更新料が払えないと気づいたら、まず「家賃まで遅らせない」ことを考えます
賃貸の更新時期が近づいて、管理会社から更新料の案内が届く。
封筒を開けると、更新料、更新事務手数料、火災保険料、保証会社の更新料が並んでいる。いつもの家賃だけでもぎりぎりなのに、まとまった金額が急に必要になる。
「このまま住み続けたいのに、更新料が払えない」
「家賃と更新料が同じ月に重なって、どちらを優先すればいいのか分からない」
「管理会社に連絡したら、すぐ退去と言われるのでは」
「親や子どもにお金のことを言い出せない」
「カードや借入で払うしかないのか」
「更新しないなら引っ越し費用も必要で、結局どうにもならない」
更新料が払えないとき、怖いのは金額だけではありません。
住まいを失うかもしれない不安、誰に何を言えばいいか分からない焦り、生活費の穴を埋める方法が見えない苦しさが一度に来ます。
ただ、ここで一番避けたいのは、何も連絡しないまま期限を過ぎ、更新料だけでなく家賃まで滞ることです。
国土交通省は、民間賃貸住宅のトラブルを防ぐためには契約内容の十分な確認と理解が必要で、契約書に署名・押印する前に、入居時や更新時に必要となる費用について、契約書の文言の意味を理解するまで確認することが重要だと案内しています。更新料が払えないときも、まず契約書と更新案内を見て、何の費用がいつまでに必要なのかを分けてください。
封筒を見たら、支払うお金を4つに分けます
更新時期に必要なお金は、更新料だけとは限りません。
案内の中に複数の費用が入っていると、合計額だけを見て頭が真っ白になります。
まず、次の4つに分けてください。
| 費用の種類 | よくある内容 | 最初に見ること |
|---|---|---|
| 更新料 | 契約更新時に貸主へ支払う費用 | 契約書に定めがあるか、金額はいくらか |
| 更新事務手数料 | 管理会社や仲介会社の更新手続き費用 | 誰に支払う費用か、税込か |
| 火災保険料 | 新たな保険期間分の保険料 | 保険期間、補償内容、支払期限 |
| 保証会社の更新料 | 家賃保証契約の更新費用 | 保証会社名、金額、家賃と別請求か |
| 翌月家賃 | 通常の毎月家賃 | 更新費用と同じ月に重なっているか |
| その他 | 口座振替手数料、振込手数料、書類発行費など | 小さな費用も合計に入れる |
「更新料が払えない」と思っていたけれど、実際には火災保険料や保証会社更新料が重なっている場合もあります。
費用を分けると、管理会社に相談するときも「更新料全部が無理です」ではなく、「更新料のうち、今月は○万円までなら払えます」と具体的に話しやすくなります。
支払う順番は、住み続けるための優先度で考えます
手元のお金が限られているときは、何を先に払うか迷います。
もちろん契約上の支払いはどれも軽く扱うものではありません。
ただ、住まいを守るという意味では、家賃の滞納を広げないことがとても重要です。
| 支払い | 優先して考えたい理由 | 対応の考え方 |
|---|---|---|
| 今月の家賃 | 毎月の住まいの基本支払い | できるだけ遅らせない。難しい場合はすぐ連絡する |
| 更新料 | 契約更新に関わる費用 | 期限前に分割や支払日の相談をする |
| 保証会社更新料 | 保証契約に関わる費用 | 保証会社からの連絡も無視しない |
| 火災保険料 | 契約条件や万一の備えに関わる | 保険期間と支払期限を確認する |
| 他の借入返済 | 遅れると督促や利息が生じる可能性 | 住居費とあわせて家計全体を見直す |
| 食費・医療費 | 生活と健康に直結する | 削りすぎない。必要なら生活相談につなげる |
更新料を払うために家賃を遅らせると、住まいの不安が大きくなる場合があります。
支払いが重なっているときは、どれを後回しにするかを一人で決めず、管理会社や相談窓口に早めに事情を伝えてください。
管理会社へ連絡する前に、払える日と金額をメモします
更新料が払えないとき、管理会社へ電話するのは怖いと思います。
怒られるのではないか。退去を迫られるのではないか。恥ずかしい。説明できない。
でも、何も連絡しないまま期限を過ぎるより、払える見込みを伝えた方が話し合いの余地が残りやすくなります。
電話の前に、次の内容をメモしてください。
| メモすること | 書く内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 支払期限 | 更新料、家賃、保険料それぞれの期限 | 何が急ぎか分けるため |
| 必要な合計額 | 更新時に必要な総額 | 不足額を知るため |
| 今すぐ払える金額 | 手元資金から無理なく出せる額 | 一部支払いの相談材料にするため |
| 次に払える日 | 給料日、年金支給日、入金予定日 | 支払予定を具体的に伝えるため |
| 分割希望 | 何回なら払えるか | 現実的な提案にするため |
| 家賃の支払い状況 | 今月家賃は払えるか、すでに遅れているか | 住まいのリスクを把握するため |
伝えるときは、長く言い訳をする必要はありません。
「更新料の支払いが期限までに全額は難しい状況です。今月は○万円までなら支払えます。残りを○日と○日に分けて支払う相談はできますか」
このように、払えない理由だけでなく、払う意思と予定を一緒に伝えます。
分割相談は、期限を過ぎる前にする方が話しやすいです
更新料の分割が認められるかどうかは、契約内容、貸主、管理会社、これまでの支払い状況によって変わります。
必ず分割できるとは言えません。
ただ、期限を過ぎてから連絡するより、期限前に事情を伝えた方が、相談として受け止めてもらいやすいことがあります。
| 相談内容 | 伝え方の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 支払日を少し延ばしたい | 「○日に入金予定があるため、その日に支払う形で相談できますか」 | 具体的な日付を出す |
| 2回に分けたい | 「今月○万円、来月○万円の2回に分けることは可能でしょうか」 | 家賃の支払いと重ならないか見る |
| 一部だけ先に払いたい | 「先に○万円を支払い、残額の予定を相談したいです」 | 振込記録を残す |
| 更新事務手数料だけ後にしたい | 「費用の内訳ごとに支払時期を分けられるか確認したいです」 | どの費用が調整可能か聞く |
| 更新しない可能性もある | 「更新するか退去するか迷っており、解約期限と費用を確認したいです」 | 退去予告の期限を確認する |
相談した内容は、電話だけで終わらせず、可能ならメールや書面でも残してください。
「いつ、誰に、何を相談し、どう返答されたか」を残すと、後で言った言わないになりにくくなります。
契約書では、更新料だけでなく「退去する場合の期限」も見ます
更新料が払えないと、「もう退去するしかないのかな」と思うかもしれません。
でも、退去するにも引っ越し費用、初期費用、退去予告の期限、原状回復費用、次の住まい探しが必要です。
更新料を避けるために急いで退去を決めると、結果的にもっと大きなお金が必要になる場合があります。
| 契約書で見る項目 | 確認する理由 | 見る言葉の例 |
|---|---|---|
| 更新料の定め | 支払義務や金額を確認するため | 更新料、更新事務手数料、更新時費用 |
| 更新時期 | いつまでに手続きが必要か確認するため | 契約期間、満了日、更新日 |
| 解約予告 | 退去する場合、何日前に伝える必要があるか | 1か月前、2か月前、書面通知 |
| 短期解約違約金 | 退去時に追加費用が出ないか見るため | 違約金、短期解約 |
| 原状回復 | 退去時の費用を見込むため | 修繕費、クリーニング、特約 |
| 保証会社 | 滞納時の連絡や更新料を確認するため | 保証委託契約、保証更新料 |
国土交通省は、民間賃貸住宅の入居・退去に関する留意点として、入居時・更新時に必要な費用や、退去・解約の申し入れ時期や条件について十分に確認することが重要だと案内しています。更新するか退去するか迷うときは、更新料だけでなく退去にかかる費用も同じ表で見てください。
更新料を払う場合と引っ越す場合を、同じ表で比べます
更新料が高いと、「引っ越した方が安いのでは」と思うことがあります。
でも、引っ越しには敷金、礼金、仲介手数料、保証料、火災保険、引っ越し業者代、家具家電、退去費用がかかることがあります。
更新する場合と引っ越す場合を、同じ表で比べてください。
| 選択肢 | 必要なお金 | 見落としやすいこと |
|---|---|---|
| 今の部屋を更新する | 更新料、更新事務手数料、保険料、保証更新料、通常家賃 | 今後も同じ家賃を払えるか |
| 安い部屋へ引っ越す | 初期費用、引っ越し代、退去費用、新家賃 | 初期費用が更新料より高くなることがある |
| 実家や家族宅へ一時的に移る | 荷物の移動、保管、交通費 | 家族関係や生活ルールの調整が必要 |
| 公営住宅などを調べる | 収入要件、抽選、入居時期、保証人など | すぐ入れるとは限らない |
| 住居確保給付金などを相談する | 制度要件、申請手続き、支給上限 | 対象になるか自治体で確認が必要 |
更新料が払えないときは、今の部屋を出るかどうかを感情だけで決めないことが大切です。
「更新に必要な金額」と「引っ越しに必要な金額」を並べると、現実的な選択肢が見えてきます。
収入減が原因なら、住居確保給付金を早めに確認します
更新料だけでなく、家賃そのものが苦しくなっている場合は、公的支援の対象になる可能性があります。
たとえば、離職、廃業、収入減、勤務時間の減少などで家賃の支払いが難しくなっている場合です。
厚生労働省は、住居確保給付金について、主たる生計維持者が離職・廃業後2年以内の場合、または個人の責任・都合によらず給与等を得る機会が離職・廃業と同程度まで減少している場合で、一定の要件を満たすと、市区町村ごとに定める額を上限に、実際の家賃額を原則3か月間支給すると案内しています。給付金は自治体から賃貸人や不動産仲介業者等へ直接支払われます。
| 確認すること | 見る理由 | 相談先 |
|---|---|---|
| 収入が減った理由 | 制度要件に関わるため | 自治体、自立相談支援機関 |
| 直近の収入 | 世帯収入要件を見るため | 給与明細、年金通知、通帳 |
| 預貯金 | 資産要件を見るため | 通帳、残高メモ |
| 家賃額 | 支給上限や家賃相当額を確認するため | 賃貸借契約書、家賃明細 |
| 求職活動等 | 支給要件になる場合があるため | ハローワーク、自立相談支援機関 |
| 更新料の扱い | 家賃支援と更新料は扱いが異なる可能性があるため | 自治体窓口で個別確認 |
住居確保給付金は、更新料そのものを必ず支払ってくれる制度というより、住まいを失うおそれがある場合の家賃支援として確認するものです。
対象になるかどうかは自治体や状況によって変わるため、早めに窓口へ相談してください。
家計全体が苦しいなら、更新料だけでなく生活困窮の相談につなげます
更新料が払えない背景に、すでに生活費全体の赤字がある場合もあります。
家賃だけでなく、電気代、ガス代、スマホ代、カード返済、税金、医療費、食費が足りない。
更新料がきっかけで、家計の限界が見えた状態です。
この場合、更新料だけを何とかするより、家計全体の相談が必要になることがあります。
厚生労働省の生活困窮者自立支援制度では、生活に困りごとや不安がある場合、地域の相談窓口で相談を受け、必要な支援を一緒に考えるとされています。家計改善支援では、家計状況の見える化や家計管理の意欲を引き出す相談支援、必要に応じた貸付のあっせん等が案内されています。
| 家計の状態 | 更新料より先に見ること | 相談先の例 |
|---|---|---|
| 家賃も遅れそう | 住まいを守るための支援 | 自治体、自立相談支援機関 |
| 光熱費が払えない | 停止前の支払い相談 | 電力・ガス会社、自治体 |
| 借入返済が多い | 返済額と生活費のバランス | 法テラス、弁護士会、自治体相談 |
| 食費や医療費を削っている | 生活と健康の維持 | 自治体、医療機関の相談窓口 |
| 収入が急に減った | 給付金、貸付、就労支援 | 自立相談支援機関、ハローワーク |
| 家計を自分で見られない | 支出の見える化 | 家計改善支援、生活相談窓口 |
更新料の支払いに困ったことは、生活全体を見直すサインかもしれません。
「恥ずかしい」と一人で抱えず、住まいに関わる支払いが遅れる前に相談してください。
借りて払う前に、翌月の家賃が払えるかを見ます
更新料の期限が迫ると、カードローン、キャッシング、リボ払い、知人から借りることを考えるかもしれません。
借りることが絶対にだめとは言い切れません。
ただ、更新料を借りて払った結果、翌月の家賃や返済がさらに苦しくなるなら、問題が先送りになります。
| 借りる前に見ること | 確認する理由 | メモする内容 |
|---|---|---|
| 借りる金額 | 必要以上に借りないため | 不足額だけを書く |
| 返済額 | 翌月以降の生活費に影響するため | 毎月いくら返すか |
| 利息・手数料 | 総額が増えるため | 返済総額を見る |
| 翌月家賃 | 住まいの支払いを守るため | 翌月の家賃支払日と残高 |
| 他の返済 | 返済が重なると危険なため | カード、ローン、滞納分 |
| 相談できる先 | 借りる以外の選択肢を見るため | 管理会社、自治体、家族、法テラス |
借りる前に、「この借入をしても、翌月の家賃を払えるか」と自分に聞いてください。
払えないなら、借りて更新料だけを解決するより、家計や住まいの相談を先にした方がよい場合があります。
家族に頼むときは、「いくら貸して」より先に状況を見せます
家族にお金の相談をするのは、とても言いにくいものです。
親に心配をかけたくない。子どもに迷惑をかけたくない。配偶者に怒られそう。兄弟姉妹にだらしないと思われそう。
それでも、家賃や更新料の問題は、放置すると住まいに関わります。
家族へ話すなら、感情だけでなく、数字を見せてください。
| 伝えること | 伝え方の例 | 理由 |
|---|---|---|
| 必要な金額 | 「更新時に合計○万円必要です」 | 話を具体的にするため |
| 今払える金額 | 「手元では○万円までなら出せます」 | 全部を丸投げしないため |
| 不足額 | 「不足は○万円です」 | 助けが必要な範囲を明確にするため |
| 返済予定 | 「○日以降、月○万円ずつ返す予定です」 | 貸し借りの不安を減らすため |
| 管理会社への相談状況 | 「分割できるか確認中です」 | 本人も動いていると伝えるため |
| 今後の家計 | 「このままの家賃で続けられるかも見直します」 | 同じ問題を繰り返さないため |
家族に頼ることは、恥ではありません。
ただ、貸し借りにするなら、金額、返済日、返済方法をメモで残す方が、後の関係を守りやすくなります。
親や子どもが代わりに調べている場合は、本人を責めないでください
この記事を、本人ではなく家族が読んでいることもあると思います。
親が更新料を払えず困っている。子どもが家賃更新の請求を放置している。配偶者が管理会社からの連絡を隠していた。家族としては、驚きや怒りもあるかもしれません。
でも、最初に責めると、本人はさらに話せなくなります。
| 家族が言いたくなる言葉 | 本人が受け取りやすい言い方 | 一緒にすること |
|---|---|---|
| 「なんで黙っていたの」 | 「今分かったなら、まず期限と金額を一緒に見よう」 | 更新案内と契約書を見る |
| 「払えないなら引っ越せば」 | 「更新と引っ越し、どちらが現実的か比べよう」 | 更新費用と引っ越し費用を比較する |
| 「またお金の問題?」 | 「家計全体も一緒に見た方がよさそうだね」 | 収入、支出、返済を整理する |
| 「管理会社に怒られるよ」 | 「連絡する前に、払える日と金額をメモしよう」 | 電話メモを作る |
| 「貸したくない」 | 「お金を貸す以外に、窓口相談や書類整理なら手伝える」 | 支援制度や相談先を探す |
家族ができることは、すぐにお金を出すことだけではありません。
契約書を見る、管理会社への連絡文を一緒に作る、自治体の相談窓口を探す、家計を見える化することも支えになります。
管理会社や貸主との話がこじれたら、外の相談先を使います
更新料や家賃の支払いで管理会社と話しているうちに、説明が分からない、請求内容に納得できない、退去を急がされている、保証会社から連絡が来ているなど、不安が強くなることがあります。
その場合は、一人で判断せず、外の相談先を使ってください。
国土交通省は、民間賃貸住宅に関する相談窓口として、国民生活センター、全国賃貸住宅経営者協会連合会、日本賃貸住宅管理協会、不動産適正取引推進機構などを紹介しています。また、賃貸住宅の紛争解決のための裁判以外の方法としてADRも紹介されています。
| 困っていること | 相談先の例 | 持っておくもの |
|---|---|---|
| 契約内容が分からない | 管理会社、住まいるダイヤル、消費生活センター | 契約書、更新案内、重要事項説明書 |
| 請求額に納得できない | 消費生活センター、住宅相談窓口 | 請求書、見積書、メール記録 |
| 家賃滞納もある | 自治体、自立相談支援機関、法テラス | 通帳、家賃明細、収入資料 |
| 退去を急がされている | 法テラス、弁護士会、住宅相談窓口 | 契約書、通知書、やり取りの記録 |
| 保証会社から連絡がある | 保証会社、法テラス、自治体相談 | 保証委託契約書、督促状 |
| どこに相談すべきか分からない | 消費者ホットライン188、自治体窓口 | 困っている内容をメモした紙 |
住まいるダイヤルは、国土交通大臣指定の住宅専門の相談窓口として、住まいの困りごとに関する電話相談などを案内しています。住宅の契約やトラブルでどこに聞けばよいか分からないときの確認先の一つです。
消費者庁の消費者ホットライン188は、困ったときに身近な消費生活センターや相談窓口を案内する窓口です。賃貸契約や請求で不安があるときも、相談先を探す入り口になります。
更新後も同じ家賃を払えるか、ここで一度見直します
今回だけ更新料を何とか払えても、今後の家賃が毎月ぎりぎりなら、同じ不安が続きます。
更新時期は、住み続けるか、家計を見直すか、住み替えを考えるかの節目です。
| 見直すこと | 確認する内容 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 家賃割合 | 収入に対して家賃が重すぎないか | 毎月赤字なら住み替えや支援も考える |
| 固定費 | 通信費、保険料、サブスク、車関連費 | 更新料を払う前に削れる固定費を探す |
| 収入 | 仕事、年金、手当、家族の協力 | 収入減が一時的か長期かを見る |
| 更新後の2年間 | 同じ家賃を続けて払えるか | 次の更新までの見通しを立てる |
| 住み替え | 初期費用、保証人、地域、通勤通院 | 更新料より引っ越し費用が大きい場合もある |
| 公的支援 | 住居確保給付金、生活困窮相談、福祉窓口 | 早めに対象になるか確認する |
更新料が払えないことは、単発の問題のように見えます。
でも、実際には「今の家賃を今後も続けられるか」という家計の問題が隠れていることがあります。
更新だけに意識を向けず、更新後の暮らしも見てください。
今日できる一歩は、管理会社に連絡する前のメモを作ることです
家賃の更新料が払えないとき、今日すぐ結論を出さなくても大丈夫です。
ただ、何もせず期限を過ぎるのは避けたいところです。
まず、次の表を作ってください。
| 書くこと | 自分のメモ |
|---|---|
| 更新料の金額 | |
| 更新事務手数料・保険料・保証料 | |
| 支払期限 | |
| 今月の家賃を払えるか | |
| 今すぐ払える金額 | |
| 次に払える日 | |
| 相談したい内容 |
管理会社へ連絡するときは、次の一文でかまいません。
「更新料の支払いについて相談したくご連絡しました。期限までに全額の支払いが難しいため、○日に○万円、残りを○日に支払う形で相談できないでしょうか。」
もし家賃も遅れそうなら、そこも隠さず伝えてください。
「今月の家賃についても支払いが厳しい状況です。住み続けたい意思はあります。支払予定と相談先を整理しているため、対応について確認させてください。」
更新料が払えないと、住まいごと失うような不安に飲み込まれます。
でも、最初にすることは、退去を決めることでも、借金をすることでもありません。
金額、期限、払える日、相談先を紙に出すことです。
今日は、問題を一人で抱える日ではなく、管理会社に伝えるためのメモを作る日。
そのメモがあれば、次の電話も、家族への相談も、自治体窓口への相談も、少しだけ落ち着いて進められます。
出典・確認先メモ
- 国土交通省「民間賃貸住宅」:入居時・更新時に必要となる費用、退去・解約の申し入れ時期や条件、賃貸住宅トラブルの相談先を確認する参考先です。
- 厚生労働省「住居確保給付金」:離職・廃業や収入減などで住居を失うおそれがある場合、一定要件のもと家賃相当額を支給する制度を確認する参考先です。
- 厚生労働省「生活困窮者自立支援制度」:生活の困りごと、不安、家計改善支援、住居確保給付金などを相談する制度を確認する参考先です。
- 住まいるダイヤル:国土交通大臣指定の住宅専門の相談窓口として、住まいの困りごとに関する相談先を確認する参考先です。
- 消費者庁「消費者ホットライン188」:賃貸契約や請求などで困ったとき、身近な消費生活センターや相談窓口につながる相談先を確認する参考先です。


















