蔵庫、仏壇、バッグ、古い服のポケット。

探すたびに疲れ、見つかったとしても、また同じことが起こる。

だからこそ、探す場所を決めておくと家族の負担が減ります。

物 置き場所の工夫 家族の注意点
財布 いつも同じ引き出し、目につきやすい箱 家族が勝手に移動しない
通帳 鍵付きケース、本人と家族で決めた場所 管理者を一人にせず記録を残す
現金 少額だけ財布に入れ、多額は別管理 入れた金額と日付をメモする
カード 使うカードと使わないカードを分ける 暗証番号を紙にむき出しで置かない
請求書・領収書 一つのファイルに入れる 支払い済みか未払いか分ける
大事な書類 保険、年金、介護、医療の封筒を分ける 家族間で保管場所を共有する

本人の前で「管理できないから預かる」と言うと、強い反発につながることがあります。

「一緒に分かりやすい置き場所を作ろう」と伝え、本人が納得できる形に近づけてください。

本当にお金が減っている場合もあるので、思い込みだけと決めつけないでください

親が「お金を盗られた」と言い出すと、家族は認知症の症状だと思いがちです。

でも、本当にお金が減っている場合もあります。

通販、訪問販売、電話勧誘、知人への貸付、ATMの引き出し、定期購入、詐欺、家族以外による持ち出しなど、確認すべきことがあります。

確認すること 見るもの 気をつけたい点
ATMの引き出し 通帳、利用明細、カードの有無 本人が引き出したことを忘れている場合もある
通販・定期購入 明細、荷物、メール、封書 同じ商品を繰り返し買っていないか
訪問販売 契約書、名刺、領収書 本人が契約内容を理解しているか
電話勧誘 電話履歴、メモ、請求書 断れず契約している可能性
親族・知人への貸付 本人の話、メモ、振込履歴 貸したことを忘れている場合もある
詐欺の可能性 振込先、現金送付、電子マネー購入履歴 警察や消費生活センターへ早めに相談する

国民生活センターは、高齢者には「お金」「健康」「孤独」の大きな不安があるとされ、悪質業者がこれらの不安をあおり、年金や貯蓄などの大切な財産を狙うことがあると注意喚起しています。高齢者は電話勧誘販売や家庭訪問販売の被害にあいやすいことも示されています。

「また思い込みだ」と決めつける前に、お金の動きは一度確認してください。

本人の訴えの中に、本当の被害の手がかりが混ざっていることがあります。

疑われやすい家族ほど、記録を残して自分を守ります

親が「お金を盗られた」と言い出すと、世話をしている家族が疑われやすくなることがあります。

よく家に来る娘、財布を一緒に見た息子、通院に付き添う配偶者、介護費の支払いを手伝うきょうだい。

一番近くで支えている人ほど、疑いの対象になることがあります。

これは家族にとって、とてもつらいことです。

記録すること 書き方の例 役に立つ場面
訴えがあった日 7月7日 夕方「財布のお金がない」と言った 頻度の把握
探した場所 財布、引き出し、バッグを一緒に確認 同じ探し直しを減らす
見つかった場所 上着のポケットに1万円あり 置き忘れの傾向を見る
実際のお金の動き 通帳で○日にATM引き出しあり 事実確認
本人の様子 怒りが強い、涙ぐむ、夜に多い 医療・介護相談で伝えやすい
家族の対応 一緒に探した、通帳を確認した、包括へ電話予定 家族間の誤解を防ぐ

記録は、親を責めるためではありません。

家族が「自分が悪いのでは」と抱え込まないため、医療や介護の相談で状況を説明するため、きょうだい間の誤解を減らすために使います。

きょうだい間で疑いが向く前に、お金の見える化をします

親のお金のことで、きょうだい間がぎくしゃくすることがあります。

親が「お金を盗られた」と言い、同居している子どもが疑われる。遠方のきょうだいが「本当に管理できているの?」と言う。介護費を立て替えている人だけが責められる。

この状態を放置すると、親の問題に加えて、家族間の不信感が大きくなります。

共有すること 共有の仕方 注意点
毎月の入出金 通帳コピーや一覧表で共有 必要以上に細かい支出まで責めない
介護・医療費 領収書をファイルにまとめる 立て替え分は日付と金額を残す
現金の管理 財布に入れる金額を決める 誰が入れたか記録する
カード・通帳の保管 保管場所と管理者を決める 一人だけで抱えない
本人への説明 「生活費が分かるように一緒に書く」と伝える 本人の尊厳を傷つけない
大きな支出 事前に家族で共有 後から疑われないようにする

お金の管理は、家族の中でも感情が出やすいところです。

「誰が正しいか」だけでなく、「あとで説明できる形になっているか」を見てください。

お金の管理を変えるときは、本人の尊厳を守る言い方にします

親の物忘れが増えると、家族は通帳やカードを預かりたくなることがあります。

もちろん、安全のために管理方法を変える必要が出てくることはあります。

ただし、本人にとってお金は自立や尊厳に関わるものです。

急に取り上げる形になると、不信感が強まり、「やっぱりお金を取られた」と感じやすくなることがあります。

家族が言いたくなること 本人が受け取りやすい言い方 できる工夫
「もう自分で管理できないでしょ」 「お金の場所が分かりやすくなるように、一緒に整理しよう」 財布、通帳、現金の置き場所を決める
「カードは預かる」 「なくすと困るから、使うカードだけ一緒に分けよう」 使うカードと保管カードを分ける
「現金を減らす」 「財布には買い物分だけ入れておこう」 少額を定期的に入れる
「私が管理する」 「支払いが分かるように、家族で記録を残そう」 家計ノートや領収書ファイルを作る
「通帳を見せて」 「年金や支払いを一緒に確認したい」 本人の前で記帳内容を確認する

本人の安全を守るための管理でも、言い方によっては奪われたように感じられます。

「取り上げる」より「分かりやすくする」。

この言い方に変えるだけで、抵抗が少し和らぐことがあります。

認知症かもしれないと思ったら、家族だけで判断しないでください

お金を盗られたという訴えが繰り返される場合、認知症の可能性が気になるかもしれません。

ただし、家族だけで「認知症だから」と決めつけるのは避けてください。

物忘れ、せん妄、うつ、不眠、薬の影響、体調不良、孤独、不安、実際の消費者被害など、背景はいくつも考えられます。

気になる変化 一緒に見ること 相談先の例
同じ訴えを何度もする 頻度、時間帯、きっかけ かかりつけ医、地域包括支援センター
財布や通帳の場所を忘れる 置き忘れの場所、生活の変化 もの忘れ外来、認知症疾患医療センター
急に怒りっぽくなった 睡眠、痛み、薬、環境変化 かかりつけ医、介護相談
お金の計算が難しい 支払い忘れ、同じ買い物、契約 地域包括支援センター、消費生活センター
家族への疑いが強い 誰を疑うか、どの場面で強くなるか 認知症疾患医療センター、主治医
生活全体に支障が出ている 服薬、火の元、外出、食事、金銭管理 地域包括支援センター、ケアマネジャー

厚生労働省は、認知症の症状に軽い段階で気づき、適切な治療が受けられれば、薬で進行を遅らせられることもあると案内しています。相談先として、地域包括支援センター、電話相談、認知症疾患医療センター、かかりつけ医、もの忘れ外来などが挙げられています。

「親がおかしい」と家族だけで抱えるより、「最近こういう訴えが増えている」と記録を持って相談してください。

消費者被害が疑われるときは、親を責めずに証拠を集めます

親がお金を盗られたと言う背景に、実際の契約トラブルや詐欺がある場合もあります。

このとき、本人を責めると、話を隠すようになることがあります。

「また変なものを買って」

「なんでそんな電話を信じたの」

そう言いたくなっても、まずは証拠を集めることを優先してください。

集めるもの 見る理由 保管方法
契約書・申込書 何を契約したか確認する 日付順にファイルへ入れる
領収書・請求書 金額と支払い先を見る 写真を撮って共有する
商品・荷物 定期購入や複数購入の有無を見る 捨てずに残す
電話番号・名刺 事業者や勧誘元を確認する メモや着信履歴を保存する
振込明細 支払い先、日時、金額を見る 通帳と一緒に保管する
本人の話 勧誘の流れや言われたことを知る 責めずに聞き取りメモを残す

消費者庁の消費者ホットライン188は、困ったときに一人で悩まず相談できる窓口として、身近な消費生活センターや消費生活相談窓口を案内しています。契約や請求、訪問販売、電話勧誘などで不安がある場合は、資料を持って相談してください。

財産管理が難しくなってきたら、成年後見制度なども「今すぐ契約」ではなく確認します

親のお金の管理が難しくなってくると、家族は将来のことも不安になります。

通帳をなくす。ATMで何度も引き出す。契約内容を理解できない。支払いを忘れる。家族に疑いが向く。大きなお金を動かそうとする。

こうした状態が続く場合は、財産管理の仕組みを確認する段階かもしれません。

法務省は、認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力が不十分な方は、不動産や預貯金などの財産管理、介護サービスや施設入所契約、遺産分割協議などを自分で行うことが難しい場合があり、不利益な契約や悪質商法被害のおそれもあるとして、成年後見制度を説明しています。

困っていること 確認したい仕組み 最初の相談先
日常の支払いが難しい 介護サービス、日常生活自立支援事業など 地域包括支援センター、社会福祉協議会
通帳やカード管理が難しい 家族内の管理ルール、記録方法 地域包括支援センター、ケアマネジャー
大きな財産管理が必要 成年後見制度 地域包括支援センター、家庭裁判所、法テラス
不動産や施設契約が必要 本人の判断能力、代理権、契約手続き 専門職、法テラス、地域包括支援センター
家族間で揉めている 第三者を入れた話し合い 地域包括支援センター、法律相談

成年後見制度は、家族が簡単に親のお金を自由に使えるようにする制度ではありません。

本人を保護し、支援するための制度です。

必要性、手続き、費用、誰が関わるかは状況によって変わるため、まず相談先で概要を聞くところから始めてください。

暴言や疑いが続くときは、介護する家族の心も守ります

親から何度も疑われると、家族の心は削られていきます。

「盗った」「嘘をついている」「通帳を返して」「お前なんか信用できない」。

何度も言われると、頭では病気や不安の影響かもしれないと分かっていても、心は傷つきます。

介護する家族にも支えが必要です。

家族の状態 一人で抱えない方がよいサイン 使いたい支え
怒りが抑えられない 怒鳴り返す、物に当たりそうになる その場を離れる、別の家族に交代する
眠れない 親の言葉が頭から離れない 地域包括支援センター、かかりつけ医
介護が怖くなる 次に何を言われるか身構える ケアマネジャー、認知症相談
家族間で孤立している 自分だけが責められている 記録を共有し、家族会議をする
手が出そうになる 危険なサイン すぐ距離を取り、外部相談につなぐ
もう関わりたくない 介護疲れが強い ショートステイ、介護サービスの見直し

厚生労働省は、認知症の人と家族を支える手引きや、家族介護者支援に関する資料を示し、認知症の人と家族の生活を支える視点を整理しています。家族の心身の健康を支えることも、認知症介護では重要な支援の一部です。

親を大切にすることと、家族が傷つき続けることは同じではありません。

限界を感じる前に、相談先を使ってください。

家族が代わりに調べている場合は、本人を責めるより周りを整えます

この記事を、親本人ではなく、子ども世代や配偶者が読んでいることが多いと思います。

親に疑われている人。きょうだいが疑われている人。同居家族が疲れているのを見ている人。遠方から心配している人。

家族が代わりに動くときは、本人を説得することだけを目標にしない方がよいです。

家族ができること 具体例 目的
記録を共有する いつ、何を盗られたと言ったかを共有 一人だけが抱えない
お金の置き場所を整える 財布、通帳、現金、請求書の場所を決める 探し直しを減らす
通帳を一緒に見る 入出金を本人の前で確認する 不安を減らす
消費者被害を確認する 契約書、請求書、荷物を確認する 本当の被害を見逃さない
外部相談を入れる 地域包括支援センター、主治医、消費生活センター 家族だけの対立にしない
疑われた家族を守る 「一人で対応しなくていい」と役割分担する 介護者の孤立を防ぐ

親の言葉を変えることは、すぐには難しい場合があります。

だからこそ、家族側の記録、管理、相談先、役割分担を整えることが大切です。

今日できる一歩は、「盗られた」と言われた日のメモを作ることです

親が「お金を盗られた」と言い出したとき、今日すぐすべてを解決しなくても大丈夫です。

まず、紙やスマホに次の表を作ってください。

書くこと 家族のメモ
言われた日時
何を盗られたと言ったか
本人が疑った相手
一緒に探した場所
見つかったかどうか
通帳や明細で確認したこと
本人の様子
家族が次に相談する先

次に、今日の対応を一つだけ選びます。

親に疑われることは、本当にこたえます。

優しく対応したくても、心が追いつかない日もあります。

それでも、あなたが悪いと決めつけなくて大丈夫です。

まずは、言い争いで終わらせず、事実を残す。

本人の不安も、家族の傷つきも、外に出してよいものです。

今日は、親を説得しきる日ではなく、次に相談できる形へ整える日。

一枚のメモから、家族だけで抱えない対応に変えていきましょう。

出典・確認先メモ

よくある質問

Q. 親が「お金を盗られた」と言い出したら、最初に何と言えばいいですか?

まず「盗られたと思って不安なんだね」「一緒に探してみよう」と短く受け止めてください。強く否定すると、本人の不安や疑いが強くなることがあります。疑いを認める必要はありませんが、不安な気持ちを受け止めたうえで、財布・通帳・支払い履歴を一緒に確認しましょう。

Q. 親にお金を盗ったと疑われてつらいです。どうすればいいですか?

疑われた家族が傷つくのは当然です。一人で対応し続けず、いつ・何を盗られたと言ったか、探した場所、見つかった場所、通帳の動きを記録してください。記録をきょうだいや地域包括支援センター、医療機関に共有し、疑われた人だけが抱え込まない形にしましょう。

Q. 「お金を盗られた」は認知症の症状ですか?

認知症による思い込みや不安が関係する場合はありますが、家族だけで決めつけない方が安全です。本当にお金が減っている、訪問販売や電話勧誘、詐欺、支払い忘れ、ATM利用を忘れているなどの可能性もあります。繰り返す場合は、記録を持って地域包括支援センターやかかりつけ医に相談してください。

Q. 親の通帳やカードを家族が預かってもいいですか?

安全のために管理方法を変える必要がある場合はありますが、本人の尊厳や同意、家族間の記録が大切です。急に取り上げると「やっぱり盗られた」と感じることがあります。「分かりやすい場所に一緒に置こう」「使うカードだけ分けよう」と伝え、誰が何を管理しているか記録を残してください。大きな財産管理が必要な場合は、成年後見制度なども含めて相談先で確認しましょう。

Q. 親のお金が本当に詐欺や消費者被害にあっているかもしれません。どこに相談できますか?

契約書、請求書、領収書、通帳、電話番号、届いた商品などを捨てずに集めてください。そのうえで、消費者ホットライン188や地域の消費生活センターに相談できます。振込や現金送付など明らかに詐欺が疑われる場合は、警察にも早めに相談してください。

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